イカル
2011-02-03 | 野鳥
今日は節分 子供の頃は何処の家からも「鬼は外福は内」の声が聞こえたものだが最近はとんと耳にしない 我が家でも子供が小さいうちはやった記憶があるが いつの頃からかさっぱりやらなくなってしまった
イカルの群れが今年もやってきた
100羽ほどの群で忙しそうに落ち葉を引っ掻き回していた
パチパチとなにか潰しているような音が盛んにしている
木の実を嘴に咥え回すようにして中の種を取り出して食べることから「まめまわし」の俗名がある
古名はイカルガ(斑鳩) 奈良県の斑鳩に住む鳥がその由来
地名が鳥名になった珍しい例
明治時代の鳥類目録には「マメマワシ」「イカル」が併記されていたそうだ
聖徳太子の「和をもって貴しとなす」はこのイカルが仲良くしているのに太子が感じ入ったことがきっかけと言われている
抱卵のメスにオスが給餌にやってくる
加えてメスが巣を離れるときは巣の内外で鳴き交わしオスが迎えに来てから2羽で一緒に出かけ メスが巣に戻るときは必ずオスが巣まで送り届ける
イカルの夫婦仲の良さは鳥の中ではダントツだ 見習わなくちゃ
体長23cm アトリ科 黒い頭巾に黄色い嘴 地鳴きはキョッキョッ
囀りは口笛を吹くようにコーキーコキーコーキーと澄んだ長閑な節回しだそうだがいまだ聞いた事がない
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