ユリ科の中国原産の多年草
薬用植物として渡来し、鱗茎を薬用に使う
5~6月頃に掘り出し、鱗片を剥がして水洗いしながら外側のコルク皮捨てて日干しにする
薬効は、咳止め、痰切、排膿、催乳、止血、解熱など
花期は早春、3~4月ころ
茎頂に2つほどの花を下向きに咲かせる
花は鐘型で、淡黄緑色、内側に編み笠のような黒紫色の文様がある
この模様から、別名アミガサユリの名が付いた
3cm程の花で、花被片は6個有る
地下の鱗茎は白く、厚い2枚の鱗片が向き合っており、貝に見立てて貝母の名が付いた
鱗茎をはじめ全草にアルカロイドが含まれる
果実は6角形で、扁平な翼を縦に付けている