Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

研究者が報酬を要求することについて

2009年11月13日 14時03分57秒 | Weblog

「ヒット製品の対価、330万円」元社員が10億求める 研究者が高額な報酬を請求するのは妥当でしょうか? - goo ニュース畑


研究者ではないが・・・白衣を着て仕事をしていた時代もあるオレ、遠い同業者として意見を述べたくなった。


この提案者は、自分の意見を述べずに質問しているが、否定的なニュアンスで提案していると読むべきだろう。


なお「アメリカ型の成果主義」を引き合いに出している。
このアメリカ型とは、成果が出なければクビにされることもあるし、会社の都合でクビにされることもあるわけで、超実力主義のことだ。


日本の場合は、会社に甚大な被害を与えるとか勤務態度が劣悪であると言うこと以外、クビを切られることがない。


つまり、アメリカとは異なり勤務条件が違う。


アメリカの場合は、フォローの記事にもあるように、研究者は報酬も高額で貰えて給与ベースも高いことを伝えている。


だがこの裏返しには、いつクビにされるか分からない境遇でもあると言うことが含まれている。
日本で言えば、プロ野球選手みたいなものだ。


しかし、日本の研究者は、1企業に就職して、大きな成果が無くても定年まで給料は貰える仕組みがほとんどだろう。


年俸制なら、契約時にその報酬を歌っておけばいいだけのことだ。
たとえば、タイトル1件につき100万円とか。
研究分野なら、売上ベースの何%を支払うと決めておけば良かっただけのこと。


日本の会社は、組織で動く。
研究者が、転属する場合だってあろう、そうなったら年俸制そのものが難しく、いまだ日本でも深く浸透しないのはココにあるんだとも思う。


研究者といえど、その会社の1社員である。
対価の多くを望むことは、やはりスジが違うことなのだろうか?


でも研究者としての所属であれば、成果によって報酬がなされるべきだと思う。
その辺の事務職と同じ給与体系なら、モチベーションが上がらないし。


化学の研究者なら、なおさらだ。
試薬(薬品)によっては、かなり危険が伴うものもある。


危険手当みたいな対価が貰えるケースもあるが、それはおそらくスズメの涙であろう。
ちなみにオレは、1日あたり200円ちょっとだったけどね。


おかげで手袋やマスクなどしていても、皮膚はボロボロになったけどさ。
だから事務屋とほぼ横並びだったことに随分不満をもっていたけど、所詮雇われの身だから文句は言えなかった。


雇われの身であるということが、こういった問題を引き起こすのだろうが、
研究者にとって、会社だけが利潤を得たことで悔しく思えるのだろうな。


でも、会社が貴方を雇った。
だから対価を多く渡さない?
・・・・うーん難しいね。


オレは、それなりに支払ってあげるべきだと思うが、
これを機に前述の通り、


売上ベースの何%を研究の対価として支払う


と決めておくのが理想なんだろうな。

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