こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

私がいたから?

2007-06-30 21:26:28 | ひとり言
友人のお母さんのところへ顔を出した。
一般病棟の一室で、照明はなく暗い一室。ナースステーションから離れてはいないけど、すぐ目につく場所ではない。
急に何かの機械のアラームが鳴った。けれど、看護師さんは来ない。
え?もしかして、これって、ナースステーションに聞こえてないの?
不安になって看護師さんに言いに行く。私が声をかけた看護師さんは担当ではないらしく、アラームを消して「すぐに来ますからお待ちくださいね」と言って出て行った。5分くらい経ったんだろうか?心配になって、アラームが鳴っていた機械を私は確かめていた。確かめたって、わけ分かんないんだけど、とにかく確かめられずにはいられず…。そうしているときに担当看護師さんが来た。
「○○さん(お母さんの名前)、こんにちは。今日の担当は△△です」
そう言って、お母さんの頭をなでた。
機械の操作をした後、また別の看護師さんが来た。
「ご家族の方ですか?」
「はい。姪っ子です」
とにかく待遇をよくしてもらいたいので、精一杯低姿勢。
「よろしくお願いしますね」
そして仕事に行かねばならなくなった時間になり、
「また来るね」
と私がお母さんに言ったら、
「来てね」
と、看護師さんが代わりに答えた。

目の前の患者がどれだけ身内に思われているのか、どれだけ大切な命なのか、看護師さんに伝える術はこんなことしかない。身内がひんぱんに顔を出し、それを何気に伝えないと、看護師さんたちに伝わらないのは事実…。きっとお母さんに話かけていた看護師さんたちも、私がそばにいたから、そうしたんだろうと思う。いや、いなくても同じように接していて欲しいと切に願う。

セカンド・オピニオンのお値段

2007-06-29 11:18:46 | ひとり言
もう1ヶ月以上も昏睡状態に陥っている友人のお母様が、月曜日からICUを出され、一般病棟に移された。ICUでの対応もあまりよくなかった(事実、ひとりの看護師さんには担当から外れてもらった)から、一般病棟での対応は危ぶまれた。
案の定、血圧を維持している大事な昇圧剤が切れて、アラームが鳴って5分後、「後で来ます」と言った看護師は来ず、血圧が66に下がり、薬と血圧のアラームが15分以上鳴って
やっと看護師が来るという状態だったとか。
担当医師も自分の未熟さを、友人に臆面もなく露呈したと言う。

情報提供を知っている限りの人から寄せてもらったけれど、どこの病院でもなす術がなかった。それでも以前より、お母様の手が動く回数が増えた。まだ「生きたい」と言うメッセージなんだと思う。

病院側から見れば、もう見慣れた光景だし、ひとりひとりに身内のようにかまってやれないのは仕方のないことだと思う。けれどやはり頭のどこかで、自分が逆の立場(患者の身内)だったらどうだろうか?と言うことを置いていてほしい。人のためになる素晴しい職種に就いていることだけは事実なのだから、その自負は常に持っていて欲しい。

ICUで担当を外れてもらった看護師さんは、管の一本が外れているのを指摘したら、
「これは外れていても大丈夫です。ちゃんとやっていますから心配なさらないでください」と、一見仕事にプライドを持って言ってくれているようだけれど、明らかにイラッとした態度を見せた。「素人が口を挟むな」と言った感じだったけど、分からないから聞くのである。分からないから不安なのである。命が掛かっているから必死なんである。

さて、セカンド・オピニオンを求めるのにも、30分で2万円とか3万円とかかかるんだそうだ。結局駄目だったけど、私の別の友人のお母様がお世話になった病院では、初診料もとらず、受診料として500円くらいしか取らなかったと言うから、病院によって随分違う。

この病院の某先生にセカンド・オピニオンを求めようと病院に電話をしたら、2ヶ月先まで予約で一杯だと言って、こちらの状況を説明しても受け入れてもらえなかった。で、たまたま友人が手にしていた先生の名刺に書かれていたメルアドにメールをしたら、出張先からすぐに返事が来た。こんな先生もいるんだという事実だけでも心の支えになる。

