日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

コンプライアンスとは何か

2005年11月06日 | 日本語
 昨日のNHKのニュースで「コンプライアンス体制」という言葉を聞いたが、この単語の意味をわかる人はどれぐらいいるのであろうか。コンプライアンスとは法令順守という意味らしい。保険会社が払うべき保険金を支払っていなかったという問題で法令を守る体制を早急に作らないといけないという話であった。私自身この単語の意味を知ってからまだ1年経過していない。これを最初に聞いたときに私は意味がわからないから意味の説明を求めた。その場にいた人の中でこのときの説明で意味がわかった人は沢山いたはずである。
 ある年上の友人から「新しい歴史教科書をつくる会はリベンジする」とあったがリベンジとは何ですかという質問を受けた。この単語は覚えてまだ1年未満ということではないが初めて聞く人もまだ沢山いるという現実を示している。
 カタカナ語の氾濫は今に始まったことではないが言葉は意味を伝達するためのものであるがこういう言葉を使うと何かを伝えたいという本来の目的が達成できない。相手も自分も困るのは明らかである。
 日本人が使う言葉が日本語だとすれば日本人は日本語の意味がよくわからないということになる。このことは実質的に日本人は義務教育さえ満足に受けていないという状態の人が沢山にあるということになる。
 先の投稿記事で「2010年までに基礎的収支のバランスをさせる」政策の無意味さを力説した。これを達成することと財政再建とは無関係であること即ち財政再建は現状はまだ始まってもいないと力説した。役人や政治家は「基礎的な収支を均衡させる」といわずに「プライマリーバランスをとる」という言い方をして無意味な政策であることをぼかそうとしているように見える。こんなことでは財政再建の手がかりさえ掴めない。嘆かわしいことである。
 日本は江戸時代から教育水準の高さは世界一である。世界一の寿命、アニメや漫画を世界中にあふれさせる文化の力の基本には日本人が使っている日本語がある。日本語の効率のよさ、忘れにくさ、表現力、その他日本語の優れたところが日本人の文化の基礎にある。その日本語の多くがカタカナ語に置き換わっていけば日本語が衰退し、日本人の文化のもつ力強さも失なわれていく。
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