こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

いやぁ~映画って…

2008-06-11 22:57:44 | ひとり言
ホントにすばらしいものですねぇ~。
で有名な映画評論家の水野晴郎氏が亡くなられましたね。以前にも広川太一郎氏の訃報を聞いて、我がおバカなJK時代を思い出したオババでありましたが、またもや思い出してしまいました。
高校三年のとき、文化祭の講演会に「誰を呼ぼうか?」と言うことになり、全校生のアンケートの結果、水野晴郎氏になりました。その当時、岡山県出身で一世を風靡していたのは水野晴郎氏くらいなもんだったのです(いや、他にもいらっしゃったんだと思いますが…)。一時間かそこらの講演で何十万円かの依頼料だったと思います(はっきり覚えておりませんが、二十万だったか、三十万だったか???)。
そんな貴重な講演を聴いたにもかかわらず、ワタクシ、水野さんが何を話されたのかは全く覚えておりません!(大汗)たぶん、幼少時代に苦労された話とか映画に魅了された話だったんでしょう。

高校を卒業して上京して3ヵ月くらい経ったとき、偶然にも水野さんとお話する機会を得ました。
「○○高校の出身者です。講演お聞きしました」
とかなんとか言ったんでしょうね。私…。水野さんよりその横にいたマネージャーさんの方が、「ああ、○○高校の!」と反応が良かったのを覚えています。
そして水野さん、私に一言。
「男に騙されないようにしなさいね」
「…!?」

あの「映画ってホントーに素晴しいものですね」
と人に夢を与えるようなコメントをニコヤカに発信していたあの水野晴郎が…
おとこにぃ~、だまされないよーにぃ~
と言ったことに、その当時、正真正銘のウブな乙女ちゃんだったオババはすんごぉ~くショックを覚え、虚像と実像のギャップを生まれて初めて垣間見たわけでございます。

まぁ、この歳になればねぇ~、あんなお嬢様学校出の世間知らずの田舎娘に、同郷のよしみでアドバイスしたんだろうとは思いますがねぇ~。今思えば、自分の親より歳が上だしねぇ~。あはは。だが、オババのトラウマは…消えていない…(爆)。

でも水野氏のおかげで(?)、こうして男に騙されることなく(一度くらいは騙されてみたかったかなぁ~爆)、東京で逞しく生きております。
水野氏のご冥福をお祈りいたします。