近年の食糧価格の高騰は、世界で食糧を満足に入手
出来ない人たちを直撃しています。
更に、今後20年間は、発展途上国を中心に毎年1億人
づつ人口増加が増加すると想定されています。
現在、全世界で9億人以上の人が飢えで苦しんでいて
これらの人々の救済と増加する人口に備えるためには
食糧の確保と安定的な供給が緊急課題となっています。
チリのチチカカ湖周辺が原産地とされるジャガイモは、
現在中南米から15世紀にスペイン人によってヨーロッパ
へもたらされてからは、改良が進み、南から北の寒冷地
のポーランド、ロシア辺りまで広く栽培されています。
1990年代までは、ヨーロッパ地域が生産の中心地
だったのが、現在の世界の生産量、約3億トンの内
約半数が開発途上国で収穫されています。
食糧危機に備える柱にジャガイモを据えて、今年を
国際イモ年と位置づけて国連食糧農業機構(FAO)は
広く栽培の普及・促進を図っています。
日本の主産地の北海道では、JAようてい(倶知安町)
が36種類ものジャガイモを植えて、多彩のジャガイモ
の花で人々を集めてPRを行うなど、日本国内でも、
ジャガイモを主役にした催しが広く行われました。
北朝鮮や北欧の食糧危機の時代に大活躍をした実績を
持つジャガイモを初めとする、イモ類が食糧危機時代の
救世主となる期待は、非常に大きいものがあります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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