Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

映画 「臨場 劇場版」 レビュー (後編)

2012年07月18日 00時00分01秒 | Weblog


臨場 劇場版 - goo 映画 ネタバレあり




後編は、思いっきり ネタバレあり のレポートをお送りしたい。
ここから先はネタバレトークをするので未鑑賞者は注意されたい。


(ネタバレ防止のため、以下へ書き出しまでのスペースを用意することをお詫びする)



臨場 劇場版 - goo 映画








上述(前編)にも呈したとおり、この作品には多くの疑問等を残したことが、オレの評価が及第点へ満たなかった最大の理由である。


まず一番の疑問は、勿論主人公「倉石」の今後だ。


冒頭シーンから、この作品の終話が分かってしまうという演出にガッカリしたことに加え、なぜ「倉石」を死期が近い設定にしたのかという疑問である。
タイトルにあるように、倉石が痛快な検死を行うことが作品最大の魅力。


勿論、有能な部下に安心して任せられるという意味も含んでいたかも知れないし、倉石イズムを持つ部下がこのまま検死を続けるにしても「臨場」というタイトルは使えるだろう。
これで、臨場の続編はほぼないと考えさせる残念さが、臨場ファンとして後味悪い。


そもそも倉石は死んだのか?
もしくは続編時に、「実は大丈夫でした、チャンチャン」はないだろう。
なぜなら有能な検死官が、末期ガンの痛みに耐えうる薬を常用していたのだから見当違いと言うことは強引すぎるからだ。



二番目の疑問は、倉石の義理の妹役「伊藤裕子」氏が妊娠していた設定になっていたことだ。


彼女が結婚したという話や内縁に近い状態の恋人がいたという設定は、ドラマ上で一切無かったワケだし、そもそも誰の子であるかがポイントなのに、それもストーリー上明らかにしなかった。
演出上、倉石の子供ではないだろうと考えられるが、そうでない可能性も100%無視出来ないのだが。


自分の子であれば、あんなによそよそしい態度を取るのは不自然だが、義理の妹のお腹に耳を当てるという行為も、これまでの関係上ではそうとも取れる含みを残している。
もし、この一件も続編ありきで関与していることなら、ひとつの演出として今後を期待するほかないが、やはり不完全燃焼だ。



三番目の疑問は、事件を担当した敏腕弁護士と精神鑑定を行った医師が殺害されたのだが、彼らはどんなメリットがあって、そのような判断を下したのか不明であることだ。


金銭授受があったという設定になっているが、誰から貰ったのか?
犯人側の家族か?そういう絵面はなかったと思われるだが明らかではなかった。



四番目の疑問は、通り魔犯の目的
精神鑑定をやり過ごしてどうしたかったのか?


理由などない無差別殺人は、精神病以外の場合、普通は明らかになることだ。
まあ、ストーリー上ではそんなに掘り下げなくてもいいことかも知れないが、オレには気になる問題だ。



五番目の疑問は、通り魔犯と神奈川県警関係者への処罰問題だ
通り魔犯は、これで確実に死刑になるだろうが、その件の演出はされていない。


また、隠したい過去が明らかになりながら処分を逃れてきた神奈川県警の関係者。
彼らがこのまま、無罰であるなら国民に公安国家とは不安がありすぎる機関であると思わせないだろうか?


勿論、フィクションであるからしてどうでもいいことなのだが、多くの鑑賞者が近似の不安を持ったまま、未解決のままで終話させるならば、ちょっと無責任であるように思うのは考えすぎか?



以上

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臨場 劇場版 - goo 映画
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