塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

自分の力で勝ち取る勇気

2019-04-02 01:31:34 | 日記
 日本では選挙権が18歳に引き下げられましたが、投票率の改善には至っていません。

 僕は山梨学院大学在籍時、住民票を甲府市に移さなかったために、20歳を超えても投票にはでかけず、千曲市に戻って来てからはずっと投票を行っています。

 最近は両親と共に町役場へ出向き、期日前投票を行う事で選挙当日の喧騒から抜け出すようにしています。

 投票はやはりした方がよいですよね。

 それは投票が「何かを得るために必要な事柄」であり、

 「投票したい人がいない」
 「誰に投票しても無駄だよ」

 と思う事自体の気持ちはわかるのですが、無駄にしてはいけません。

 日本代表がワールドカップを大切に思えるようになったのは1998年フランス大会からですが、それは

 「初めて予選を勝ち抜いたから」
 「加茂体制が瓦解し、岡田体制になり苦難の道を歩んだ」

 というドラスティックな面があったためです。

 逆に言えばこの1997年のアジア予選以降、日本代表は自分たちで自分たちの歩みを決めてきた、つまりどんな批判されても、最後まで意地を張り続け、僕たちにワールドカップを与えてくれました。

 この成し遂げた事実があったからこそ、ワールドカップの本戦が待ち遠しいわけですよね。

 よく言われることに

 過去には婦人参政権すらなかった
 民主主義は、自分たちで勝ち得るもの

 という2点があります。

 日本はGHQから憲法や議会を与えられた事で、投票や議院内閣制の意味合いを学ぶ機会がさほど多くない事も確かだと思います。

 しかし、ワールドカップも政権も、ほんのわずかの勇気で変化するものです。

 それは2018年の夏、日本代表がその背中で教えてくれています。
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エイプリルフールという事実を忘れて

2019-04-02 01:20:57 | 日記
 エイプリルフールに皆を唸らせるような嘘をついたことがある方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。

 昨日のJリーグのニュースには思わず

 「やられたなあ、でも引き込まれたな」

 と思った方は、僕も含めて多かったのではないでしょうか。

 その内容は村井満チェアマンが退任し、初代チェアマンの川渕三郎氏が再就任するというもので、このニュースを聞いたときは村井チェアマンが退任する理由が全く思い浮かびませんでした。

 よくよく記事を読みこむと、川渕氏が4月1日の日付と共に発信した、エイプリルフールのニュースであることがわかり、取り越し苦労だと気づいたのです。

 でも、このような安堵するものでしたら、まだ良い方でうしょね。

 現在米国大統領が、自分の立場を瀬戸際に追い込むであろうニュースは全て

 「フェイクだ」
 「新聞やテレビは相手にならない」

 と断罪しますが、そこには物事を深く観察するという、人間が本来持つべき動作が備わっていません。

 村井チェアマンはリクルートという外部から来た方ですから

 「どうしてこのような案件が通過するのだろうか」
 「この点を改善すれば、もっと良いのに」

 という気づきの視点がずば抜けているのでしょう。

 金Jの発足、ダ・ゾーンとの契約などJリーグは近年、多くの事柄を促していますが、野球、バスケットボール、卓球と他のプロリーグの中でどのような付加価値を見出すのか。

 そのかじ取りは年を追うごとに大きな重圧となります。
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