今年の梅雨空のように、予想がたたない命の灯火に、友人の揺らぐ思いがせつない。

なせばなる。

2007-06-27 23:33:33 | どーでもいいこと
久々に会った友人のお嬢さん(中学三年生)が、英検4級と3級のダブル受験をして、第一次試験に合格したと聞く。
「お金持ちを(マダム)って言ったり、daughterを(ダータァ~)って読むんだよ。この人…。どーしようかと思ったけど、なんとか一ヶ月の勉強でギリギリ合格出来た」とのこと。母である友人もかなり一緒に勉強したとのこと。
なせばなるじゃない?
しかし、「金持ち」が「マダム」だなんて…。新鮮すぎるぜ!
思い起こせば私も、"businessman"を「バスネスマン」って、3級の二次試験で読んだなぁ~。運よく、試験官の女性が寛容で、お蔭様で合格させていただきましたけど…。

ゆで落花生

2007-06-25 15:39:43 | どーでもいいこと
ながぁ~~~い間生きておきながら、生まれて初めて「ゆで落花生」なるものを食しました。
おいひぃ~~~!
お芋のような食感に、渋皮の香ばしさがなんとも言えず…。
ちょいと入った居酒屋さんのメニューで発見したんだけど、なかなか他のお店ではお目にかからない一品ですよね。千葉に落花生を求めに行かないと生の落花生って手に入らないのでしょうかねぇ?

今年も無事…!?

2007-06-24 22:22:13 | どーでもいいこと
今年も無事(!?)、ダンスの発表会を終えました。
今回はほんと、作品を作るのに随分苦労しました。
ダンスの神様が全く降りて来てくれずで…。
毎回思います。
本番前は、ものすごーーーく大変なのに、本番では、あっと言う間に終わってしまう…。
そしてまた人生に一本の「クイ」が刺さるのであります。
毎年、一本ずつ増えてるぜ。(涙)

『わさびらむね』って…

2007-06-24 20:54:11 | どーでもいいこと
三島に行って参りました。
コンビニでお水を買おうと思ったら、『わさびらむね』と言う品が目に入り…しかもこれみよがしに、静岡限定と書いてあり…。そのローカル感につられ、ついつい衝動買いしてしまいました。
どんな味なのかなぁ~?以前、わさびアイスクリームを食べたことあるけど、美味しかったしなぁ~。なーんて、胸ときめかし一口飲むと…「ン?」しばらくたてば、後味がわさびになるのかと、しばし待てど…。友人たちにも飲んでもらったけど、誰もわさびの味がしないと言う。
「きっとこれ、わさび色って言う意味なんじゃない?」
とひとりが言い、「きっとそーだよねぇ~」なーんて言いながら改めてまじまじとボトルを見てみると、ちゃんと書いてありました。
「わさびは入っておりません」
と…。
やられたぁ~!

で、ホテルに入り、フロントに置いてあった静岡新聞に目を通すと…。第一面に件のわさびらむねが取り上げられているではないか!この商品、発売3ヵ月にして話題になり、ここの販売会社、調子に乗って、『カレーラムネ』、『杏仁ラムネ』まで発売しているという。これまた話題を呼んでいるそうな。
さっそくわさびらむねを買ったコンビニにもう一度行き、そのカレーラムネに挑戦しようと思いきや…。カレーラムネも杏仁ラムネも置いてなかった…。残念であるよ。
ちなみに、わさびらむねにはわさびは入っていないけど、カレーラムネには香辛料のターメリックやナツメグ、ガラムマサラなどが入っているらしい。飲んでみたかったなぁ~。
またまた、残念であるよ。
でも、まぁ、富士山が少し顔を出してくれたし、富士山の湧き水でしめた美味しい鰻を食べたから、今回はこれでヨシ!としよう。

情報提供のお願い

2007-06-22 11:21:26 | Weblog
以前にもここに書いたことがあるのですが、私の30年来の友人のお母様がずーっと意識不明のままです。
お母様の病歴は、平成7年より、くも膜下出血、水頭症、洞不全症候群、脳梗塞。

5月12日、軽症の肺炎のため救急車で運ばれるも、何ヶ所もの病院をたらい回しされる。やっと受け入れられた病院で、肺炎は完治するも、院内感染MRSA(メチシリン・レジスタント・スタヒロコッカス・アウレウス:種々の抗生物質に効かなくなった多剤耐性の黄色ブドウ球菌)にかかってしまう。

5月25日の早朝、誤嚥(疑い)で、窒息。看護師に10~50分間発見されず、心肺停止、蘇生するが“低酸素脳症”と診断され昏睡状態でICUにて眠り続けています。
「これ以上、積極的治療は出来ない」と病院側から告げられ、毎日のように延命治療を止めることを勧められています。

