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豊洲市場に関する騒動で僕が疑問に思うこと、誰も語らない江東区における「放射能土壌汚染の現実」。

2016-09-20 12:00:46 | 福島第一原発と放射能

 豊洲市場の土壌に化学物質が含有されていることや、その対策に東京都が地下の構造などで極めておかしい施設にしていたことが、大問題と報じられています。それを問題視した小池都知事の大手柄という構図の中で。

東京都のやっていることは明らかにおかしい話です。確かに。報じるマスコミの感覚もよくわかります。

しかし、これを問題としている状況で、僕はもっと大きな疑問を感じています。

まずは、そんなに化学物質が問題であると言うなら、最初から一定程度わかっていたのに、それを大きく報じているマスコミはもともとかなり少ないということ。

それ以上に、この江東区は放射能汚染がかなりあると思われるのに、そのことにはどこのマスコミも何も触れないということです。

 

 セシウムの放射能土壌汚染について、江東区内のデータで、僕のブログに過去に掲載している情報を挙げておきます。

調査ごとの数値にばらつきはありますが、江東区では数千Bq/kg~数百Bq/kgの汚染実態があることがわかります。

<過去の放射能防御プロジェクトデータ> 

植え込み・公園  江東区毛利  セシウム合算659Bq/kg

 植え込み    江東区森下  セシウム合算389Bq/kg

<個別土壌調査> 

公園      江東区辰巳 セシウム合算1400Bq/kg

<江東区内地元グループの土壌調査>

東部スラッジプラント横グランド
セシウム134 1,780Bq/kg   セシウム137 1,920Bq/kg  セシウム合算3700Bq/kg

大島小松川公園わんさか広場

セシウム134 2,850Bq/kg   セシウム137 3,050Bq/kg     セシウム合算5900Bq/kg

最大の数値は、ウクライナでは避難希望があれば移住できるほどの汚染を示している場所もありました。

 江東区の豊洲では、過去に講演会を僕はおこなったこともあり、その講演会聴衆における緩い雰囲気が、汚染の強い柏などと酷似していたことも当時はかなり気になりました。

 中央区築地にも汚染は当然にありますが、更に放射能汚染が強い場所に、中央卸売市場が移転するのが、放射能メトロポリタン・東京の選択であるということも、貴女は認識してください。

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