日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

「希望を捨てる勇気」より「考えを改める勇気」を!---お札を刷れば簡単に解決!

2010年02月14日 | 経済
「希望を捨てる勇気」をすすめる本が出ていて、人気が高いそうである。こういう本が売れるのは日本人の衰弱を示す兆候であり、日本人が相当馬鹿になったことを示す証拠である。情けない話である。
 「人間は希望を食って生きている」、或いは「どんな絶望的な状況になっても希望を失わないのが人間だ」と考えている小生としてはばかばかしくて読む気がしない。なんでも「今日より明日はよくなるという希望を捨てる勇気が必要だ」という。「希望を捨てれば長期停滞も悪くない」そうな。
 この本の作者池田信夫氏は経済政策をあれこれ自分のブログで発表しているが、どう考えても長期停滞の線しか出てこないのであろう。自分の経済政策で長期停滞の線しか出てこなければそれは誤っている証拠とは考えられないのであろうか。自分の考えを正しいとして、人に「希望を捨てよ」無理なことを押し付けるのは傲慢の極みであり、居直りである。
 ある経済政策で長期停滞の線しか出てこなかったらその経済政策は誤っていると考えるのは数学の常識、即ち演繹法である。希望を捨てる勇気を人に説くより、自分の考えを改める勇気が池田氏には必要ではなかろうか。池田氏は勝間和代氏が菅直人氏に日銀券を増刷してデフレを止めることを提言したことを口を極めて非難している。
 これまで政府が続けてきたゼロ金利と歳出削減は長期停滞よりさらに悲惨な結果をもたらしている。この現実はこれまでの政策の誤り示している。 平成10年に丹羽春喜氏は「お金が足りなければ刷りなさい」と書き、平成11年に小生も日銀券を増刷しさえすれば経済危機は克服できる書いた。ノーベル経済学賞を受賞したレスターサロー教授は10年前に来日し「日本政府のやるべきことはひたすら輪転機をまわすことだ」と発言している。
 ところが日本政府がやったことは終わることのない歳出削減である。不景気なときに歳出削減をすればデフレを助長するだけである。この政策は一貫して変わっていない。その結果が15年続いている戦後最長の重度のデフレである。現在の日本を覆っている現象は典型的なデフレである。 希望を捨てる勇気など必要はない。単にお札を刷って大規模な財政出動をするだけで希望にあふれた社会が出現する。
 デフレ対策は古今東西変わらない、通貨を増発すればいいのである。池田氏には正反対のやり方を研究されることをお願いする。裏切られることはないことを保証します。
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