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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【訃報】原発事故でチョウへの影響を報告した野原千代さんが急性心不全で死亡、私達が学ぶべき教訓。

2015-10-29 15:56:56 | 福島第一原発と放射能

 琉球大学大瀧研究室の一員として、ヤマトシジミなどチョウの被曝影響を、現地調査もして報告された野原千代(後千代)さんが亡くなられたそうです。この講演者で知られますし、放射能防御プロジェクト沖縄にもおられました。闘病の末に急性心不全で死亡。60歳。元愛知大学経営学部准教授。

ヤマトシジミに関しては下記記事を参照してください。

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⇒原発事故のチョウへの影響、スイスでの講演発表が大反響 - SWI swissinfo.ch

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 ここから学ぶべき教訓があります。

 原則=【体の弱い人・体調不良を抱える人は汚染地に行くな】ということ。

 野原千代さんと数回面識あり、会うたびに体調がおかしくなっていることは分かっていました。もともと身体が弱い方で、どういう経緯か、はっきりしませんが、最終的に急性心不全。いずれにしても、体の弱い人が、非汚染地⇒汚染地に入るのは危険という事。ご冥福をお祈りいたします。

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放射能防御を意識している貴女が医療関連などで優先すべき対応について。民主・細野政調会長近影の印象。

2015-10-29 02:18:58 | 福島第一原発と放射能

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ある地域での出来事について、問い合わせが複数件あったため、答えておきます。

まず被曝関連で、身体症状が出ていると、自分自身が認識しているケースと認識していないケースで考え方が違います。

何らかの症状が出ている場合は、身近なかかりつけのクリニックに行くか、小さい病院で手に負えないと考えた場合は、居住エリアの機関的な病院に行くしかありません。

この場合は、ふつうに思考すると、保険診療以外のなにものでもありませんから、普通に保険で診察されてください。

こういう基本的なことも理解していない人々がいるそうなので、かなり嫌になりますが、保険を適用するのかしないのかは、何か症状が存在している場合は、それを普通に伝えれば、まずほぼ保険診療になります。

症状が存在していないが、念のために検査をしてほしいということになると、保険は使える筈もありません。

そうした身体症状もないのに、検査をおこなうことは、人間ドックのようなことと広義では同じ話です。

人間ドックは調べたらわかりますが、値段が一定金額はするものです。

個別の検査だけ頼むのなら、この部分的な検査を依頼していることと同じことになります。その部分的な検査の金額がいくらかかるのかということです。

これは自由診療的な話になります。

値段の付け方は医師によって、千差万別です。この自由は認められていますから。ですから、その価格の概要が事前に把握できるなら、そうしたコストを貴女が払うのかが妥当なのかどうかということを、きちんと考えればよいだけです。

お子さんに関して言うと、血液の検査は一般的にできなくもありませんし、もちろん身体症状が何かあれば、これは病院の通常対応範疇でおこなえる話です。

被曝関連の感覚で言うと、甲状腺よりも血液の状態は、優先して確認はしておいたほうがよいと思います。

問題となるのは、お子さんの甲状腺検査です。

これに関しては、なかなか安い検査で対応してくれる医療機関をみつけることがむずかしいとは思います。

このため、所謂相談会的な検診対応にだけ、依存する避難者の母親が多いという印象もあります。

金額が大きくなり、行く先がなかなかない場合は致し方ないかもしれません。

でも、ひとつだけ言っておきますが、こうした検査を受ける場合は、福島県内のような特殊状況でない場合、実は西日本でも関東でも北海道でも、病院で診察を受けることは、本当に難しくはありません。選択すれば可能です。

病院でないと、その地域医療機関と何らかの連携がないと、何か異常があると診断がなされても、次の対応につながるケースは少ないです。

少なくとも、医療相談会という形式で、どこかに場所を借りて、甲状腺検査をおこなうとしても、その会で診察をおこなっている医師たちが、具体的な病院を背景にして検査を実施していないと、実は何のために検査をおこなうのかということにもなりかねません。

自主的に継続して検査会をおこなっていたような真面目な市民グループが、予算面で苦境に立たされている話も聞こえてきます。

こういうことは、検査を受けたい人が応分の負担をしない限り、本質的には続く話ではないという構造ですから。普通に考えれば、あたりまえのことです。

ですから、まずは地域の中で、きちんと通常の医療行為(保険診療)をベースとしておこなっている病院を選択して、可能な範囲内で検査を行って下さい。

その時だけ、例えば飲食店やマッサージルーム的な場所で、甲状腺の検査会をおこなうような類の話は、僕は医療的な継続性や、本当に疾病がおきていた時の対応を考えると、望ましい話とは思えません。

また、そうした検査に付随して、「これは排出に効く」「放射能に効く」などと称して何らかの商品販売が付随しているものは、間違いなく論外ですから。

「安物買いの銭失い」という避難者たちの話を知る機会の多い僕は、ここまで書いてもわからない人々が圧倒的多数である現実が想定されるだけに、自分の気分が相当に重くなりながら書いていると思ってください。

何をするのにも、適正なコストはかかるし、対価はかかります。

こんな当たり前のことを理解しないと、貴女が終わるだけですから。

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ガレキ広域拡散を実行した細野氏の近影が出ていました。

今回彼の話している話は、僕は何の関心もないのですが、容姿を見て、ちょっとびっくりしています。

なんというか、やはり表層に無残に顕れるという感覚を強く覚えています。政治家は見た目が大切な商売なのですが、いろんな点で、結果は残酷で早いものですね。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000061337.htmlより、画像を引用致しました。