前回ブログでテニスの試合撮影中に熱中症になった記事を書きましたが、本当に今年の猛暑は異常ですね。
普通の年なら、休みの日には10時位まではウッドデッキでアイスコーヒを飲みながらくつろぐのに、今年は梅雨明けしてから朝から既に外は暑くて一度もウッドデッキでくつろいでいません。
そこで、どうしているかと言えば、ニュースで今年良く聞く「ためらわずにエアコンを使って下さい」に習って、エアコン点けっぱなし状態。
さて、気になるのが電気代。
実は今週月曜日に妻が朝出かける時にエアコンのスイッチを切り忘れて、一日点いていました。
しかも、この日観測至上最高の41度台を埼玉県で記録した日でした。
格好の状況確認に適した状況でした。
早速、その状況を見てみましょう。
これが、23日(月)の至上最高気温記録の日のエアコン点けっぱなし(27度設定)の状況です。
次に、比較用として日中帯エアコンを止めていた翌日24日(火)のグラフです。
見るべきところは、朝8時~14時までの下に向いた消費電力のグラフの大きさの違いです。
下側の写真は、エアコンを駆動しなかった時のものですから、冷蔵庫や24時間換気や待機電力による人間で云うところの基礎代謝エネルギー的な部分です。
ですから、上の写真の同じ時間帯で、その分を飛び出した部分が、純粋にエアコンによる消費分となります。
3時以降は人が居たのでTVや家電製品を使っているので純粋なエアコンの値は取れません。
(逆に7月23日は、帰って来てエアコンの点けっぱなしで、部屋中が冷えていたのに気が付いて一旦スイッチを切ったので15時の消費が落ちています)
下の写真で、基礎代謝的な電力は、ほぼ1目盛り付近で一定ですから 「0.4kW/h」です。
上の写真で見ると、一番消費電力が多かった12時付近でもオーバーした量は1目盛りまで達していません。
基礎代謝的消費電力を差し引いたエアコンでの消費電力は、
僅か「0.2kWh」程度
と云ったところです。
これってやっぱり凄いですね。
夜間の時間帯に生活で消費する電力量より遥に少ないです。
あらためて、一条工務店の「断熱性能」「気密性能」と、24時間換気システム「ロスガード90」の「熱交換性能」の高さの表れだと実感しました。
古い家の時にはリアルタイムに消費電力を知る術が無かったので、こんな比較は出来ませんでしたがエアコン点けっぱなしなんかにしたら、大変な電力量の消費になって居たはずです。
実際、古い家のときの夏の光熱費は冬の暖房費に匹敵いや、超えるくらいでしたから、今年のこの暑さではそれはそれは恐ろしい事態になっていたと思います。
過去の高熱費の情報は過去のブログに掲載していますので、参考にこの行をクリックして見てください。
古い家の時の2010年8月などは光熱費約3万円ですよ!
普通の造りの家と、一条の家の違いが一目瞭然だと云うことが明らかです。
再度書きますが、窓や壁、そして床や天井全ての断熱性能と気密性、24時間換気システムの両立が無いと、これは実現できませんョ。
他メーカの場合、断熱性能や特に24時間換気の熱交換性能が劣っていたりする場合があるので、これだけの性能が引き出せないと云うことも有るようです。
一条工務店の断熱性能の理由がわかる情報は過去の建築中のブログを参考に見てください。
今回、たまたま日中不在でTVなどの他の消費が無く、エアコンだけが動いた状態の貴重なデータが偶然取れたので記録としてブログしました。
皆さんもこれから家を建てようとして興味のある方は研究してみてください。
1Fにある床暖房用の室外機が夏はエアコン用になる200Vのエアコンたった一台で、家中涼しく爽やかな生活が出来ます。
PS.
最近、夏のエアコンも常時点けっぱなしの方が全体の消費電力が少ないと云った噂を耳にしますが、24日のグラフ見ても分かるように止まっていたエアコンを15時に始動したときの起動消費電力量(その他TVなどの消費電力も含む)は「+0.8kW/h」です。
これを、6時間(8時~14時)の平均にしたとしても「0.13kW」ですから、「使わない時は止めておいた方が良い結果」となっています。
断熱性能が悪い家で、日中に内壁が熱くなったりする場合には「常時点けっぱなし」が有効な場合もあるのでしょうか?
この噂の信憑性は不明です。
それに、日中は太陽光発電の電力を少しでも売電した方がお得ですから、我が家的には全く不要な対策ですね。