塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レッズに新外国人選手が2名加わる

2010-02-05 18:59:32 | 日記
 J1が開幕するのはまだ先の話ですが、僕が今季最も活躍を期待する外国人選手は、ブンデスリーガのケルンからレッズに移籍したブルキナファソ代表のサヌです。アフリカ出身でなおかつ代表歴がある選手の加入は、パトリック・エムボマ以来でしょうから、彼にはJ1で是非とも大暴れして欲しいですね。

 僕はレッズのサヌ獲得は、残りのJ1の各クラブに対して、外国人選手補強の大きなヒントを与えたと考えています。

 まず欧州から監督を招き、その監督が指名した教え子も一緒に引っ張ってくるという方法です。
 サヌは欧州リーグの情報はあっても。J1についての情報は持ち合わせてはいなかったと思います。アフリカの選手が地理的に遠い日本で、サッカーをしながら生活をおくる事は、クラブの手助けなしには成り立ちません。

 その入団するクラブの指揮官がかつての恩師フィンケならば、サヌにとってレッズへ移籍する際の大きな要素となったはずです。新監督とのコミュニケーションという問題が、ひとつ消えた形になりますからね。

 この例のように外国籍の監督のオファーを出す場合は、彼の戦術のキーマンになる選手も同時に獲得すれば効果は倍増すると思います。新監督は言葉の問題もあり、選手と意思疎通が難しい。でも実際監督の希望するプレイを、今そこで表現できる選手がいるならば話は違ってきます。
 早い段階での戦術の浸透と互いのコミュニケーションを深めるにあたり、今回レッズがとった策は非常に的を得ていると思います。(フィンケ監督は2年目ですが、去年は試運転の意味合いが多かったように思います。)

 またベンチが定位置の代表選手に声をかけてみることもひとつの方法だと思います。
 例えばハンブルクがルート・ファン・ニステルローイの獲得に成功しました。この移籍劇はやはりニステルローイがサブに甘んじていたことと無関係ではないでしょう。
 こうしたベンチ要員、または監督の構想から外れた選に、J1のクラブは積極的に声をかけたらいいと思います。うまくすればバイエルンからローマに移籍したルカ・トニのように、形態はレンタルだが料金はゼロという願っても無い提示が受けられるかもしれません。

 レッズに今季加入したオーストラリア代表スピラノビッチは、古巣のブンデスリーガのニュルンベルグで出場機会が得られず、レッズの一員になることになりました。今のJ1では ボスナーにケネディと他にもオーストラリア出身の選手が在籍していますからね。クラブの枠を超えて交流ができると思います。

 欧州やアフリカの1流どころが日本にくる事は難しいでしょうが、J1のクラブには国内の有望株に加えて、常に海外の情報も視野に入れて欲しいものです。選手の移籍というのは、新シーズンのクラブの戦力を測るバロメーターですから、ファンとしては無視することは出来ませんから。
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