(1)上には上がいるもので、今年の猛暑は日本だけのものではなく米国カリフォルニア州デスバレーでは52度を記録してまさしく死の谷化している。カリフォルニアは高温による山林火災も毎年のようにあり、トランプ大統領も地球温暖化はでっち上げなどと世界温室効果ガス規制協定から離脱するなどと言っている場合ではないだろう。
北極圏でも30度超えで森林火災が発生している(報道)と聞いては氷雪が融解して海水量が高くなり0メートル地帯での水没危機が現実になる危険が頭をよぎる。
(2)あと2年すれば丁度この時期に2020年東京五輪が開催されるが、今日的現状を見ればとてもまともな競技環境など維持、期待できないだろう。東京五輪組織委員会では多くの早朝競技開始種目を考えているようだが、とても世界の注目するスポーツの祭典の五輪をこの時期に開催することは考えられない今年の異常な気候条件だ。
(3)1964年東京五輪はさわやかな秋空のもっとも晴れの確率の高い10月10日が開会式に選ばれて、スポーツの秋を堪能したものだ。しかし近現代五輪は米国のテレビ局資本が五輪放映権を取得して発言権を持ち、米国主要国内スポーツが佳境に入る10月を避けて真夏に五輪を開催する日程が定着した。
競技時間も米国のゴールデンタイムに合わせて時差のある国では深夜、早朝での決勝レースもめずらしくなくなった。
(4)時差の問題はやむを得ないとしても、気候変動による異常な暑さの問題は別だ。アスリートの体調管理、健康、精神面での影響はあり、条件は同じといいながら競技者にも観戦者にも普通でない異様性はある。
2年後の夏の東京の気温、気候がどうなっているのかの偶然性はあるが、温室効果ガス排出による地球温暖化が今後2年で解決、解消するはずもなく、酷暑が続く可能性は高い。
(5)東京五輪の場合は米国ゴールデンタイムに合わせると、時差15時間で日本時間の深夜、早朝ということになり幾分酷暑対策にはなるのかもしれないが、夜でも30度を下回らないこの次期の五輪開催には無理、限度がある。
パラドックス(paradox)として世界が地球温暖化対策の必要性を考えるならば、世界注目のスポーツイベントを真夏の時期に開催することは地球温暖化を無視するアンチテーゼの意義、効果もあるのかもしれないが、そんなことをいっている場合ではないだろう。
(6)五輪開催は運営経費の暴騰、施設建設負担、有効活用計画のむずかしさでかってほどの国威発揚、国際的評価の場でもなくなって、さらに真夏の開催で日程、スケジュールに工夫も求められてむずかしく、開催立候補国の意欲も高くなくなってきている。
2020年東京五輪がどういう気候条件、環境で実施されるのかはわからないが、今日的な世界の酷暑を考えると五輪開催時期の課題、検討につながる問題となることも考えられる岐路(stand at the crossroads of opening to the olympic games)だ。
北極圏でも30度超えで森林火災が発生している(報道)と聞いては氷雪が融解して海水量が高くなり0メートル地帯での水没危機が現実になる危険が頭をよぎる。
(2)あと2年すれば丁度この時期に2020年東京五輪が開催されるが、今日的現状を見ればとてもまともな競技環境など維持、期待できないだろう。東京五輪組織委員会では多くの早朝競技開始種目を考えているようだが、とても世界の注目するスポーツの祭典の五輪をこの時期に開催することは考えられない今年の異常な気候条件だ。
(3)1964年東京五輪はさわやかな秋空のもっとも晴れの確率の高い10月10日が開会式に選ばれて、スポーツの秋を堪能したものだ。しかし近現代五輪は米国のテレビ局資本が五輪放映権を取得して発言権を持ち、米国主要国内スポーツが佳境に入る10月を避けて真夏に五輪を開催する日程が定着した。
競技時間も米国のゴールデンタイムに合わせて時差のある国では深夜、早朝での決勝レースもめずらしくなくなった。
(4)時差の問題はやむを得ないとしても、気候変動による異常な暑さの問題は別だ。アスリートの体調管理、健康、精神面での影響はあり、条件は同じといいながら競技者にも観戦者にも普通でない異様性はある。
2年後の夏の東京の気温、気候がどうなっているのかの偶然性はあるが、温室効果ガス排出による地球温暖化が今後2年で解決、解消するはずもなく、酷暑が続く可能性は高い。
(5)東京五輪の場合は米国ゴールデンタイムに合わせると、時差15時間で日本時間の深夜、早朝ということになり幾分酷暑対策にはなるのかもしれないが、夜でも30度を下回らないこの次期の五輪開催には無理、限度がある。
パラドックス(paradox)として世界が地球温暖化対策の必要性を考えるならば、世界注目のスポーツイベントを真夏の時期に開催することは地球温暖化を無視するアンチテーゼの意義、効果もあるのかもしれないが、そんなことをいっている場合ではないだろう。
(6)五輪開催は運営経費の暴騰、施設建設負担、有効活用計画のむずかしさでかってほどの国威発揚、国際的評価の場でもなくなって、さらに真夏の開催で日程、スケジュールに工夫も求められてむずかしく、開催立候補国の意欲も高くなくなってきている。
2020年東京五輪がどういう気候条件、環境で実施されるのかはわからないが、今日的な世界の酷暑を考えると五輪開催時期の課題、検討につながる問題となることも考えられる岐路(stand at the crossroads of opening to the olympic games)だ。