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福島第一原発地下水位が地表まで上昇⇒湾内流出リスクが伝えられる今日、いわき市で今年初のサンマ水揚げ。

2016-09-21 13:57:23 | 福島第一原発と放射能

 

 きょう未明に、地下水位の上昇が東京電力から伝えられました。

 その内容と、更に朝になってからの作業対応状況も続報として一斉メールされています。二つのメールのポイントは下記に引用しておきます。

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 発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)に流入する地下水や雨水については、当該エリアの地下水位を監視しながら、必要に応じて地下水ドレン移送設備にて汲み上げを行い、サブドレン集水タンクまたはタービン建屋へ移送しております。

 8月以降の降雨の影響により、当該エリア地下水位の上昇が確認されたことから、地下水ドレン移送設備による汲み上げに加え、当該エリア観測井に設置していた仮設ポンプ等による汲み上げおよび当該エリア地下水位の監視を強化していたところ、9月20日21時57分頃、台風16号接近に伴う降雨の影響により、当該エリア地下水位が地表面と同等の水位(0.P.+3915mm)まで上昇したことを確認しました。

 当該エリア地下水位が地表面に達したことで、当該エリアに流入した雨水が地下に浸透せず、地表面を通って発電所港湾内に流れ出る可能性があります。

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 本日(9月21日)、午前7時5分からバキューム車による汲み上げ操作を開始し、午前10時時点で3877mmと、地表面と同等の水位(O.P.+3915mm)を下回っていることを確認しています。

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 いずれにしても、安倍総理のアンダーコントロールとは凡そ縁遠い状況であることは一目瞭然と思われます。

そうした事が伝えられる本日、近隣海域では秋の味覚サンマ漁がおこなわれ、福島・いわき市の小名浜港で今年初めての水揚げが行われたそうです。

ある種の偶然が示唆することというのは、僕らに現実の実相をきちんと認識させてもらえると思います。

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