岩手県宮古市江繋 畑(表土管理不明)
岩手県宮古市江繋 去年秋10月ごろ耕起済みの畑
岩手県宮古市江繋・ ・今月5月に表土をはがし、耕起した畑
岩手県下閉伊郡山田町織笠 住宅周辺の土壌(津波が来なかった場所)
岩手県宮古市 閉伊川 河川敷 ふれあい公園(津波が来た場所。その後冠水せず。土手周辺の土壌)
岩手県宮古市 佐原団地 住宅周辺の土壌(津波が来なかった場所)
岩手の沿岸部の土壌調査の数値は、僕の想定よりもよくないです。岩手の沿岸部の汚染程度は、真剣に考えないと、岩手での健康被害は一関、奥州にとどまらないと思います。現地の子供たちが二重三重に追い込まれかねないです。
さて、長崎の講演会も百数十人の方が集まり、ほぼ満員でした。長崎の原爆の話と、今回の被曝を長崎市民がまず率先して受け止めるべきだという話をかなり強くしましたが、場内の反応はとてもよかったと僕は思います。長崎市民はむしろ前向きでした。
一番驚いたのは、長崎市民で原爆資料館などでボランティアをしているとおっしゃる方が、「山下俊一は長崎ではみんなよく知らないし。福島でそういうことをしていると認識していない。あれを長崎の代名詞のように言うのはやめてほしい。長崎の恥だ。」とおっしゃっていて、場内にも賛同する感じが強かったです。
また、長崎市民も諫早市民もがれきには反対しようとしているのに、それをないかのごとく市長や市役所が扱っていると怒りの声が多数上がりました。市長の奥さんはネットワークビジネスをおこなっている話まで飛び出してきて、僕はいったいこの市の幹部はどうなっているのかと思いました。平和ボケの弛緩なのかもしれませんが。個別の市民の中には、今回の原発事故の問題を正面からとらえようとしている人が、これだけ多くいるし、清掃の現場は危惧を抱いているのに、上から押し付けようとする構図が全国で展開しているのが、はっきりとわかります。
諫早でも、長崎でも、抗議の声は大きく上がっていて、その訴えを極力無視しようとしている構図がくっきりと浮き彫りになりました。
市民の中にはきちんと声があるのにそれを無視する。それが常態化しています。
主催側の依頼で、教育委員会が、僕の講演会を後援するケースも最近はあるのですが、長崎市教育委員会は「主催者には何の問題もないが、木下のブログを読んだが、ガレキに反対の主張。ガレキ受入れの市長の主張とは大きく異なるので、後援はできない」と断ってきました。
別に長崎市教育委員会が後援するしないは大切ではありません、かっての戦時下のファシズムのような自主的な言論統制に近い流れがはびこっている現実にまた、気づかされます。
また、近畿エリアからは、実は下記のような情報も届いています。
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京都市施設整備課の渡邊課長と面談してきました。
課長は、内部被曝の本も読んだし、よく勉強してきた。と言っていたわりに、
「体内には、もともとカリウムが1500ベクレルある。」
「放射性物質はダイオキシンと同じく、濃度でみれば充分で総量は関係ない。」
「生きていればリスクはある。」と、おかしなことを言っていました。
私たちは、最新のニュースや、島田市の松葉の測定、移住者の手記や医師の診断書など、持って行きました。
態度は落ち着かず始終固かったです。
専門家委員会を行う日程は決まっていないといましたが、私たちが帰った後に、日程を発表していました。
■5月29日(火) 19時~
■キャンパスプラザ二階会議室
※別室でモニター視聴。
※18時30分から受付(定員170人)。
※インターネットでの生中継が行われます。
京都の「がれき」が動き出します。市民の監視と告発が必要です。
傍聴に行ける方はぜひお出かけください。
※専門委員の顔ぶれは以下のとおり。
浅利美鈴…京都大学環境科学センター助教 (都市環境工学)
遠藤啓吾…京都医療科学大学学長 (放射線医学)
武田信生…京都大学名誉教授 (廃棄物工学)
春山洋一…京都府立大学教授 (放射線計測学)
福谷 哲…京都大学原子炉実験所准教授 (放射線衛生工学)
松本智裕…京都大学放射線生物研究センター長 (放射線生物学)
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クリスチャンの山下俊一氏が信奉していると伝えられている方に、永井隆博士がいます。放射線科の医師として長崎医科大学の助教授をされていて、原爆で奥様をなくされ、ご本人も白血病で六年後に他界されています。長崎の被曝関係では、神様のような存在です。この永井博士だったら、現在の被曝状況をニコニコ笑ったに違いないというニュアンスまで、ラジオで伝わっているそうです。永井博士は山下氏の言説を追認するような人物というのは、本当にそうなのでしょうか。
永井博士は、次のような言葉を残しています。この後、被ばくに苦しみながら、亡くなっているのです。
「原子爆弾によって私たちが受けた被害のうちで最も大きなものは。家を失ったことでもなく、財産を焼かれたことでもなく、多くの血のつながる者や友を殺されたことでもなく、体が不自由になったり、病気になって働けなくなったことでもなく、実にそれは私自身の魂の醜さをまざまざと見せつけられ、また隣の人たちの魂の醜さをもはっきりと見たことによる、人間に対する信頼を失ったことであります。 年月がたつにつれて、物がなくなったり、人が死んだりした時の悲しみや恐れなどは次第にうすれて行き、反対に魂に受けた被害の方は、いよいよ明らかになって、私を苦しめるのです。 」 (『如己堂随筆』より)
うそを言い募る人間は、どこまでも言い募ります。狂気の偽善者ほど怖ろしい者はありません。戦いましょう。
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本日です。
