Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

危険物試験(甲種)における物化強化の巻

2013年06月15日 11時50分00秒 | Weblog

まず、この記事は本来であれば、ここのブログ(サブログ)で綴るべき記事である。
ただし、写真(画像)構成上の問題で姉妹ブログのメインブログにも同じ記事を載せているのであしからず。
(なので、画像付きの記事が見たい方はメインブログの方へどうぞ)



さて、本題。
先の記事でも紹介したように、標記の対応
として(公財)東京防災救急協会から「危険物取扱必携(実務編)」「危険物取扱者試験例題集(甲種)」を新たに購入した。


参考までに、月曜日の夕方に注文したら木曜日の朝には届いた。
(角形3号の封筒でスッキリ包装だったぞ)


指定した配送先は千葉県南部の僻地なのだが、それでも発注からわずか2日半で届くというスピード対応だった。
都内ならマッハで届きそうだが、残念ながらこの代金は東京都税の一部になりそうだ。


したがって、地元を愛する人は、やはり地元の協会から購入すべきだろう。
オレは地元愛を強く持っているものの、単に千葉にある協会の立地条件が悪すぎて嫌いであるという理由から、同協会から購入した理由の一つでもある。


ちょっと脱線が過ぎたが、この2冊の送料は373円と割と良心的であった。
しかし、郵便振込か銀行振込での支払いなので、みずほ銀行以外から代金を納入しようとするとさらに手数料が取られることを申し添える。


ちなみに当方は、ネットバンクで支払った。
ホントに煩わしいところが一つもなく、その辺のネットショップと代わらず購入できるのは助かることとだ。


さて肝心の中身のほうだが、値段の対価にあっているか検証したい。
まず、「平成25年度版 危険物取扱必携(実務編)」(⇒以下、「必携」という。)<1300円>から検証しよう。


こちらは全288ページで、いわゆる物化関連が約半分の140ページ構成され、残りは性消となっている。
なお、140ページ中の90ページは、「危険物の貯蔵取扱作業に必要な物理学及び基礎的な化学」となっていて、残りが「燃焼及び消火に関する基礎的な理論」である。


見やすさは、正直なところ工藤政孝氏の編著版のほうが数色刷り+図入りであることもあって断然見やすく、頭に入ってきやすい。
しかし、それなりに細かいところも記載されているので、この必携は工藤氏編著版の補完的な書籍になることは間違いなさそうだ。


ちなみに当方、まだナナメ読みの段階だが、この書籍で「フッ化水素酸」が弱酸であることを知った。
勝手なイメージだったが、あんなに物凄い酸化力があるフッ酸が弱酸だということを、はずかしながら同書で知ったため、読み込めばまだまだ目から鱗の情報もこぼれていそうな気がしている。


あと、物理のほうは正直読みづらく難しいため、ちょっと取っつきにくい印象だ。
ここを乗り越えないと先がないので、頑張って理解に努めたいところだ。


なお、性消のほうはポイントとなりそうな各物質について、丁寧に示性式や構造式で紹介してくれているので、タメになるというよりは楽しめる感覚になっていた。(基礎化学を懐かしく読める感じかな)
あえていうなら、性消のほうは工藤氏の編著版だけで十分補えることを再確認した。


次に、「平成25年度版 危険物取扱者試験例題集(甲種)」(⇒以下、「例題集」という。)<1200円>を検証する。
内訳は、法令200問、物化157問、性消195問となっていて、出題される問題内容もまさに試験出題パターンと同じ構成になっている。


しかし、残念ながらホントに問題しか無く、解説も全くないので理解しようとするなら当方が併せて購入した「必携」が必需になる。
なお、例題集の各問題は、必携のどこのページに紐付けされているか明確になっているので、引っかかったら「必携」を読めばつながる使用になっている。


ちなみに、オレが買った必携(実務編)は、物化と性消しかカバーしていないので、例題集から法令を厚く勉強したいひとは、必携(法令編)を併せて買うことを勧めるが、法令に関しては、工藤氏編著版だけで充分8割は取れることを述べておく。



【結論】


必携版(1300円)は、物化を強化する書籍として、ある程度の上積みが期待できると評価する。


しかし、これで物化が十分理解できる能力がある人なら、すでに甲種が受かっていると思う。
したがって、理解力という課題も残るが、物化を鍛えたい人にとっては、この書籍の購入は無駄にならないと考えられる。


また、例題集(1200円)は、物化を強化する書籍として、工藤氏編著の模擬テスト版を持っている人の場合、その上積みは正直期待できないものと評価する。


なぜなら、問題の多くがかなり被っているからだ。
まあ、おそらく工藤氏編著版のほうが寄せたと思われるが、試験問題に慣れるということなら、この例題集よりも工藤氏編著版(1600円)のみで充分だと思う。


お値段も大差ないので、どちらを買うか迷っている人には、迷わず解説付きの編著版をお勧めする。



【編集後記】

これら新規で買った書籍で最も恐いのは、誤答や訂正事項が生じてもが分からないことだ。
出版側も発行側もクドいくらい、この訂正等については「詳しくは講習会で」と周知に努めていることからも、それが窺える。


なお、今さらではここで述べたことは、至って当人の個人的主観であることを申し述べておく。
つまり、貴殿が落ちても責任は取れないし、現時点でオレも合格していないのでね。



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