この3点のゴールだけで2失点がなければ完璧なのだが!。少なくとも最初の失点は容易に防げるはずだ。
この3点のゴールだけで2失点がなければ完璧なのだが!。少なくとも最初の失点は容易に防げるはずだ。
大相撲に久々有望力士が誕生した。遠藤である。4場所で入幕は最速だそうだ。今場所になって初めて遠藤を見たが。均整の取れた体格で相撲の基礎ができていると印象を受けた。最近の大相撲は人気が盛り返しつつあるがひとつには稀勢の里がやっと優勝できそうに成長してくれたことが大きい。稀勢の里には昔から期待していたがなかなか進歩せず、何度も裏切られてきた。しかしやっと性根が座ってきて、安心して見られるようになってきた。ここ数場所、白鵬に次ぐ成績でやっと貴乃花以来の日本人横綱の可能性が出てきたのだ。これまであまりにうまくならないために横綱は無理ではないかと考えていたがここ数場所の成長で誰もが横綱への期待を膨らませている。
これに遠藤が出てきたのである。遠藤は石川県の出身だが相撲のうまさは郷土の先輩輪島に似ている。輪島はほとんど壁らしい壁にはぶつからずに横綱まで駆け上がった。身長が183cmで少し上背が足りないかもしれないが、相撲のうまさは抜群である。先場所の遠藤は14章1敗で十両優勝を遂げている。新十両で14勝もあげるのは並大抵ではない。今場所も9勝3敗である。どこでも勝てるのは環境が違っても通用する普遍的な相撲を身に着けているのであろう。師匠がよかったのであろう。
サッカー大陸代表戦の初戦は3-0でブラジルに完敗した。目立ったのはまったく消極的な戦いである。ボールを取りに行くポーズだけで2メートルあたりまで近づくだけで決してボールを取りに行かない。これで戦いになるわけはない。最初から相手は強いと思い込んでいるのである。まるで負けるために出ているのである。アジア46ヶ国の代表としてでるのであるから戦う姿勢を示さなければならない。ボール支配率は日本の37%である。まったく相手のなすがままの90分であった。40分おきに1点を取られて、計3-0の完敗である。日本の評価は世界32位である、一方ブラジルは世界22位である。伯仲していると言える状況にある。これほど一方的な試合になるはずないのである。こんな無気力な試合は見たくない。
試合が終わった後の新聞評であるが「あるで中学生とプロとの対戦であった」とあったことはひどい。新聞の評にもあったし、選手自身の評価にもあった。中学生とプロとの差があるわけはない。よくこれだけ誇張した表現ができるものだし、反論するものもいない。そこが問題である。極端な表現をしてそれが極端であることがわからないのだ。極端な表現をしてそのことを事実として自信をなくすということがないであろうか。
失われた20年は世界最大の債権国を世界最大の借金国として誤解することから生れた。借金国でないのに借金国であることを前提にして歳出削減と増税を繰り返して経済を失速させたのである。
日本人は自分たちを知らない。日本人は自分を客観的に見ることができないという病気に陥っている。しかしそのことを知らない。
昨年の南アフリカのサッカーW杯では9位になり、アジア杯も勝ち、大勢の日本人選手が欧州に呼ばれるなかでJリーグが始まる。
J118チーム、J220チームで、ことのほか盛況である。J1の18チームの一覧表を見ていたがチーム名がわかりにくい。意味がわかりそうなのはレッズだけである。正しいかどうか判らないが英語の赤REdに複数のsを付けた物であろう。Reds で意味は「赤い人たち」であろうか。18チームのなかで意味がわかりそうなのはたったの1チームであるというのはおかしくはないだろうか。これが愛称だというからさらにおかしい。親しみを込めて言う名前なら誰でも知っている名前にするのが普通であろう。
ガンバ、ジュビロ、セレッソ、アビスパ、アントラーズ、モンテディオ、アルディージャなどといわれても意味が判らないし何の感興もわかない。以前東京ドームが出来たとき、愛称をビッグエッグにすると発表されたがその後ビッグエッグは使われているのであろうか。先の日本でのW杯の時に大分にできたサッカー場は確かビッグアイという愛称がついたがビッグアイは使われているのであろうか。親しみを込めて言うときには日本語を使うがサッカーチームに付ける名前はなぜかくも判りにくい、あちら風の名前なのであろうか。「がんばろう神戸」とか「さくらんぼ山形」或いは「海えん隊長崎」さらに「モッコス熊本」或いは「瑞穂の国新潟」と或いは「道頓堀大阪」などわかりやすい名前に出来ないのであろうか。
Jリーグの理念に地元密着というのがあるそうだが現在のあちら風の名前をやめて名前から日本風に代えてもらいたいものだ。
さらに言わせて貰えばJリーグというのもおかしい。日本をJapan というのは英語であるし、Jとアルファベット1字で日本を表すのはもっての外である。バスケットにはプレミアリーグというのがある。日本の首相をプライムミニスターというようなものだ。日本人は日本語を使うというのが基本である。基本を忘れた日本にはいい未来は来ないであろう。
サッカーアジア杯で日本が4回目の優勝を遂げ万々歳であったがその影で印象的なことが話題になっている。決勝トーナメント準決勝で日本対韓国戦で韓国1点先制の場面でキソンヨン選手が行った猿の真似が日本人への人種差別であるという非難が起こっていることである。FIFAは「人種差別にレッドカードを」という標語を掲げており、サッカーを通して人種差別のない社会をつくることを目的の一つにしている。キソンヨンの行為はその精神に反するというわけである。その非難に対して「観客席の旭日旗に怒りを感じてやった」と旭日旗を掲げる方に非があるというような説明をしていたがその後説明を翻して「自分がスコットランドのセルティックで試合をしたときに猿の真似をしてからかわれたことに対する抗議の意味で猿の真似をやったのだ」と人種差別に反対する意図から行ったと説明した。
そうすれば「スコットランド人が人種差別的行為を行っている」と名指ししたことと同じでスコットランド人が激怒することになるのは当然である。キソンヨンは自分の人種差別的な行為を隠すためにスコットランド人を人種差別主義者に仕立て上げるという二重の誤りを犯していることになる。その結果、スコットランド人から「キソンヨンは嘘つき猿」と名指しで非難されることになった。
FIFAが目標に掲げている「人種差別をしない」ことは重要であるが「嘘をつかない」ことも人間として大事なことである。サッカーが強くても平気で嘘をつくようでは野蛮人と変らない。サッカーを純粋に楽しみに来ているファンに対する冒涜であり、サッカーをやる資格がないというべきである。
キソンヨンは「サッカー選手である前に大韓民国の国民である」として問題の行為を行ったとも説明している。その結果世界から非難されることになったとすれば大韓民国のあり方そのものが世界から受け入れられない歪んだ部分があることを示しているのではないだろうか。