下平尾・下耕地(女念仏)の十九夜講

2012年03月13日 | 季節のこと
地域の十九夜様講のお当番でした。嫁いでからもう4回目のお当番でしょうか。年々お当番が廻ってくる間隔が短くなりました。前回から12年、この次は7年位よと、誰かが指折り数えています。

 この次の時はと自分の年齢に7つを足して覚悟を決めました。もう何にも分からないなんて言ってはいられないと。

 それまでは「若い人はあっち」なんて言われて台所でお湯をわかしたりしていましたが、もはや猶予はできません。先輩たちにペッタリとくっついて、指南をこいました。

 お団子に、おおきなおまるのつくり方からその飾り方まで、いままでは傍観者ですみましたけれどもね。

 十九夜さんは昔は嫁さんたちの楽しみのひとつだったとか。家から出る機会の少なかった時代、個人の家を持ち回りでやっていた頃の話でしょうか。

 核家族で老人世帯や結婚しない人も増えて、「お休み」という家が多くなったのも当番が早く廻る原因だけど、「出るのも嫌」という若い人たちも多くなったのも事実。

 私だって嫌だと思ってた時代もあったけど、お当番までの遠慮はできないのが私世代かも。

 でも改革はしてきたわ。ただ伝統だけは守りたいと。

 当番者が引き継ぐ箱の中に、どなたが入れてくださったのか、この19夜講の歴史がありました。

 十九夜講とは、安産の神、十九夜(如意輪観音)を主尊として、旧暦の19日の夜、女性だけが集り、如意輪観音によって血の池地獄からの救済を謳う「十九夜念仏和讃」を唱え、安産を祈ったりする講です。

 まさしく高齢化ですので、姑から譲られて出てくる若手も40~50代です。始まる頃合を見て、若手が鉦をならして触れます。そして如意輪観音にお線香とお団子を供えてきます。

 若手・・・まず・・・それどこにありますか?・・・から始まります。
もっと言うならば十九夜様ってなあに?から始まるのでしょうね。

 私たちが唱えているお念仏・・・鉦に合わせて短い文章の後繰返しお念仏を唱えて、それが18節です。時間にして25分かかります。

 今年はとうとう念仏を唱える人があまりいなくて、テープを廻しました。

「歴史」をみたら、18節どころか60節もあったわ・・・・これを全て唱えていたら1時間半はゆうにかかわるわ・・・・・。

 若い時はプリントされたお念仏を見ていても、今どこをやっているかがわからなかったけれど、今その意味までがよくわかるようになったのはひたすら年の功かも。

 がんばってつなげていきましょう!!

依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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