塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

保守の印象はマイナスでしかないだろうか

2019-04-01 01:02:14 | 日記
 コンバースが1997年、デニス・ロドマンと契約を交わした背景には、彼らが保守的な企業であるという消費者からの判断から脱却したい、という意思があったためと言われています。

 コンバースはロドマンに対し、コンバースらしい伝統が息づいたバッシュ

 「スプリングフィールド (バスケット誕生の地)
 「ドクターJ2000 (名手ジュリアス・アーヴィングの使用バッシュからのインスピレーション)

 を与えた後、遂に彼専用にデザインした

 「オールスター91」「オールスター・バイブ」「オールスター・ロドマン」「オールスター・Ⅾ・ロッド」を提供します。

 特にロドマンのバッシュには、彼の身体に散見された入れ墨をモチーフにしたデザインが施され、

 1・ステイ・トウルーというスローガンの下で作成されたロドマン・ポスター
 2・ファン100人をロドマンに会わせるツアーを企画

 など、多くの販促も行われました。

 ディアドラがアントニオ・カッサーノと一時期契約していたのも、コンバース同様にイタリア国内から見られる保守的な企業という概念を払拭するためではないか。

 と勝手に考えました。

 ディアドラが保守的と考えたのはあくまで僕個人の見解であり、逆に言えば優等生、優良企業という見方もできます。

 つまり、高品質で機能も充実しているが、何かが物足りない。その物足りなさを補うのが

 アントニオ・カッサーノが持つ即興性
 アントニオ・カッサーノが持つ悪ガキとしての一面

 だったのではないでしょうか。

 彼自身がもっと冷静であれば、ミラン、パルマ、インテル、ローマにバリ、サンプドリア、そしてあのレアルというように旅人にはならなかったとは思います。

 しかし、カッサーノの性格が集中力を維持できなかったのでしょうね。

 ディアドラが今後、再度サッカースパイクを市場に投入する際は、契約選手誰にするでしょうか。

 
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アシックスにみられる柔軟な発想

2019-04-01 00:47:11 | 日記
 アシックスは復刻スニーカーのオニツカ・タイガーとアシックス・タイガーを含め、アシックス・ストライプスを採用しています。

 しかし一時期、サッカースパイクに「a」というように、ブランドの頭文字をそのままデザインしていた時期がありました。

 アシックスはリオ五輪日本代表選手団の公式スポンサーでしたが、その際に提供したジャージもアシックス・ストライプスではなく「a」でしたね。

 アシックスとしては伝統のアシックス・ストライプスを尊重しながらも、ブランド・ロゴを変更することで

 新しいファンの開拓と製品づくり
 ファンが向ける視線を新しい物にしたい

 と考えたのではないでしょうか。

 アシックスは2002年韓日ワールドカップの際、アルゼンチン代表のファン・ヴェロン、イタリア代表アレッサンドロ・ネスタにスパイクを提供しました。

 その歳に提供したスパイクは、伝統のアシックス・ストライプスをモディファイしてあり、世界規模で注目があつまるワールドカップの最中に、アシックスは自社の

 「伝統を確信」
 「デザインの優秀さと機能性の両立」
 
 を訴えたかったのではなかろうか。

 と推測します。

 1990年代中頃から、アシックスに限らず各社が復刻スニーカーを盛んに発売しており、多くの反響を得たいました。

 僕は所有していませんでしたが、アシックスもオニツカ時代の名品バッシュ「ファブレ」を復刻、当時のファンから多くの支持を集めたと聞きます。

 復刻スニーカーは発売当時の面影が売上に大きく影響しますが、ファブレの復刻はオリジナルを忠実に再現していると評判でしたから。

 一方でアシックスのように、ブランドロゴを柔軟に変更する器用さも、今後は更に求められる気がします。
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