友人のお母さんのところへ顔を出した。
一般病棟の一室で、照明はなく暗い一室。ナースステーションから離れてはいないけど、すぐ目につく場所ではない。
急に何かの機械のアラームが鳴った。けれど、看護師さんは来ない。
え?もしかして、これって、ナースステーションに聞こえてないの?
不安になって看護師さんに言いに行く。私が声をかけた看護師さんは担当ではないらしく、アラームを消して「すぐに来ますからお待ちくださいね」と言って出て行った。5分くらい経ったんだろうか?心配になって、アラームが鳴っていた機械を私は確かめていた。確かめたって、わけ分かんないんだけど、とにかく確かめられずにはいられず…。そうしているときに担当看護師さんが来た。
「○○さん(お母さんの名前)、こんにちは。今日の担当は△△です」
そう言って、お母さんの頭をなでた。
機械の操作をした後、また別の看護師さんが来た。
「ご家族の方ですか?」
「はい。姪っ子です」
とにかく待遇をよくしてもらいたいので、精一杯低姿勢。
「よろしくお願いしますね」
そして仕事に行かねばならなくなった時間になり、
「また来るね」
と私がお母さんに言ったら、
「来てね」
と、看護師さんが代わりに答えた。
目の前の患者がどれだけ身内に思われているのか、どれだけ大切な命なのか、看護師さんに伝える術はこんなことしかない。身内がひんぱんに顔を出し、それを何気に伝えないと、看護師さんたちに伝わらないのは事実…。きっとお母さんに話かけていた看護師さんたちも、私がそばにいたから、そうしたんだろうと思う。いや、いなくても同じように接していて欲しいと切に願う。
一般病棟の一室で、照明はなく暗い一室。ナースステーションから離れてはいないけど、すぐ目につく場所ではない。
急に何かの機械のアラームが鳴った。けれど、看護師さんは来ない。
え?もしかして、これって、ナースステーションに聞こえてないの?
不安になって看護師さんに言いに行く。私が声をかけた看護師さんは担当ではないらしく、アラームを消して「すぐに来ますからお待ちくださいね」と言って出て行った。5分くらい経ったんだろうか?心配になって、アラームが鳴っていた機械を私は確かめていた。確かめたって、わけ分かんないんだけど、とにかく確かめられずにはいられず…。そうしているときに担当看護師さんが来た。
「○○さん(お母さんの名前)、こんにちは。今日の担当は△△です」
そう言って、お母さんの頭をなでた。
機械の操作をした後、また別の看護師さんが来た。
「ご家族の方ですか?」
「はい。姪っ子です」
とにかく待遇をよくしてもらいたいので、精一杯低姿勢。
「よろしくお願いしますね」
そして仕事に行かねばならなくなった時間になり、
「また来るね」
と私がお母さんに言ったら、
「来てね」
と、看護師さんが代わりに答えた。
目の前の患者がどれだけ身内に思われているのか、どれだけ大切な命なのか、看護師さんに伝える術はこんなことしかない。身内がひんぱんに顔を出し、それを何気に伝えないと、看護師さんたちに伝わらないのは事実…。きっとお母さんに話かけていた看護師さんたちも、私がそばにいたから、そうしたんだろうと思う。いや、いなくても同じように接していて欲しいと切に願う。