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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

リスク論。 risk theory

2020-04-03 20:24:23 | 日記
 (1)先の見えない現実に起きている脅威、恐怖というのは予防、心理面で大変だ。富士山が噴火すれば大量の火山灰が首都を襲い首都機能がマヒする試算が公表されたが、江戸寛永後いつ発生するのかはまだわからない。

 南海トラフ巨大地震は専門家が今後30年の間に80%の確率で発生すると述べて、関係自治体では防災、住民避難計画など対策が検討されている。巨大地震が30年の間に80%の確率で発生というのは高い確率で、関係自治体、住民にとっては覚悟も準備も対策も富士山噴火とは比較にならない現実性を持って受け取られて「いざ」という時の心構えはできている。

 (2)新型ウイルス感染流行拡大は日本国内も世界も感染者の増加が続いて、ピークは見えずに先行きの見えない不安、カオス(chaos)の中にある。日本では安倍首相が緊急事態宣言発令の「瀬戸際の状態がある程度長期続く」(報道)と述べて、対策を検討する政府専門家会議は東京など感染が拡大しているカテゴリー(category)感染拡大警戒地域では一定期間の外出自粛要請や学校の一斉休校について検討すべき(同)だとした。

 (3)4月新学期開始で3月中休校措置だった小中高授業を再開するとしていた方針も専門家会議の判断を受けて電車通学の多い都立高ではGW後まで休校として小中も追随するもの(報道)とみられている。

 子どもを抱える家庭からは「あと1か月もこの生活が続くのはつらい」(同)との声も聞かれる大変な事態だ。

 (4)先の見えない脅威、恐怖というのは努力、忍耐、辛抱で置き換えることもできずに、家族、子どもの負担は大きく重く増大する。生徒、教員、職員と構成関係者が「特定」できる学校では生徒、子どもは学校にいたほうが感染拡大から予防できるともいえて、家庭に長くいる方が父母、地域などからの感染影響の危険性もあるといえる。

 (5)子どもが感染すればそれを学校に持ち込んで感染流行拡大に直結する危険性もあるが、家庭にいるから感染予防は一定範囲に封じ込めるというのはクルーズ船留め置き初期対応で効果のなかったことがあきらかであり、どこにいても感染予防、対策をすることには変わりがないので、できうる予防対策を実施して生徒、子どもを構成者が特定できる学校授業、生活で過ごすことも方法論(methodology)として考えられる。

 (6)新型ウイルス感染流行拡大の日本の場合、原因が特定追跡できない事例もあるが多くは「不特定」多数の集まる場所、施設で発生しており、幸いに家庭から大量に感染拡大した事例はなく、休校が長引くことによる家庭、子どもの負担が大きく、重くなりリスクの大きさも考慮すれば、家庭、学校生活両立での感染予防のリスク論(risk theory)を考えることも大事だ。

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