9月6日3時7分、北海道胆振地方中東部の深さ
約35kmを震源とするM6・7の地震が発生した。
この地震により勇払郡厚真町で最大震度7を
観測し、隣町の安平町で震度6強、千歳市で
震度6弱、また札幌市北区、苫小牧市、江別市、
恵庭市などで震度5強、函館市、室蘭市、岩見
沢市、石狩市などで震度5弱の揺れを観測した。
この地震の発震機構は東北東-西南西方向に
圧力軸を持つ逆断層型で、 地殻内で発生した
地震だった。
その後、この地震の震源を含む南北約30kmの
領域で活発な地震活動が続き、本震直後の3時
3時20頃にはM5・5の余震を観測したほか、
翌朝までに60回を超えるM1超の余震を観測。
今回の地震の震源西側には、石狩低地東縁
断層帯が存在しており、 1997年10月以降の
活動歴では、今回の地震の震源付近では、
M4.0程度以上 の地震が時々発生している。
2017年7月12月日 には、今回の地震の震央から
北西に約15km 離れた場所を震源とするM5・1、
最大震度5弱が発生している。
これまでもM5・0 以上の地震が時々発生して
いたが、M6・0を超 える地震は今回が初めて。
また、今 回の地震の震央から南東に約80km
離れた太平洋で,「昭和57年(1982年)浦河沖
地震」 が発生、負傷者167人などの被害が出た。
胆振地方東部・日高地方から浦河沖の周辺では、
陸域で通常発生する地殻内の地震よりも深い
場所でも地震が多く発生する特徴が見られ、
今回の地震活動は、このような特 徴がある
地域で発生したものとしている。
(地震調査研究推進本部 地震調査委員会)
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