4月度の自動車販売台数は、16万6000台余と前年
同期比でマイナス28.6%(軽自動車のぞく)昭和43年
以来の数字となり、平成3年のピーク時に比べ実に1/3と
非常に大きな落ち込みを記録しました。
軽自動車を含む台数では、28万4035台で、マイナス
23%で、軽自動車へのシフトがうかがえます。
しかし、環境適応車を投入したホンダはプラス4%となり
ましたが、発売が5月にずれ込んだトヨタや日産は30%
を超える落ち込みとなっています。
政府は4月10日に遡って、環境適応車の支援制度の
適用を決めていますが、現在のところ効果が限定的では
ないかとの悲観的な見方が早くも出ています。
燃費や排ガスで必要な環境基準を満たす性能を認定
された車を購入する際には、5万円から25万円の支援を
受けられ、新車登録から13年を越える車を廃車にして
200万円超のハイブリッド車に乗り換えるときには、
補助金25万円と自動車取得税と自動車重量税が免税と
なり免税分、約15万円とで合計40万円ほども、安く購入
できることになります。
ドイツなど欧州で採用されている「スクラップインセンテイブ」
制度に倣ったものですが、ドイツの制度では9年超で、
33万円と幅広く有利な条件を備えた制度になっています。
政府は、3700億円の予算を組んで、補充金による需要増を
61万台、減免税による需要増を31万台、合計で100万台の
需要の押上効果を見込んでいますが、さてどうでしょうか?
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?