こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

度重なり…

2009-05-31 21:10:49 | ひとり言
友人のお母様の告別式に出席。
先月、別の友人のお父様のお通夜に出たばかり…。
今日はそのお父様の四十九日でもありました。また、別の知人のお父様の三回忌でもあり…。自分の年齢を考えると、そういうことが起こりうるピーク時…と言うことなんだろうけど…。

個人差は多少あるとは思うももの、やっぱり父親より母親を亡くすことの方が辛いと思う(全国のおとーさん!すまん!)。母親を亡くすことは一生の中で、一番辛いことだと思う。母親の存在は、事実上無力であったとしても、大きい。存在自体が別格なのね。

訃報を受けるたびに、残り少ないこの世の人生を、楽しく笑って生きていけたら…と思う。

阿佐ヶ谷で

2009-05-30 22:51:42 | どーでもいいこと
友人がお芝居をするので観に行きました。
阿佐ヶ谷と言えば、『黄色い涙』の舞台だったかな?
中央線に乗ったら、吉祥寺まで行ってしまいました。中央線は平日と土日の運転が違うんだったねー。知ってたのに…ホント、学習しろ!って感じです。トホホ…。

灯台下暗し…

2009-05-29 21:11:08 | どーでもいいこと
『秘密のケンミンショー』の特設物産コーナーが、上野駅構内に5月いっぱいまで開かれていると言うのを番組で告知していたので、上野駅の何処にあるんだろー?とは思っていました。が、灯台下暗し~だねー。毎日その横通っているじゃん、アタシっ…。全然気づかなかったわぁ(笑)。まぁ、そもそもそこは、いろんなところの物産品を売っている場所なので、あんまり変化に気づかなかったんですけどねー。

ざっと見て回ったけど、特に私の心を鷲掴みしたものは売られていませんでした。そうだよねー。お饅頭入りの赤飯のおにぎりとか、赤飯のおにぎりが入っている紅白饅頭とか、寒天の中にサラダが入っているものとか、他地方の人間には想像を絶するようなものは、東京ではあんまり売れなさそうだし、だいたい保存もきかないしね。
しかし、毎週のように観ているわりには、その内容がうろ覚えで…。上記に挙げたもの、どこの地方の食べ物だったけなぁ~?(汗)

イップス

2009-05-28 23:30:24 | 今さら日記
遅まきながら、奥田英朗の『空中ブランコ』を読みました。
短編が5作品。
これらの主人公、精神科医の伊良部一郎…。絶対、現実にはお会いしたくないと思う人物だけど、なぜ本の中だと、こんなにも興味深い人物になるんだろう?
「普通の人の、普通なものに、お金は払いたくないでしょ?」
とある友人が言っておりました。確かに…。
現実の社会を逸脱しているからこそ、人の心を捉えることができるんだろうねー。こわいもの見たさ…みたいな…。凡人の私は特に…。

さて、この短編に出てくる悩める人々の共通点…。一言で言うと、『ホットコーナー』に出てくるワード、「イップス」に集約されるのではないかと思った。
「イップス」
…初めて聞いた言葉だったけど…。

イップスとは、精神的な原因によりスポーツの動作に支障をきたす運動障害…。

1930年代にプロゴルファーのトミー・アーマーがこの症状により、トーナメントから退いたというのが起こりとか…。

いわゆるスランプの重症型って感じでしょうか?追う者より、熟練した追われる者がかかりやすい症状です。別にスポーツに限らず、追われる者のプレッシャーが病的に身体に表現されることになるようですが、立場の差こそあれ、結構日常茶飯事にあることなんじゃないかなぁ~と思うのです。追う者より追われる者の方が辛い…。日常生活、普通に会社員やってても、仕事を教わる人より、教える方が辛かったりとか…。

でもねー。追う者が追われる者より凌駕することで、世の中は進歩し、発展する。それが世の習いなのは事実…。そしていずれ、今追う者がやがて追われるようになる…。
ある意味諦めと言うか、容認と言うか…当たり前のことなんだ、人類の発展の上では好ましいことだ…世の中、変わっていくんだから…。
もっと世の中の自然な流れのなかのひとつとして、素直に受け入れられたら…、一般的に常識として受け入れられたら、「イップス」なんて無くなるのかな?

でもやっぱり、凡人にはわからない、苦悩なんだろうなぁ~。
凡人には…ある意味、「イップス」を経験出来る立場が羨ましいと無責任にも思えるもの…。
そんな意味で、『空中ブランコ』…、めちゃ切ない小説だなぁ~。

赤面。

2009-05-26 22:02:24 | ひとり言
オババ、齢ン十ン歳にして妊婦さんと間違えられる!
これを赤面せずに語られようか?

