大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

ビッグ3に吸い込まれる環境技術開発資金

2008年12月26日 | Weblog


 


12月19日にブッシュ大統領は、経営危機に瀕している

GMとクライスラー両社に対して総額174億ドルのつなぎ

融資の支出を決定しました。

自動車産業界の環境技術開発支援に 備えて、議会で

予算化が決定されている250億ドルの中から、転用して

緊急融資されるものです。       

来年の3月中に債務と人件費の大幅な削減について

国民や議会を納得させることが出来る合理化計画書の

提出が求められていて、もし、内容が充たされていない

場合には、経営破綻に直結します。

GMのワゴナー会長は、融資への謝意とともに新車の

品質改善や環境技術の向上に努めると述べています。

この資金が当初の支援目的である、次世代の車の

環境技術向上に、どれほど生かされるかは極めて

疑問で、当座の運転資金に消えてしまうのではないかと

する悲観的な見方が少なくありません。      

燃料電池自動車やプラグイン電気自動車などの開発に

アメリカ国内では多くの企業や研究所が取り組んでいます。

実用化にこぎつけるには長期的な、かつ大規模な投資が

必要であり、政府の強力なバックアップが不可欠です。

開発競争が激化している世界の自動車産業界の中で、

本来の目的外に資金が転用され、ビッグ3に開発支援金

が吸い込まれてしまうことは、アメリカの自動車産業の

将来に大きな不安を抱かせることになります。     

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?






  





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