■些事に過剰な反応をすることを「目くじらを立てる」と言いまして、野暮・大人気ない・しつこい・むかつく……等々の非難の対象にされておりますが、世間の難しいところは「蟻の一穴」に相当する小さな現象が後々大きな社会変動を起こす切っ掛けになることを忘れていると大変なことになってしまう点にあります。情報化時代の中で日々刻々と怒涛のように押し寄せる玉石混淆の文字・映像・映像の中から、現在を知り未来を予想するのはますます難しくなっております。
鳩山由紀夫首相は12日夜、記者団の「ぶら下がり取材」への応対時間が短くなったとの指摘に対し、「一番、ぶら下がりの時間が短かったのは、小泉純一郎元首相だ。私はできる限り、丁寧にお答え申し上げているつもりだ」と反論した。……
2010年5月12日 産経ニュース
■バカが付くくらい「丁寧に」応答していることは、国民の誰もが存じ上げております。問題なのは言葉の選び方が余りにも乱暴で稚拙、度重なると無責任・不遜とも思える言い逃れと強弁が目立って来たからこそ、絶対に政局や国政に影響を与えないと身に滲みて分かっている記者諸君だからこそ、質は最悪でもせめて記事にする量だけは確保したい!という追い詰められた職業人の叫びが上がるのは当然でありましょう。
■俗な比喩を考えれば、人当たりは好いけれど腕の悪い御主人が経営する定食屋さんに足繁く通う常連客のようなものでしょう。多少不味くても便利な場所で「量」が多くて良心的な値段で商品を提供されていたのに、突然、「量」まで減らされたら客は怒るか素通りすることになるでしょう。「ワンフレーズ・ポリティクス」などという米国でも政治学の専門家しか使わない用語をカタカナで日本中に広めて定着させてしまったほどの小泉プレスリー元首相を引き合いに出すのは最悪の選択でありましょうなあ。
■でも、誰も本気で「量が少ないぞ!」と怒らなくなっている現実があります。 19:50
千葉県の森田健作知事は12日、夏の参院選で相次いでいるスポーツ関係者の出馬表明について「いろんな職業の方が挑戦するのは全然悪いことではない」……森田知事は「参院は(任期が)6年間あるので、これだと思ったことをやり通すことが大事だ」と国会議員経験者としてアドバイス。……民主党から参院選比例代表に立候補を表明した柔道女子の五輪金メダリスト谷亮子氏が「ロンドン五輪でも金メダルを目指す」と述べたことでは「金メダルは取れたらすごいと思うけど、ハードな議員活動をやりながら実際できるのか」と疑問も投げ掛けた。
2010年5月12日 産経ニュース
■同じ事を別の「経験者」が語れば、受け取る印象も随分と違ったのでしょうが……。危機的状況の県政を託す知事に「青春の巨匠」を選出した千葉県民の皆さんには失礼ながら、御尤もな御指摘ではあっても「貴方には言われたくなかった!」とヤワラちゃんが激怒しそうな発言になってしまいましたなあ。森田知事が国会議員として最も熱心に取り組んだのは「ゆとり教育」だったはずですからなあ。敢えて俳優としての代表作は大飯喰らっただけの『砂の器』ではなくて、未だにソフト販売されていない『徳川一族の崩壊』ではないのか?あるいは歌手としても御活躍だったのは有名な話ですから、あの微妙に声ではなく音程が震える『若者たち』を選挙運動中は封印してしまったのは勿体無かったですなあ、などと「目くじらを立てて」嫌味を言っても詮無いことです。
■任期中に、是非とも公約通りに千葉県を「格好よく」して頂かねばなりませんからなあ。それでも、一般の有権者のために、どこかの雑誌やテレビがヤワラちゃんとの「対談」を仕掛けたら、是非とも受けて立って頂、互いに「タレント議員」の真骨頂を遺憾なく発揮して少しでも選挙のレベルが上がり捨石になって欲しいものであります。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は12日、北朝鮮の科学者らが核融合技術を独自に開発したと報じた。……「科学者らは多くの科学技術の問題を100%自力で解決することでついに核融合反応に成功した」とし、「独自の熱核反応装置が設計、製作され、核融合反応とかかわった基礎研究は終わった」と伝えた。さらに「核融合に成功することで新しいエネルギー開発のための突破口が確実に開かれた」と論評した。韓国統一省報道官はこの報道について「確認中」としている。
