■黄海で過去3回仕掛けた銃撃戦の成績が2敗1分で、しかも引き分けになった1回は時の大統領から「撃たれても(犠牲者が出るまで)反撃するな!」と何処かの自衛隊と同じような命令が出ていたからだったとかで、執念深く鮮やかな1勝を上げる機会を待っていた北の将軍様は、三男坊に権力を譲り渡す時期も近いし、上海万博でお祭り気分?のチャイナに出向いて「祝い酒」のお裾分けをちょっと多めにネダッてみたら、素気無く断られてご立腹……日米関係は基地問題でギクシャクしているし欧州は財政問題で蜂の巣を突いたような大騒ぎ、米国は内政とイランの核問題で手一杯……となれば、ちょっと兄貴分のチャイナも困らせて本命の米国にも驚いて貰えれば好都合だと緻密な恫喝計算をしたのかも?
■それにしましても、海上戦闘では大人と子供、プロと素人、あるいは最新ハイテク製品VS骨董品のような様相を呈していながら、たとえ発射されたのが人間魚雷だったかどうかは別にして、ローテク・アナログ潜水艦の接近を許して魚雷を発射させてしまった韓国海軍側には、何か致命的な欠陥があったのではないか?との指摘が軍事専門家筋から出ているそうですが、潜水艦だけは?世界有数のレベルに達していると言われている日本の自衛隊は、怠り無く調査研究に励んで欲しいものですなあ。
韓国政府は24日、哨戒艦沈没事件に関し北朝鮮への対応措置を発表したが、これまで大統領や国防相ら首脳が「断固たる措置」「北には必ず相応の代価を支払わせる」と強調してきた割には強硬策は控えたかたちだ。……軍事的な面では「今後、武力侵犯に対しては即刻自衛権を発動する」とし“報復攻撃”は今後の北朝鮮の出方次第とした。南北協力事業の開城工業団地についても中断・閉鎖は今後に持ち越した。……“軍事報復”を行った場合、北朝鮮との一定の戦争状況を覚悟しなければならないことや、韓国が置かれた経済、外交など内外情勢から簡単には踏み切れないからだ。……開城工業団地はもともと韓国側の投資・開発で始まり、韓国企業が多数関係している。閉鎖の場合、韓国側の被害が大きい。
■太陽政策を進めた時期は、韓国にとって「失われた10年」になるのかどうかの瀬戸際になっているのかも知れませんが、莫大な援助をした韓国側よりも、莫大な援助で生き延びて来た北朝鮮側の方が遥かに事態は深刻でありましょう。
韓国政府にとって頭が痛いのは、国内世論が対北強硬論で必ずしも一致していないことだ。野党や親北・反政府勢力は事件の背景として「李明博政権の対北政策の失敗」を主張。「対北融和政策を放棄し、北を怒らせ追いつめた李政権が悪い」などと北朝鮮を擁護する声が結構、聞かれる。……北朝鮮に対する「軍事的対応」について世論調査では、59%が反対している。国民は依然、平和志向が強く“覚悟”は見られない。北朝鮮はその足下を見ながら「全面戦の脅威」で韓国を牽制している。
2010年5月24日 産経ニュース
■韓国に平和志向が広まったのは北の謀略によるものだとの説があるようですが、東西ドイツが統一された後の苦境を見れば、太陽政策は安上がりだとの計算も成り立つわけで、統一よりも経済成長に集中したいとの民意が強いのではないでしょうか?本気で停戦中の朝鮮戦争を再開したところで人的犠牲と経済的損失は避けられず、仮に戦争に勝ったところでアノ北朝鮮を合併してからの苦労を考えれば、周辺諸国の協力で事態の収拾を図りたいところでありましょう。
■それにしましても、海上戦闘では大人と子供、プロと素人、あるいは最新ハイテク製品VS骨董品のような様相を呈していながら、たとえ発射されたのが人間魚雷だったかどうかは別にして、ローテク・アナログ潜水艦の接近を許して魚雷を発射させてしまった韓国海軍側には、何か致命的な欠陥があったのではないか?との指摘が軍事専門家筋から出ているそうですが、潜水艦だけは?世界有数のレベルに達していると言われている日本の自衛隊は、怠り無く調査研究に励んで欲しいものですなあ。
韓国政府は24日、哨戒艦沈没事件に関し北朝鮮への対応措置を発表したが、これまで大統領や国防相ら首脳が「断固たる措置」「北には必ず相応の代価を支払わせる」と強調してきた割には強硬策は控えたかたちだ。……軍事的な面では「今後、武力侵犯に対しては即刻自衛権を発動する」とし“報復攻撃”は今後の北朝鮮の出方次第とした。南北協力事業の開城工業団地についても中断・閉鎖は今後に持ち越した。……“軍事報復”を行った場合、北朝鮮との一定の戦争状況を覚悟しなければならないことや、韓国が置かれた経済、外交など内外情勢から簡単には踏み切れないからだ。……開城工業団地はもともと韓国側の投資・開発で始まり、韓国企業が多数関係している。閉鎖の場合、韓国側の被害が大きい。
■太陽政策を進めた時期は、韓国にとって「失われた10年」になるのかどうかの瀬戸際になっているのかも知れませんが、莫大な援助をした韓国側よりも、莫大な援助で生き延びて来た北朝鮮側の方が遥かに事態は深刻でありましょう。
韓国政府にとって頭が痛いのは、国内世論が対北強硬論で必ずしも一致していないことだ。野党や親北・反政府勢力は事件の背景として「李明博政権の対北政策の失敗」を主張。「対北融和政策を放棄し、北を怒らせ追いつめた李政権が悪い」などと北朝鮮を擁護する声が結構、聞かれる。……北朝鮮に対する「軍事的対応」について世論調査では、59%が反対している。国民は依然、平和志向が強く“覚悟”は見られない。北朝鮮はその足下を見ながら「全面戦の脅威」で韓国を牽制している。
2010年5月24日 産経ニュース
■韓国に平和志向が広まったのは北の謀略によるものだとの説があるようですが、東西ドイツが統一された後の苦境を見れば、太陽政策は安上がりだとの計算も成り立つわけで、統一よりも経済成長に集中したいとの民意が強いのではないでしょうか?本気で停戦中の朝鮮戦争を再開したところで人的犠牲と経済的損失は避けられず、仮に戦争に勝ったところでアノ北朝鮮を合併してからの苦労を考えれば、周辺諸国の協力で事態の収拾を図りたいところでありましょう。