塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ドイツ代表に欠けているかもしれない要素

2019-04-09 01:18:20 | 日記
 先日他界したカール・ラガーフェルドは、シャネルのデザインを施していたせいか、フランス国籍の印象が強いと思いますが、ドイツに産まれています。

 ラガーフェルドは気さくでありながら実にエレガントな方で、ペットボトルの飲料水をそのまま飲み干すことはなく、必ずグラスに移し替えていたそうです。

 エディ・スリマンが手掛ける「ディオール・オム」のジーンズをはくために、徹底した食事管理の下で行ったダイエットも話題になりましたが、ラガーフェルドはそれだけの意思を持っていた証になります。

 ドイツサッカーと言えば、リベロ、マンマーク、3-5-2というある種の固定観念が過去はまかり通っていました。

 しかい近年は4-2-3-1、ロイスやゲッツェに代表される、技術のある選手の台頭が目立つ、と印象も強くなりました。

 しかし、イタリアやスペインに代表される、真に卓越した技術を持ち合わせた選手は、長いドイツサッカーの中を見渡しても、まだ存在しないのではないでしょうか。

 フランス ジダン、プラティニ
 イタリア マッツオーラ、リベラ、バッジョ
 スペイン スアレス、シャビ、イニエスタ

 隣国では彼らのような、美しい選手が必ず生まれてきましたし、ベルギーにもシーフォ、ドイツ同様に無骨な印象が強いイングランドもグレン・ホドルは個性のある選手でした。

 地味かもしれませんが、ギャリー・マカリスターはスコットランドの命運を一時期左右しましたよね。

 ラガーフェルドだけでなく、ジル・サンダーもドイツの生まれですし、ゲーテと言う文豪、そして多くの作曲家を生み出しているわけですから、ドイツの方々に想像力が欠けているわけではないでしょう。

 アンドレアス・メラーやトーマス・へスラーなど1990年代にも名手はいましたが、仮にセバスチャン・ダイスラーが病気にならなければ、違った個性が誕生したのかもしれません。
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