【5/18(金)昼 木下黄太 熊本交流会】
「私達は避難してきて良かったの?熊本での生活のポイントを話そう」
日時 5月18日金曜日 開場 13時半 お話会・交流会 14時15分~16時15分(時間変更)
会場 新市街AZITO貸切(熊本市中央区新市街6-20玉屋通り)
費用 800円(以上のカンパ制)(お子様0円)親子共にワンドリンク付き 食べ物持込可
主催 海のピラミッド 運営委員会/熊本市に放射能測定室をつくる会
予約 clubpyramid@gmail.com(必ず交流会希望と明記を)
避難されたパパさんママさん避難してきて良かったのか悩みが尽きないのでは?熊本の瓦礫問題、中古車問題、人を受け入れるためのお話など、熊本の避難パパママさん中心でお話会形式で。質問時間を長めに取りたいと想います。店の貸切なので、全員がお子様連れなら20組程度、親御さんと少しのお子様連れなら、40名程度入れます。夜に講演会がありますが、まだ御騒ぎになるお子様がおられる場合はこちらにご参加下さい。大人しいお子様の場合、お時間が合う方でどうぞ。
「熊本への放射能瓦礫を止め、熊本を安全な食料で日本をリードする県へ」
日時 5月18日金曜日 開場 18時00分 講演 18時30分~21時00分
会場 城彩苑 多目的交流施設(誰もが知ってる熊本城すぐの城彩苑内部の交流施設です)
費用 800円(以上のカンパ制)
主催 海のピラミッド 運営委員会/熊本市に放射能測定室をつくる会
予約 clubpyramid@gmail.com(必ず講演希望と明記を)
城彩苑での講演会スタイルなので、お子様連れならお騒ぎにならないお子様のみでお願い致します。どうにも止まらない元気なお年頃でしたら昼の交流会の方でお願い致します。
「みんなで考える原発講座8
主催 原発知っちょる会 / 後援:飯塚市教育委員会
問合せ/予約 0948-22-1794 (山口) shicchorukai@gmail.com
アテンドURL http://atnd.org/events/27420
「わたしたちが九州へ避難してきた理由」
http://hinanohanasi.blogspot.jp/
放射能の危険、被災地の実情、北九州の現状…被災者が求める真の支援とは?
*講演会のあと避難者の方々とのグループトークを予定しております
日時:5月20日(日)13時30分開場 14時開演
場所:北九州市男女共同参画推進センター・ムーブ5F大会議室
会費:800円(大学生500円・高校生400円・中学生以下無料)
託児は受付終了致しました。ご了解ください。
定員150名・申込サイトから1名づつお申込み下さい。
http://kokucheese.com/event/index/34156/
主催・問合せ:震災避難者お話の会 北九州hinanohanasi@gmail.com
70人限定【5/26(土)公開学習会 in 東大泉】
内容 ①今起きていること(初めての人にもわかるようなお話)
②健康被害の最新の状況について
日時 2012年5月26日(土) 受付開始 18時 開会 18時半
定員 70名 会場が狭いため、70人限定となります。予約は必須。人数で閉め切ります。
場所 東大泉中央地域集会所 二階(西武池袋線・大泉学園駅北口下車5分)
資料代 会員 900円 会員外1000円 (いずれも 中高生 500円)
主催 3.11後の健康被害を考える会 共催 自分とみんなと未来の命を守る会
お申込・お問い合わせ yff43409@nifty.com
申し込み時に①お名前 ②連絡先(通常の連絡先と緊急時の連絡先をお願いします)
③申し込み人数を会員かどうか等含めてお知らせください。(小学生以下のお子様の人数もお知らせください)
④木下氏への質問があればご記入ください。(当日時間の範囲内でお聞きします)
※保育はありませんが、お子様連れでもかまいません。※必ず予約されてからご来場ください。当日受付はしていません。
※共催団体・お手伝いいただけるスタッフの方も募集しています。
2012年5月27日(日)
稲城市立iプラザ ホール
京王相模原線「若葉台駅」北口から徒歩2分
1000円
駅前のため無し 障害者スペース2台あり。車でご来場の方は近隣にパーキングがございますのでそちらをご利用ください。(有料)
※出れない時がありますので再度おかけ直しください。
※必ず保護者の付き添いが必要です。
稲城市内にお住まいの方は申し込み時にコメント欄に【チケットお届け】の記載をしていただければチケットお届けします。
なるべく、グループでまとめてお願いします。
放射No!拡散防止ネットワーク
http://blog.goo.ne.jp/tama-gareki
【6/1(金) 木下黄太 講演 in 松阪】
「松阪における瓦礫と放射能のこと」放射性物質に繊細すぎる市民ですみません。
『 ほんとに松阪大丈夫?日本の未来はどうなりますか? 』
『 これから三重県はどうなるの? 』
日時 2012年6月1日(金) 午後6時~8時30分
会場 松阪市産業振興センター
0598-26-5557
三重県松阪市本町2176 (センターの5階)
交通アクセス JR 近鉄 松阪駅より より徒歩12分
※ 駐車場が少ないので満車の際には松阪市役所(会場まで徒歩3分)
又は、市民病院の駐車場(会場まで徒歩6分)へお止めください。
定員 195人
参加費 事前申し込み 1000円 当日 1300円 (小学生以下無料)
申し込みと問合せ先 nanadaisaki@dokomo,ne.jp
(電話でのお問合せ) 0598-20-8778 古川
※ お申し込みの際は、お名前 ご連絡先 参加人数 をご記入ください。
※ 小さいお子様を連れの方は、お膝の上でお願いします。
主催;七代先の子孫ことを考えて今を生きる会 協賛:放射能防御プロジェクト三重