高い塀で囲まれたこの宿泊施設 鉄の門を閉めれば外部とは隔離される。
ここのトイレは30メートル位離れた塀の角にある。
入口の木戸を ギィ~・・と開けると
3帖位の広さの土間にアラブ式便器(和式の様な金隠しは無い)がポツン
壁面にかわいい蛇口が1つとプラスチックの水差しが(手動式?シャワレットである)
備え付けのペーパーは無い。(現地の人は紙は使わない)
天井は無い 青天井である。
夜は唐辛子を吊るしたような明かりが一応灯っている。
夜は懐中電灯で足元を照らしてトイレに・・・である。
夕食後は 同じ 旅 と言う趣味の仲間同士、話は盛り上がりワイワイ楽しくおしゃべりで過ごす。
こんな時間が旅の醍醐味である。
今回のお仲間に 87歳のご婦人が一人参加していた。
足腰は大変丈夫、すごく元気な方である。87歳と言えば大正10年生まれ、母と同じ歳である。
この方が夜中に懐中電灯でトイレに行ったのはいいが 自分の部屋が分からなくなり
ウロウロ、ウロウロ・・・と夫たちの部屋?へ 夫と同室の方は暗闇をウロウロする明かりと陰に
背筋が寒くなり お化けかゆうれい?・・・と思ったとか、
添乗員さんが気が付き事なきをえたらしいが
翌日彼曰く 「いや~ 昨夜は驚いたよ 牡丹灯籠 だったよ~・・・」とまた話は盛り上がった。