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一番安全でなければならない住まいが病気の元なんて。

2008年07月18日 | 住まいづくり
打ち合わせの会合の後、「暑気払いでも・・・・」と誘われて、生ビールの席に移動した。普段ゆっくりとお話する方々ではないので、お話が新鮮でおもしろい。

 年齢もほぼ同年代なので、共通の話題には事欠かない。
ここにきて、老後を考えると、少なくとも「スープの冷めない距離」に息子や娘ということになる。一番は庭先に・・・・とお考えの方がお二方。近くに娘夫婦が住んでいるから、この距離感は本人も微妙に考えておいでのようだ。

 いつぞや、娘がいつも出入りしやすいように、長男夫婦とは別居と明言なされた奥様もいらしたから、時代はそういうものなのかもしれない。

 「おまえは嫁にくれた者」とはっきり言い続けた我が親時代はもう過去かな・・・と思いつつ、かたや嫁の立場にしてみれば、小姑が毎日顔を出しては、良く聞く女性週刊誌のテーマみたいなものかな・・・と想像をたくましくする。

 我が家も、息子夫婦と一緒に住むには、最大の難問があって・・・と。「ダストによるアレルギーなんです」「そんなに効くんですか」「我が家に来て、泊まった翌朝は、お鼻をグジュグジュ状態なんですよ」
「家でそんなに違いますか」「お孫さんでもアレルギーの方がいらっしゃるの?」
「いやー、ぼくなんです。毎朝この位テッシュを使います」と両手で示された。「喘息の発作を何回も起こして、今も毎日明け方は苦しくて眠れないです」
「ほらこれ・・・今薬局に寄ってきたんですよ」と薬が入った袋を見せてくれた。
アレルゲンはダストだという。

 話している今も、喘息特有の息遣いだ。「たしか今のお住まい、築25年位ですか?、結露がすごいでしょう」「そうですね」「息子さんのお住まいよりも、ご自身の住まい用に離れでも建てられたほうが、いいのではありませんか」と言ってしまった。「住まいが体調にどの位影響があるか、うちの体験ハウスで泊まられてみたらどうですか」

 私の友人も喘息でたびたびの入退院を繰り返していた。貸家住まいだった彼女の劣悪な環境がその病気を増長させていることは明らかだったので、あなたの健康のためにはこれしかないと「高気密高断熱の中島の家」を勧めた。
 あれから4年経つ、彼女はすっかり健康を回復した。

 一番安全出なければならない住まいが、その病気の元だなんて、許されることではない。彼ももう3年もすれば、毎日在宅になる。今までは仕事オンリーできたけど、そろそろ自分のことも考えなければと案じた。

                         依田 美恵子


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