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自己チューの進行形日記でshow。

「刀根早生柿」の収穫。

2007年10月08日 | 農業は、スゴイ!

Kakien00311昨日、本来業務がお休みで、
今秋初めての農作業をした。
刀根早生柿の収穫である。
我が家では、奥さんが
長男の出産を機に、

(もう、随分昔になる。29年前か?)
幼稚園の先生から華麗なる?転身。
我が家の農作業を一手に引き受けている。

1.2haほどの果樹園だから
兼業農家としては、面積は多いほうだ。
収穫だけでも、梅、すもも、柿、みかんと
色んな種類があるからたいへん。

収穫にいたるまでは、並大抵の作業過程ではない。
でも、からだは疲れるが、収穫時が一番の喜びだ。

私も、かつて、土、日曜日は
農作業に加担していた?が、
大病を患ってから、一線を遠のいている。(何しろ入院11回。)
(つまりは、あまりの過酷さゆえ逃げたのだ。)
今は、申し訳程度の手伝い。(給料泥棒と言われたくはない。)

Waka7秋も深まり、柿のシーズン。
そんな、のんきなことは言ってられない。
適期に収穫しないと商品にならない。
猫の手も借りたい時期。
猫より劣る私の手伝いでは、ままならぬが、
少しは進む。
  

    

  

635 刀根早生(とねわせ)柿は、
平核無柿の中でも和歌山県で
一番多く栽培されている早生の品種。
平核無柿の特徴は、種が無いこと、
形が偏平で角張っていること、
そして何より果肉がやわらかく
ジューシーであることだ。【全国の皆様食してくださ~い。】
しかし、収穫して、すぐは食べられない。(渋柿なものでネ。)
脱渋庫で炭酸ガス処理で渋抜きをして
選果。箱詰めして出荷となる。

Tonewase ひとつの果実として商品になるまで
剪定・摘蕾・摘果・害虫や病気の農薬散布、
それ以外にも多くの作業を必要とする。
収穫後も上述のごとくだ。
消費者が買う時は、高いが
生産者の手取りは微々たるものだ。

一昨年は豊作貧乏の極みだった。昨年不作。でも安値。

今年もどの家も昨年よりも不作だそうだ。それに小玉が多い。
雨が少なかったからネ。でも、高値かというと疑わしい。
つまり、農家の懐は常に苦しい。
にもかかわらず、農業に携わっているのは
やはり自然と関わることの魅力と収穫の喜びだ。

私も、定年を迎えたら農業従事者だ、、、?。
(毎日は出来ない。断言する。)
しかし、農業従事者の高齢化は続く。
どの家も後継者はいない。
あと5年もすれば荒れた畑、
畑と呼べない土地が増えることだろう。

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7年後、定年で農作業を私がしていたら
きっとこんな声がかかるだろう。

「おーい。青年、がんばれよ!」

(写真は柿の花。これが本来の青年だ!)

※尚、この記事は昨年10/4を編集・加筆したものです。悪しからず!!

【明日、記事のアップはありません。次回は10/10です。】

コメント (10)
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