2010年5月12日 産経ニュース
■世の中には「虚言症」という実に付き合い難い病(やまい)を抱えている人がおります。個人と同様に虚言をアイデンティティの基礎にしなければ生きて行けない国家というものも存在するから、国連などの国際組織も一筋縄では行かないことになります。特に無謬性の結晶体みたいな地に足が付いていないような「地上の楽園」を自称してしまうような国から飛び出して来る話に、いちいち「目くじら」を立てていたら、政治も経済も滅茶苦茶になってしまいますぞ。
■とは言っても、縁者や家族に虚言症患者を持ってしまったら、早く付き合い方に熟達して波風立たないように工夫するのが個人レベルの対処法であり、世間知というものでありましょうし、虚言症の国の隣国として生存しなければならない国家となりますと、時と場合に依っては頑張って「目くじら」を立てねばならない事情があるのでしょうなあ。
韓国政府高官は12日、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が核融合反応に成功したと報じたことについて「秘密裏に(核融合実験)施設をつくるのは容易なことではなく、(報道は)根拠がないと思われる」と述べた。……同高官は、フランスに建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)でさえ「実験が50年後に成功するかどうかも不確実な状況だ」とした上で、北朝鮮内で核融合技術開発に必要とみられる施設が探知されたことはないと指摘。仮に報道が事実であれば、国連安全保障理事会の制裁決議に「違反する」と語った。(共同)
2010年5月12日 産経ニュース
■ご苦労様なことに、韓国政府の反論は御丁寧にも二段構えの虚言症対策になっております。簡単に「ウソだ」と気って捨ててしまうには惜しいと思ったのかも知れませんが、国連安保理の決議という北朝鮮が最も気にしているツボにお灸を据えたのは見事だったと申せましょう。でも、深刻な食料難の噂が絶えない国のことですから、研究者や報道官が空腹の余りに幻覚・幻聴を素にして、国際的にまったく認められていない原爆地下実験の成功をしつこく「事実だ!」と言うために、将軍様から厳しい指令が下って命がけの発表をさせられた可能性が高いでしょうなあ。先日処刑されたというデノミ政策の責任者と同じ運命を誰かさんが押し付けられそうであります。
鳩山由紀夫首相は12日夜、記者団の「ぶら下がり取材」への応対時間が短くなったとの指摘に対し、「一番、ぶら下がりの時間が短かったのは、小泉純一郎元首相だ。私はできる限り、丁寧にお答え申し上げているつもりだ」と反論した。……
2010年5月12日 産経ニュース
■バカが付くくらい「丁寧に」応答していることは、国民の誰もが存じ上げております。問題なのは言葉の選び方が余りにも乱暴で稚拙、度重なると無責任・不遜とも思える言い逃れと強弁が目立って来たからこそ、絶対に政局や国政に影響を与えないと身に滲みて分かっている記者諸君だからこそ、質は最悪でもせめて記事にする量だけは確保したい!という追い詰められた職業人の叫びが上がるのは当然でありましょう。
■俗な比喩を考えれば、人当たりは好いけれど腕の悪い御主人が経営する定食屋さんに足繁く通う常連客のようなものでしょう。多少不味くても便利な場所で「量」が多くて良心的な値段で商品を提供されていたのに、突然、「量」まで減らされたら客は怒るか素通りすることになるでしょう。「ワンフレーズ・ポリティクス」などという米国でも政治学の専門家しか使わない用語をカタカナで日本中に広めて定着させてしまったほどの小泉プレスリー元首相を引き合いに出すのは最悪の選択でありましょうなあ。
■でも、誰も本気で「量が少ないぞ!」と怒らなくなっている現実があります。 19:50
千葉県の森田健作知事は12日、夏の参院選で相次いでいるスポーツ関係者の出馬表明について「いろんな職業の方が挑戦するのは全然悪いことではない」……森田知事は「参院は(任期が)6年間あるので、これだと思ったことをやり通すことが大事だ」と国会議員経験者としてアドバイス。……民主党から参院選比例代表に立候補を表明した柔道女子の五輪金メダリスト谷亮子氏が「ロンドン五輪でも金メダルを目指す」と述べたことでは「金メダルは取れたらすごいと思うけど、ハードな議員活動をやりながら実際できるのか」と疑問も投げ掛けた。
