日本に黒人奴隷がいたかと言う問題が騒ぎになっているようだ。「戦国大名たちの間で黒人奴隷を抱えることが流行した」と主張するのは東大准教授の岡美穂子という御仁だ。「戦国大名の間で種子島銃を数多く持つことが流行した」という話ならわかるが黒人奴隷とは呆れる。日本人が描いた南蛮人の絵の中に顔の黒い黒人のような人物がいるのを見たことがあるが日本人が直接黒人と接したという話はほとんど聞いた事がない。「宣教師が織田信長に弥助という黒人奴隷を献上した」という話はあるが織田信長のような日本のトップにしか献上されなかったことはこれが非常に稀なケースであること。つまり一般人が黒人を持つ機会は殆どなかったということだろう。
白人が黒人を奴隷にしたということは歴史的に白人の悪事の最たるものだが日本人もその悪事を行なったことにしたいという狙いがあるのではないか。もし日本へ黒人奴隷を売り込んだとするのであれば宣教師達はもっと近い、インド、タイ、ベトナム、中国あたりにも売り込んでいるはずだ。日本より近いこれらの国へ黒人奴隷は売り込まれている実績があるのであろうか。タイやベトナムや中国に黒人奴隷がいたとは聞いた事がない。それがないのに極東の日本にだけ黒人奴隷を売り込んだという話は眉唾ではなかろうか。岡美穂子女史の頭の中は普通ではないのではないか。女史に指導される学生さん達が気の毒だ。