先月のブログに書いた甲状腺腫瘍の細胞診の予約の日が今日だった。
会社を午後休んで表参道にある伊藤病院で首に針を刺してきた。
一般の診察やエコー検査は予約は一切無いが、細胞診のための組織を取る検査は予約制のため2時間とか待つ事も無く1時間位で全て終わった。
やっぱり、待っている間はどこか不安がよぎる。
どれくらい痛いのだろうか?
直ぐ終わるのだろうか?
40分位待って、自分の名前が呼ばれた。
名前を聞かれ、ベッドに寝かされた。
「針を刺す時にはつばを呑んだりしないでくださいね」と云われたが、そう言われると余計にゴックンしたくなる。
じっと我慢。
「消毒します」
「はい!刺しますよ。 少しチクッとします~」
管の付いた注射器の先の針を喉の脇から刺した・・・・
「あれ? 蚊が刺したのか?」 その程度の痛みが一瞬したが、その後痛みは無かった。
先生はエコーを見ながら目標物に針を刺して、もう一人の先生が注射器を引いて吸い取るような状況にした。
でも、血などは注射器の中へ流れ込んだりしなかった。
良く見えなかったが、注射針か管の辺りまでしか血や組織は入らないみたいだ。
3分位で終わってしまった。
この年になっても針を刺されるのは怖い物だ。 子供が泣くのも無理は無い。
しかも、表面ではなく首の脇から奥まで刺すのだと思うとぞっとする。
帰りは、23年振り位に地下鉄表参道駅から千代田線に乗って帰った。
昔、青山の勤務地だった時に何時も通っていたルートだ。
丁度地下鉄サリン事件が起きる1年前まで地下鉄で青山に通っていた。
霞が関駅も当然途中駅だった。
あの事件が報道された時に、妻と「事件前に勤務地が変わっていて良かったね」と胸をなで下ろしたのを思い出す。
もしかすると、事件に巻き込まれていたかも知れないと思うとぞッとする。
もし病気に侵されなくても人は死ぬときは死ぬ。
できるだけ死なない様に自分で努力する必要はあると思う。
先生は、私の腫瘍に対する検査についての必要性についてあまり無いのではないかと云われていたが、今後ずっと心配しながら生きて行くのも嫌なので、お願いした。
検査結果は1週間後に出ると云う。