2010年5月12日 産経ニュース
■同じ事を別の「経験者」が語れば、受け取る印象も随分と違ったのでしょうが……。危機的状況の県政を託す知事に「青春の巨匠」を選出した千葉県民の皆さんには失礼ながら、御尤もな御指摘ではあっても「貴方には言われたくなかった!」とヤワラちゃんが激怒しそうな発言になってしまいましたなあ。森田知事が国会議員として最も熱心に取り組んだのは「ゆとり教育」だったはずですからなあ。敢えて俳優としての代表作は大飯喰らっただけの『砂の器』ではなくて、未だにソフト販売されていない『徳川一族の崩壊』ではないのか?あるいは歌手としても御活躍だったのは有名な話ですから、あの微妙に声ではなく音程が震える『若者たち』を選挙運動中は封印してしまったのは勿体無かったですなあ、などと「目くじらを立てて」嫌味を言っても詮無いことです。
■任期中に、是非とも公約通りに千葉県を「格好よく」して頂かねばなりませんからなあ。それでも、一般の有権者のために、どこかの雑誌やテレビがヤワラちゃんとの「対談」を仕掛けたら、是非とも受けて立って頂、互いに「タレント議員」の真骨頂を遺憾なく発揮して少しでも選挙のレベルが上がり捨石になって欲しいものであります。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は12日、北朝鮮の科学者らが核融合技術を独自に開発したと報じた。……「科学者らは多くの科学技術の問題を100%自力で解決することでついに核融合反応に成功した」とし、「独自の熱核反応装置が設計、製作され、核融合反応とかかわった基礎研究は終わった」と伝えた。さらに「核融合に成功することで新しいエネルギー開発のための突破口が確実に開かれた」と論評した。韓国統一省報道官はこの報道について「確認中」としている。
2010年5月12日 産経ニュース
■世の中には「虚言症」という実に付き合い難い病(やまい)を抱えている人がおります。個人と同様に虚言をアイデンティティの基礎にしなければ生きて行けない国家というものも存在するから、国連などの国際組織も一筋縄では行かないことになります。特に無謬性の結晶体みたいな地に足が付いていないような「地上の楽園」を自称してしまうような国から飛び出して来る話に、いちいち「目くじら」を立てていたら、政治も経済も滅茶苦茶になってしまいますぞ。
■とは言っても、縁者や家族に虚言症患者を持ってしまったら、早く付き合い方に熟達して波風立たないように工夫するのが個人レベルの対処法であり、世間知というものでありましょうし、虚言症の国の隣国として生存しなければならない国家となりますと、時と場合に依っては頑張って「目くじら」を立てねばならない事情があるのでしょうなあ。
韓国政府高官は12日、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が核融合反応に成功したと報じたことについて「秘密裏に(核融合実験)施設をつくるのは容易なことではなく、(報道は)根拠がないと思われる」と述べた。……同高官は、フランスに建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)でさえ「実験が50年後に成功するかどうかも不確実な状況だ」とした上で、北朝鮮内で核融合技術開発に必要とみられる施設が探知されたことはないと指摘。仮に報道が事実であれば、国連安全保障理事会の制裁決議に「違反する」と語った。(共同)
2010年5月12日 産経ニュース
■ご苦労様なことに、韓国政府の反論は御丁寧にも二段構えの虚言症対策になっております。簡単に「ウソだ」と気って捨ててしまうには惜しいと思ったのかも知れませんが、国連安保理の決議という北朝鮮が最も気にしているツボにお灸を据えたのは見事だったと申せましょう。でも、深刻な食料難の噂が絶えない国のことですから、研究者や報道官が空腹の余りに幻覚・幻聴を素にして、国際的にまったく認められていない原爆地下実験の成功をしつこく「事実だ!」と言うために、将軍様から厳しい指令が下って命がけの発表をさせられた可能性が高いでしょうなあ。先日処刑されたというデノミ政策の責任者と同じ運命を誰かさんが押し付けられそうであります。