今日は胸の下で切りかえのあるお洋服を着ておりました。そして電車の中ではマスク着用…。だからなんでしょうねー。間違えられたの…。
私が立っていた前の人の隣に座っていたマスクした30代後半とおぼしき男性が、急に席を立ち、私に向かってジェスチャーで、「お腹に赤ちゃんいるんでしょ?どうぞ」と言ってきた(はい。ジェスチャーでしたが、明らかにそう言っておられました)。
オババ、驚く。そしてやはりジェスチャーで、
「いいえ、違います」
とお伝えしました。

もしかしたら、その方の奥様はお腹に赤ちゃんがいらっしゃるのかも?もしくは小さいお子さんがいるから、こうして電車ではマスクをしているのかな?
それにしてもなんて優しい!(ちょっと、あのジェスチャーは…恥ずかしかった…けど)
今日の失敗にめげずに、妊婦さんと思しき女性にはどんどん声をかけ、席を譲ってさしあげてね!

しかし、妊婦さんを見分けるのは、げに難しい…。

がんばれ、ニッポン人!

2009-05-25 21:20:24 | 今さら日記
友人が録画してくれていたものを観た。
ロシアのボリショイ・バレエ団で史上初の日本人ソリスト、岩田守弘のドキュメント。
あんなに伝統を重んじるロシアのバレエ団に、日本人が13年も在籍していたなんて知らなかった。正直、ビックリしました。まぁ、私がビックリするのも当たり前で、入団したものの、なかなか日本人だということで役がもらえなかったらしい…やっぱりね。でもプロがやるような役ではない、猿の役をやることで道が開けた。プライドは最大の足枷…。教訓です。自分が出来ることは何でも挑戦してみる。動かないと、道は閉ざされたまま…。

さて、岩田氏は今、38歳。ダンサーとしてはもう引退してもおかしくない年齢。それでも頑張っている。年齢…。個人差があるから。もう何歳だから辞めるとかじゃなくて、本当に体力の限界を感じて、もうこれ以上そのことに集中できない、表現ができない…人様にお見せ出来ないと感じるときまで、清清しく辞められるまで…頑張って欲しいな。

「人間は、(状況が)悪いときに成長する」

そうだなぁ~。
この前、ボリショイ・バレエ団が来日したとき、観たいなぁ~と思いつつもスルーしてしまった『明るい小川』。岩田氏が出演していたのね。なんとなぁ~く、出演者の欄に日本人の名前があったような記憶がボンヤリと…。後の祭だね。

生きるとは…

2009-05-24 21:10:24 | どーでもいいこと
今日は一日お家にひきこもり…。
30代まで、一日家にいるなんてこと、一年に一日あるかないかだったけど、この歳になると家にひきこもっていられるのが楽しくて仕方ない。特に何をするわけではないんだけどね。
さて、そんなわけでこんな私でもすぐに読める本、臨床心理学者の河合隼雄と作家の小川洋子の対談集、『生きるとは、自分の物語をつくること』を読んだ。
この対談はしばらく続く予定だったけど、河合氏が逝去され中断されたようだ。
河合氏と対談することによって、小川氏が意図もしなかった『博士の愛した数式』の登場人物たちの深い関連性を小川氏が気づき、彼女自身が作家としてどういうスタンスでいたらいいのかが分かり、気持ちが楽になったと言うことが書かれている。

随分前、遠藤周作が、
「作品は完成した後、作者を離れてひとり歩きする」みたいなことを書いていたのを思い出した。意図した以上に、作品はいろんなものを引き寄せるそうだ。

…人は、生きていくうえで難しい現実をどうやって受け入れていくかということに直面した時に、それをありのままの形では到底受け入れがたいので、自分の心の形に合うように、その人なりに現実を物語化して記憶にしていくという作業を、必ずやっていると思うんです…

これは小川氏のコメント。本の題名にもなってるかな。この作業が出来ない人が、いわゆる精神的疾患になり、社会に適応出来なくなるリスクが大きいとか。ここんところ、たまたま私が読んだ精神衛生関係の本(いや、私が広~い図書館をウロチョロせず、だいたい同じエリアで本を見つけてくるせいなんだけどね…エヘヘ…)には、自分の感情を自覚すること、それを言語化することが必要だとどの本にも共通して書かれてあった。

最近では妄想も市民権を得ている。妄想も心の栄養剤のようだ。自分の心の疲れをしっかり自覚し、時には妄想し、ガス抜きも必要のよう。

「望みがない時にどうするか」
→「のぞみがないときはひかりです」
私が一番好きなところ。

こだまとやまびこの差は知ってますか。東京駅で「おーい」って言うて、東北の方から「おーい」って返ってくるのが「やまびこ」、関西の方から返って来るのを「こだま」って言うの。

河合氏の茶目っ気のある話。こんなので喜んでいる私は、小学生なみ?

精神科医はビョーキ?

