塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手には、地に足の着いた生活をしてほしいと願う一方で

2019-04-09 01:39:21 | 日記
 フットボール・ウエブマガジンが、イングランド代表のマーカス・ラッシュフォードとブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオールの交際相手を特集しています。

 日本でも代表選手、Jリーグの選手が女優やアイドルと交際、結婚、出産を経験する頻度は高まっていますが、正直彼らからすれば

 「小さな親切大きなお世話」

 に違いありません。

 雑誌社からすればヴィニシウスのような、レアル・マドリードとセレソンの根幹を担う選手の交際発覚ですから、部数の売上が期待できると踏むのは間違いありません。

 一方でファンの多くが、選手、特に若い選手たちに「悪い虫」がつくことを恐れていることも確かでしょう。

 この悪い虫は何も派手な生活を好む女性とは限りません。

 よくバルセロナ時代のロナウジーニョが、グレミオ時代からの取り巻きを自宅に住まわせている、代理人である実兄アシスが金の亡者だと批判されることが多かったわけです。

 特に彼がミランを退団してフラメンゴに移籍を発表した際は、古巣グレミオへの帰還が期待されただけに、ファンの怒りと憎悪は凄まじいものでした。

 また、ベッカムがヴィクトリアとの交際が発覚した後、アレックス・ファーガソンとの折り合いが急激に悪化したこともよく知られています。

 ファーガソンは一人のプロとしてベッカムは素晴らしいと考える反面、ヴィクトリアと共に好んでマスメディアの前に登場する姿勢には、一貫して反感を抱いていました。

 ですからファンもクラブも、選手が交際することに異論はないのでしょうが

 お金の問題、不倫や浮気で広報を慌てさせない
 地に足を付けた生活をしてほしい

 と願うのでしょうね。

 それが選手の名声やお金を目当てにやってくるのが、エゴを全面に出した女性だけでなく、代理人希望の人物や両親、と言う厄介な面もあります。

 アルゼンチン代表のマウロ・イカルディは妻
 ブラジル代表ネイマールは父

 というように、家族が代理人と言う選手もいますし、彼らの報酬が潤うほど自分たちも使える金額は増しますから。
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ドイツ代表に欠けているかもしれない要素

2019-04-09 01:18:20 | 日記
 先日他界したカール・ラガーフェルドは、シャネルのデザインを施していたせいか、フランス国籍の印象が強いと思いますが、ドイツに産まれています。

 ラガーフェルドは気さくでありながら実にエレガントな方で、ペットボトルの飲料水をそのまま飲み干すことはなく、必ずグラスに移し替えていたそうです。

 エディ・スリマンが手掛ける「ディオール・オム」のジーンズをはくために、徹底した食事管理の下で行ったダイエットも話題になりましたが、ラガーフェルドはそれだけの意思を持っていた証になります。

 ドイツサッカーと言えば、リベロ、マンマーク、3-5-2というある種の固定観念が過去はまかり通っていました。

 しかい近年は4-2-3-1、ロイスやゲッツェに代表される、技術のある選手の台頭が目立つ、と印象も強くなりました。

 しかし、イタリアやスペインに代表される、真に卓越した技術を持ち合わせた選手は、長いドイツサッカーの中を見渡しても、まだ存在しないのではないでしょうか。

 フランス ジダン、プラティニ
 イタリア マッツオーラ、リベラ、バッジョ
 スペイン スアレス、シャビ、イニエスタ

 隣国では彼らのような、美しい選手が必ず生まれてきましたし、ベルギーにもシーフォ、ドイツ同様に無骨な印象が強いイングランドもグレン・ホドルは個性のある選手でした。

 地味かもしれませんが、ギャリー・マカリスターはスコットランドの命運を一時期左右しましたよね。

 ラガーフェルドだけでなく、ジル・サンダーもドイツの生まれですし、ゲーテと言う文豪、そして多くの作曲家を生み出しているわけですから、ドイツの方々に想像力が欠けているわけではないでしょう。

 アンドレアス・メラーやトーマス・へスラーなど1990年代にも名手はいましたが、仮にセバスチャン・ダイスラーが病気にならなければ、違った個性が誕生したのかもしれません。
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