10日足らず前に、新型インフルエンザの国内幹線者の
確認情報が出るまでは、企業関係ではすでに取組が
始まっていましたが、一般家庭では不安はあってもマスクの
購入や消毒液の準備などの具体でキナ備えに向けた
行動は顕著ではありませんでした。
ところが、阪神間で感染者が増加し、広がりが具体化すると
都市周辺にも不安が広まり、ドラッグストアーの店頭から
瞬く間にマスクが消えてしまいました。
商品棚には品切れお詫びの紙が虚しく張られているのみです。
市販品の中心は不織布の三層構造のサージカルマスクと
呼ばれているものが主流のようです。
マスクの内部にはフィルターが挟み込まれていて、ウィルスや
細菌を静電気で吸着して、人体内に吸い込まれるのを防止
しますが、乾燥するとウィルスは1μ(0.001mm=
1000分の1ミリメートル)以下にもなって、静電フィルターを
通り抜けて体内に入り込んでしまいます。
ウィルスが人体の細胞に取り付くために備えている突起を
包み込んでウィルスの働きを止めてしまう抗体を、フィルターの
敷き詰めておいて、ウィルスを無力化する抗体マスクの
開発が進められています。
ワクチン造りと同様に鶏の受精卵が必要ですが、鶏卵の
30倍もの大きさのあるダチョウの卵の活用がここでも
脚光を浴びています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?