2009-05-22 21:09:41 | ひとりよがり
『精神科医というビョーキ』と言う本を読んだ。著者は九州在住の精神科医、富田伸(伸と書いて「おさむ」と読むらしい)。父親も3兄弟も精神科医と言うことで、父親が勤める病院で子供のころから患者さんたちとの交流があった環境に育っているそう。

何気に手に取って読み始めたんだけど、最初の“「ハナミズキの夢作業」より”はあんまり面白く感じなくて、途中でやめようかと思った。けど他に読むものがなかったので、なんとなく続きを読んでいたら、次の“「診察室の扉から」より”は意外にも面白かった。

何が面白いかって、この方の発想と表現が面白い。もしかしたら読んでいくうちに、面白く感じるように洗脳されたのかもしれないけど…(笑)。それに文面が優しい。読みやすいと言う意味じゃなくて、その人なりの優しさが漂うような文面。

初診はお見合いに近い…医者と相性が合わないと思えば、他の医者のところへ行けばいいとか、トラウマは奥深いお堂の中に鎮座する秘佛で、フラッシュ・バックと言うのはその秘佛がお姿を見せる「御開帳」だとか。その「御開帳」のときこそ、トラウマを治す最高のタイミングだとか。日本最古のひきこもりは天照大御神だとか…他にも沢山思わず膝を打つようなことが書かれている。長くなるから書かないけど…。

本を読んでもすぐに内容を忘れてしまう私…。
だから思った。読んだ本の核心の部分だけでも、私の中に秘佛として蓄積し、何か窮地に立たされたときに御開帳してくれたらいいのになぁ~と…。この本も秘佛として存在してくれればいいなぁ、と思える一冊でした。
最後にちょこっと、優しい文面を抜粋します。

「私の中の子ども時代の私(インナー・チャイルド)」を是非大切にしてもらいたいと思う。特に、辛く、寂しかった子ども時代を送ってきたあなたには…。あの頃は、誰もあなたのことを慰め、寄り添ってくれる人はいなかったかもしれない。でも今は違う。辛く、寂しかった子ども時代のあなたのことを、一番よく理解してくれていて、しかも、一番身近にいてくれる大人になった今のあなたがいるのだ。「君はよく頑張った。あの辛く寂しい時代をよく耐え抜いてきた。君は偉いよ。よしよし」とあの頃の自分を励ましてあげるのだ。その、今のあなたの思いは、もしかすると時空を超えるのではないかと僕は空想する。

報道の仕方

2009-05-21 23:46:50 | ひとり言
ちょっとやりすぎなんじゃないかな~?
N.Y.から帰国したふたりの女子高校生が新型インフルエンザに感染したことで、彼女らの成田から自宅までの経路、逐一カメラを通して追跡してたけど、彼女らのプライバシーはどうなるのかな?多感なときなんだよ。自責の念に必要以上に囚われなければいいけど…。将来に暗い影を落とさなきゃいいけど…。

なんかよってたかって報道を盾に、ネチネチといい大人が高校生を責め、いじめているような感が否めない。
戦時中の、「非国民!」とか「贅沢は敵だ!」とか言って、正義漢ぶって他人を裁く感じに似ているような気がする。もちろん私だって、「なんでこの時期に行っちゃったんだろう?」とは思うけど、こんな報道のされ方を見たら、ちょっと気の毒に思えてくる。

不景気にしてもそうだけど、なんで不安を煽る報道の仕方をするんだろう?日本人が平和ボケしているから、少々の表現では伝わらないとでも思っているのかな?
でもそのおかげで、精神的な面だけでなく、実際に経済的にも被害を被って、死活問題になりかねない人が沢山いる。表現の自由を主張するなら、その分責任もしっかり自覚して欲しいな…と思うのであります。

スマイル考

2009-05-20 23:21:51 | どーでもいいこと
ドラマ『スマイル』のロケ地のひとつである場所。我が仕事場の近くなので、画面で見るたびに、
「あー、あそこだぁ~」
と思いながら観ておりますが、このご時世、あんまり気持ちよく観てられる内容ではないですよねー。世の中、不景気や不安材料が多いときは、せめてドラマぐらいは明るいものがいい。私はね。
「笑顔は自分を守るための武器」とか、なんとか(←具体的なセリフは覚えていないけど)言うセリフがあったけど、確かに私もよく笑って誤魔化したりなんかする…エヘヘ…。だから、いつもニコニコして笑っているから、その笑顔に心がこもっているか…と言うことに甚だ疑問がある。確かにスマイルは潤滑油にはなるけどね。表面的に装っている、意図的なスマイルは正直辟易する。やっぱりスマイルには心も欲しい。だって、悪魔はニコニコしながらあなたに近寄ってくる…って言うじゃない。だから無邪気にスマイルを肯定出来ない。スマイルにほど遠い無愛想な人の方が、誠実だったりすることもあるし…。

随分前のドラマ『笑顔の法則』はホントに笑顔の良さを、のびやかに表現していて楽しいドラマだったな。いろんなスマイルがあるけど、魂のこもったスマイルを見分けたいと思う…って思う私は相当のひねくれ者か?
あ、とんがり○ーンのCM曲は、『スマイル』だったよねー。