Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

播磨備前の旅「番外編」赤穂線乗車記

2022年02月11日 23時59分59秒 | Weblog

【鉄分多めの番外編を】


JR赤穂線を先日、旅のついでに完乗してきたことは前記のとおりである。
当日は姫路から赤穂線経由で岡山へ行って、帰りは山陽本線で姫路に戻ってきた。


このとき乗車しながら思うことなどが色々と生じたのでここで綴らせていただきたい。
なお、改まって申しあげることではないが・・・


この手記は、あわよくば旧国鉄の全線完乗の夢はまだあきらめていない一人のオッサンの単独レポだと考えていただけたら幸いである。



【元々持っていた赤穂線のイメージ】


20代の前半までは、それこそ青春18きっぷや周遊券を駆使して全線完乗に向けて行動していた。
だから、赤穂線の存在も十分知っていたし、山陽本線の別ルート線くらいのイメージしか持っていなかった。


それに、赤穂線を乗車する機会(※)もないから、興味もあまり沸かず、赤穂線そのものの歴史を調べようという意識もなかったというワケだ。



【鉄チャン泣かせのこの区間】


それこそ姫路以西を青春18きっぷで抜けようと考えると、距離は長いが圧倒的に乗車時間が短い山陽本線ルートが有利であるし、赤穂線を完乗したい人を除けば、おそらくの人が必ず山陽本線ルートを選択する。


しかし、時刻表を見ればわかるが、どうにも(どちらも)本数が少ないし、相生で長時間待ちの乗換もある場合があったりするから中々悩ましい。


さらには、各駅停車の接続もおかしいと思うほどのダイヤだから、どちらのルートであっても峠でもないのに峠越え級の乗り越えが必要になりがちな区間である(※)。


そういう赤穂線も必ず播州赤穂で乗換が必須で下手すりゃ1分乗換というシビアな展開も待っているしな。
考えようによっては、姫路岡山間の往来は、2ルートあるからルートを選ばなければ、案外本数があるようにも見える。


しかし、多くの皆さんがご存じのとおり、それは見た目の「まやかし」である。
実際、姫路駅のホームで案内放送もあったが、


「この時間、岡山までご利用の方は○番線に停車中の列車に乗車し、播州赤穂で岡山行きに乗り換えて下さい」


と紹介されていた。
このことは、暗にこの区間を往来する普通列車が極端に少ないことを示している。



【なぜこの区間は本数が少ないのか】


様々なことが推察されるが、本当のところは姫路(相生)-岡山間が新幹線との並行在来線区間であるが故、地元の人以外は新幹線を利用させたい思惑がJR側にあるものだと想像できる。


これは、昭和48年「全国新幹線鉄道整備法」に基づき、整備新幹線が開業した区間について、その並行在来線は第三セクターへの移行を行っている。


しかし、山陽新幹線は整備新幹線ではないから、実質ローカル線とも呼べそうな区間でありながらもJRが切り捨てられない区間であるため、ギリギリの運行計画(運用)となっている(のだろう)。


加えて、新幹線で相生駅を利用する場合、東西方面への各駅停車への接続が、多くのケースとして信じられないくらいワザとじゃないかと思えるほど接続を悪く設定している(と思われる)。


他に、姫路以西は極端に人口が少なくなることや県境越えになるからなど他意見もあるようだが、実際乗車した限りでは、山陽本線ルートに関しては座席に空席がない状態であることが多かったし、赤穂線も西大寺から西方面は乗車率100%に近かったから、単純にJR西日本の運用面の都合じゃないかと想像するし、そういうものだと感じた。


まあ、どちらも3~4両編成だからな、決して人口が多い路線ではないことも理解できるのだが。



【赤穂線は(山陽線の)予備線じゃない】


JR東海の二俣線(現:天竜浜名湖鉄道)や御殿場線などは、東海道本線の予備線的な扱いで存在していたことから、この赤穂線もそういうことだろうと長年思っていたが、実はそうでないことをコレを調べ始めて知った。


簡単に言えば、旧国鉄が戦前時代にライバル路線を潰すために、接収に近い行動や競合路線をぶつけたりした名残で今があるというところだろう。


その競合路線等として残ったのが赤穂線であって、当時、もっと丁寧にこの区間を手掛けていたら、もしかしたらこちらが山陽本線ルートになっていたかも知れないと考えるのは、そこまで行きすぎた発想ではあるまい。



【現状はどうか、理想はどうか】


新快速は(いいよな、新快速ってww)姫路以西として、山陽本線なら網干や相生、まれに上郡まで伸ばし、赤穂線なら播州赤穂までもれなく運行中だ。


JRとしては、なるべく新幹線を使って欲しいため、新快速のほとんどを姫路どまり、伸びても網干や播州赤穂という新幹線駅まで一発で行かせない運行のように感じられるのは、そこまでハズレた想像ではなかろう。


まあ12両編成で基本的に運転されている新快速だからな、赤穂線なら播州赤穂まで、山陽線なら上郡までだというのも理屈は通っているけど、ここはそれぞれ兵庫県西端であることに加え、人口のパワーバランスを盾に運用しているのは明らかなこと。


だけどさ、姫路以西の各駅停車の本数はともかくとして、姫路や相生駅での新幹線との接続は、もう少し何とかならないものなのか?(何度も言うけどww)


と語気を荒げて文句を言いたい。
ありゃヒドイよ、この区間を切り捨てたいという意思が露骨すぎる(と、捉えられても仕方のないほど酷い運用なんだよ、とにかくね)


(本来なら、乗り換えの際に撮影したかった駅標。しかし乗換時間が1分という鬼接続であるがため、車窓からの撮影となった。移動しながらの撮影なのに、案外ピントもあってて良かった良かった。これを撮影しなかったら赤穂線に乗車した記録は何もないからなww)




【さいごに(まとめ)】


赤穂線とは、全線電化区間でありながら、赤穂線の全線を直通する列車は一本もない路線であること。
また、全線単線区間であること。


播州赤穂と西大寺の両駅以外は直営の駅員がいないこと。

相生から西大寺までは、1時間に1本程度しか運転されていないこと。


どちらから乗車しても、播州赤穂で必ず乗り換えなくてはならないこと。
歴史上、旧国鉄のエゴで敷設された路線であること・・・


なども挙げておこうか。



(岡山って路線バスのルールがあったのねw・・・オレ知らずに普通にバスを待ってたら、あやうくスルーされるところだった。そのバス停に同乗者がいなかったと思うと・・・超ゾッとするわ。)


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