大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

厳しい自力再生への道

2009年05月21日 | Weblog



    


GMは5月末までに、追加再建計画案の提出を迫られて

いますが、5月中旬に入っても再建に向けた力強い話題が

伝わってこないどころか、日本の民事再生法に相当する

米連邦破産法11条申請に備え準備が進んでいる

ニュースが伝わってきています。  

4月末にまとめられ、公表された債権者委員会の再建案の

内容では、GMに残すブランドはキャデラック、シボレー、

ビュイック、GMCの4ブランド、34車種として、これを

販売する系列販売店舗数を42%減らして、3605店舗に、

また、工場は2月の案より更に3工場削減して34工場と

スリム化する内容です。

リストラや工場の閉鎖などに伴う従業員の削減計画は

2万1000人で、4万人体制となります。

UAW(全米自動車労組)もこの人員圧縮は了解している

ようですが、もう一つのGMがUAWの運営する健康保険

組合の基金への出資する200億ドルについて、半分は

現金、残りは新会社の株式で受取る案にも同意している

ようにも伝わってきています。         

政府が投入した公的資金の200億ドルについて、半分を

減免し、半分を新会社株式で受取る案も、共に認められた

場合は、新会社株式の50%を政府が保有することになり

GMは「国営自動車会社」、ガバメントモーターズとなり、

UAWが39%の株式を保有する経営者となります。

政府と労働組合が経営する強力な力を備えた自動車

会社の出現を見ることになります。 

経営者がストを打つ場面が見られるかも知れません。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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