セカンド・オピニオンを二ヶ所の病院で求めたものの、事故の日から時間が経過し過ぎていたため、状況が悪く、受け入れてもらえませんでした。

“蘇生後脳症”、“低酸素脳症”に積極的治療をしていただけそうな病院、医師がいらっしゃいましたら是非、情報提供をお願いしたいのです。
人工呼吸器装着のため、移動時間があまり取れないので、出来れば東京都内の情報がいいのですが…。

事故の日より一ヶ月以内に意識が回復すれば、助かる見込みがあるそうです。事故後、間もなく一ヶ月が経ちますが、三ヶ月後に回復した例もあるそうです。

友人にとって、お母様はたったひとりの肉親です。彼女の納得いくまで、応援したいと思います。ちょっとしたことでも、何か情報があれば、こちらに提供していただければ、幸いに思います。

『しゃべれども しゃべれども』

2007-06-20 22:10:28 | 自己満足
今日は映画館はレディース・ディの日。
で、落語に詳しい友人のおススメの『しゃべれども しゃべれども』を観に行く。
レディース・ディの夕方開演なのに、観客の入りが半分だったのでビックリ。

さて、国分太一君、スゴイですねぇ~。DASH村で米を作っているだけではないんですねぇ~(いえいえ、冗談ですとも…もちろん)。堂本剛君と歌っていた『ファンタスティポ』も、惚れ惚れしたけど、この映画も演技力にえらく感動いたしました。
そして『拝啓、父上様』でおちゃめなおばあちゃん役を演じた八千草薫さん。またまたかわいいおばあちゃん役で、映画全体を和ませてくれる。
下町の映像も、下町に住む人間としてはおおいに楽しめた。
でもなぁ~。最後のシーンがちと、陳腐かなぁ~。まぁ、ハッピー・エンドで楽しいし、自分を変えたいと思っている人にはおススメかも…。

『地下鉄に乗って』

2007-06-19 23:10:20 | ひとり言
『地下鉄に乗って』(浅田次郎著)を読む。
大ファンのヤッチンが好きな本で、何度も読んだと芝居のパンフに書いてあったもんで、いつか読まなきゃ、と思っていました(笑)。
確かに面白くて一気に読めました。この作品、映画化されてたんですよね?
こういう時空を越えるものが大好きで、しかもある意味地下鉄が主役。特に主に出てくる日本で一番古い地下鉄、銀座線は、私の今の生活圏の中で、一番お世話になっている地下鉄。
思えば以前、銀座線ほど不気味な乗り物はなかったと思い出す。だって古ぼけた車両、確か床は板張りだったような…。駅に近づくと車内の電気が一瞬消え、真っ暗になった。
今だったら、そのレトロさにシミジミ出来るだろうけど、なんせあの当時の私は、そんなこと感じるには若すぎ…。

私も出来れば、この登場人物のみち子のように、過去に戻って、自分がこの世に生まれてこないようにしたいもんだ。うちの両親が出会わないように仕組みたい。なーんて思ってしまった。それが出来たらいいのになぁ~。

地下鉄と言えば、先頭車両に乗って、運転席の窓から前方を眺め、『ミクロの決死圏』のごとく、長~い腸の中を走行している空想をするのが楽しい。人の腸の中を掃除しているように思うと、なんだか自分の腹の中までスッキリする。
……私の想像力って、こんなもんです。

『パパの涙で子は育つ』

2007-06-18 15:42:16 | ひとり言
私は直接知らないけれど、大学の同期たちの同期(つまり私も同期)の方が2年くらい前に出した本がドラマ化した。なのでビデオにとって観た。
かなりテレビ向けに脚色されていましたが…。
で、本を読み終えたときに疑問に思ったことを思い出し…。
「なんで母子家庭だと自治体から援助してもらえるのに、父子家庭はしてもらえないんだろうか?」と…。
たとえば大黒柱のお父さんが亡くなったのなら仕方がないと思うけど、離婚した女性の母子家庭の場合、父親である人が子どもの養育費や生活費を払うのは当然のこと。だけど、実際は払っていない人の方が多いらしい。
で、一見母子家庭を保護しているように見えるこの制度、実は扶養義務を放棄している男を保護しているように思える。おかしい。
だからそういう人からは、その扶養義務を放棄して税金を使わせている分、税金をたっぷりとればいいのに…。って、極論ですかねぇ~?