こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

広重ビビッド

2016-05-30 20:45:26 | ひとり言
知人からいただいた入場券で『広重ビビッド』を観にサントリー美術館へ行ってまいりました。予想通り沢山の来館者。展示物の前にはお行儀よく一列に並んだ人々が…。しかも皆さんかぶりつきで観ているので、なかなかその列は進まず…。列に並んでいたらすごい時間がかかるし脚が疲れるから、その列からはみ出し、ちょっと遠くからのぞき込むようにして鑑賞。どうせ私には絵心がないし…。人の隙間からちゃっちゃと観て終り…。馴染みのある場所が描かれているところだけじっくりと観て…。
『Youは何しにニッポンへ?』で、東海道五十三次の絵になっているところを探しながら、日本を縦断している人(どこの国の人だったか?忘れた!)がいたけど、現在の場所の写真と照合できるように展示してある。でもそれが全然違うので、よくその場所を見つけたな~と感心。それにしても美術館って、何処へ行ってもすごい人でじっくりと鑑賞出来ないね。
世界で一番、美術館への来場者数が多いと言う日本だから、仕方ないのかな?

吉村昭

2016-05-29 21:58:10 | ひとり言
最近、吉村昭にハマっている。
偶然読んだお医者さん(誰だったか失念!)の本で紹介されていて読んでみたら、面白かった。解体新書の前野良沢を主人公にした『冬の鷹』に始まって、世界で初めて胃カメラを作ったと言う日本人の話『光る壁画』を読み…。これは動物実験で沢山の犬を使用していて、ちょっと読むのが辛かったけど、もっと辛かったのが心臓移植の話で『神々の沈黙』。これも沢山の犬が実験に使われていて、途中で心が折れて読むのを止めようかと思ったくらい。

子供の頃、某大学病院に1カ月間、祖母の付き添いで寝泊まりしたことがある。その病院の裏に動物実験用に使われた動物たちの慰霊碑があった。こんな感じで使われていたんだ、と思った。沢山の命の犠牲の上に、今日の技術が成り立っている。いや、今もまだ犠牲になっている動物たちがいるんだなぁ。沢山の命が失われて行く上で、自分たちの生命が維持され、なおかつ安泰な生活を享受出来ているんだなぁ。ちゃんと生きなきゃ、失礼だなぁ、と思いました。この齢になって、今さら?って感じですが…。

ちゃんと生きなきゃ、と思った作品でまたその上を行ったのが、黒部ダム建設の話『高熱隧道』。これはエッセイの『私の引出し』の中で紹介されていて、知人の会社の話だと知って興味を持った。時代は今まさに放送されている朝ドラの『とと姉ちゃん』の時代。あの時、300名もの犠牲を出してトンネルが掘られていたんだと…。

高校生の時、修学旅行で黒部ダムに行った時、慰霊碑に沢山の人の名前があったのを思い出した。おバカな高校生の私は、「大変だったんだなぁ~」と言うありきたりな感想しか持たなかったけど、改めて読んでみて犠牲になった人たちの命はいったいなんだったんだろう?と虚しさを覚える。変な話、動物実験に使われた動物たちと変わらないような錯覚をおぼえた。修学旅行に行く前に、是非、学生に一読させたいな。私が学校の先生なら…。

日常生活を普通に過ごしていると、今ここに自分が存在していることが、沢山の人や動物たちの犠牲の上に成り立っていることに鈍感になる。それを気づかせてくれる作品が吉村昭には多い。

それと『私の普段着』にしろ、『私の引出し』にしろ、どんな過程で作品が出来上がったのかが書かれていて、ついつい読みたくなるようになっている。今度は何を読もうかな?
ただ、戦争ものは、ちょっと、キツイ…。

近所のインドカレー屋さん

2016-05-27 22:08:36 | 自己満足
家の近所の会社で派遣社員をしている友人と久しぶりにランチ。
近所のインドカレー屋さんに入った。
誰でもそうだろうけど、近所のお店はあんまり利用しない。家でご飯食べるから…。だからこんな機会が持てて楽しい。いつもの景色が違って見えたりするからね。
本日のカレー、ホウレンソウとキーマのカレーを注文。ナンに少しのサフランライスが付いてくる。量が多くて食べきれなかった…。食意地だけははっているので、残したのが悔しい。次回はリベンジしてやるぜ!

