【あくまで私観だと前置きしておくが】
この一件を盗作騒動だと銘打って一部のメディアでニュースになっているが、これはオマージュやリメイクといった生易しいものではなく、明らかに現監督の上田氏が原案を思いっきりパクッた作品であることをまず理解する必要が皆さんにはある。
こうなった現監督側は、メチャクチャ売れてしまったので「スミマセン、丸パクリです」とも言えないし、原案&舞台監督側は、「うまく決着付けないとプライドもそうだが、得られるものが得られないというジレンマがある」から「丸々パクられました」と言ってメチャクチャ揉めるのも本意ではないというところだろう。
【傍から見たら原作側の完封負け】
タラレバや“もし”という仮定の話になるが、原案の舞台監督側が、その舞台がムチャクチャ話題になるほど人気になっていたら、パクられることはなかったワケだよな。
それに、映画になった瞬間に現監督側へ一発揉んでおけば良かったもののタイミングとしては映画が大ヒットしてしまってから、イチャモンつけた格好に第三者は見えてしまっているから、映画も観た世間にしてみれば「負け犬」として原作者側を評してしまっているおそれもある。
だから、この盗作騒動を世間はそこまで話題にしなかったという背景も予想できるというもの。
ゆえに、原作者側の完全敗北に近い結末になったなぁと誰もが思うところではないだろうか。
だって、原作は原案者の和田氏なのだから、大ヒットの分け前も貰えず、大ヒットの原作という位置づけは横並びとなったわけだからな。
原案者のプライドはズタズタだろうが長期化して何も得ないよりも和解の道を選んだ結末がこれだと推測できること。
【オレの目から見たまとめ】
本件は、原案者の和田氏による初動と見通しの甘さが引き起こしたことによる騒動だったと結論付けたい。
原案者からしてみれば完全にいいとこ取りされて、看板まで盗られて、得るもの得られずで相当気の毒な決着にしか見えないワケだから、ちょっと出方を間違えたなぁ和田さんは。
挙句の果てには、原案者なのに「映画のヒットに抱きついた人」みたいなレッテルまで貼られてしまって・・・
まさに完封負けだし、「共同原作」って何よ(笑)
現監督の初案は演劇を鑑賞したことに通づることは無視されちゃってなぁ・・・
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