蒲田で…

2016-05-24 20:58:56 | どーでもいいこと
蒲田には一度は行ったことがあると記憶しているけど、なんで行ったのかは全く覚えておらず…。
昨日、今日と、大田区の施設に行くため、JR蒲田駅で下車。蒲田と言えば、つかこうへいの『蒲田行進曲』よね。つかこうへい事務所の『蒲田行進曲』を紀伊国屋ホールで観たことのある私としては、思い入れのある場所…。
さて、大田区の施設。さすが羽田空港のある区だけあって、施設も立派なものを持ってるね!トイレの水は雨水を利用しているとか…。

手を振って…

2016-05-23 22:26:36 | ひとり言
今朝、ピーポーピーポーと救急車がまたやって来た。うちの近所はご高齢の方が多いせいか、珍しい光景ではない。だけど…
あれぇ~?もしかして…。
救急車はサイレンを止め、わが家の前に停まる。
えっ~~っ‼⁇
珍しく大家さんの息子さんがみえている。どうしたのかと思って息子さんに訊いてみると、
「ご飯が食べられなくなったから、ちょっと入院した方がいいってことになったの」
とのこと。
昨日、訪問診療のお医者さんが、入院した方がいいと判断して近所の病院を手配してくれていて、救急車も予約していたそうで…。へぇ~。救急車って予約できるんだぁ?96歳の大家さん。奥様も92歳で奥様の負担も考えて、入院することに決めた。
「もう、何処に行くのも嫌って言ってられないんだよ」
と、ディケア・サービスを熱を出してまで拒否したお父さんに息子さんが言う。
いつも救急車に運ばれるときは、抵抗して大暴れするお父さん。今日は大人しく救急隊の人に運ばれて行った。救急車に乗る時、手を振ったら、お父さんも手を振ってくれた。今回はどうやら仕方ないと思っているよう。
これでしばらく、お母さんのストレスが軽減されるのだろうか?
「長生きはよくない」
と訴えておられた。

N.Y.土産

2016-05-20 20:06:43 | 自己満足
N.Y.在住の友人が一時帰国しているので会った。
今回はお父さんの納骨のために帰国。私も何度かお父さんに会ったことがあるけど、お茶目な感じのお父さんでした。友人と一緒に私を駅まで送ってくれたりして…。ご焼香させてもらおうかと思ったら、神道なのでそういうことはしないとのこと。
友人のお父さんは出掛けるのがとても好きで、いろんなところへ(近場で)家族を連れ出して行くので、私なんかより30年以上N.Y.に住んでいる友人の方が、行っているところが多い。まだスカイツリーに行ったことのない私だけど、彼女はお父さんととっくの昔に上っているしね。

さて、今回の友人のお土産。コヒーの袋に猫の絵。可愛いでしょ。味はわからないけど…。
N.Y.の香りがする?

本屋さん

2016-05-18 22:21:17 | ひとり言
今日会った知人から聞いた話。
最近倒産して他の書店に吸収された某書店で、インテリア雑誌を購入した。何処にあるのか分からないので、店員さんにお願いして探してきてもらい、家に帰って開けて見たら…どうも先月号のよう…。出版社へ電話して、今月号は発売されているのか確認したら、発売されているとのことで、その書店へ電話し苦情を言った。毎週その書店の方へ行くけど、その次の週だけは用事があって行けないと伝えると、なんと電話して1時間もしないくらいにその書店の人が雑誌を家に届けに来たそうです。確かにその書店からその方のお宅は1時間弱かかる場所にあるのですが…。
よく家の場所がわかりましたね、と言うと、「この辺に知り合いがいるもので…」と、女性の店員さんが言ったそうです。知人は逆に恐縮し、ペットボトルのお茶をあげたそうです。「ハンカチでもあげたほうがよかったかしら?でも家にお茶しかなかったから…」
と…。
へぇ~。最近の書店ってこんな営業努力もしてるんですねー。
街に少しずつ、本屋さんがなくなっている。ちょっとした待ち時間なんかに本屋にぶらりと入って、新しい発見があったりして、本屋さんって楽しいよね。そんな場所がなくなっていくのは淋しい…そんな話をその方としておりました。