雑誌「ビギン」をはじめ、様々な媒体で活躍するファッション・イラストレーターの綿谷寛氏。
画伯と呼ばれている氏の初の作品集である
「男のファッションはボクが描いてきた スタイル 1979-2018 小学館」
を、長野に出かけた際に買い求めました。
面白いのは、ビギンで見られるコミカルな作風を「バカタッチ」、メンズ・プレシャスで確認できるシリアスな画風を「マジタッチ」と呼んでいる点で、氏の作風の幅が良くわかります。
マジタッチで描かれるスーツ姿の男性を見ると、イングランドでサッカーが広まる際、観客(男性ですよね)はスーツに山高帽でで観戦に訪れていたことを思い出します。
そのころは、今のようにマフラーやレプリカジャージという概念はなく、何よりクラブそのものが
「クラブがサッカーの入場料以外でお金儲けをすること」
など、念頭になかったのでしょう。
労働者階級の娯楽として育ったサッカーですから、仕立てのスーツとは言えども、自分の給料で何とかなる価格だったに違いありません。
アーセナルやスパーズのファンの一部には
ギーブス。&・ホークス
デイジー・&・スキナー
ハンツマン、ヘンリープール
などに代表される、サヴィルロウ仕立ての背広を着こんだ観客がいたかもしれません。
そのスーツも重厚なウール素材でしたが、サッカージャージもウール素材、そしてスパイクも革の重い物で、一日に四季があると指摘のある、イングランド、スコットランドでプレイすること。
これは今よりもはるかに重労働だったに違いありません。
このイラスト集、大変な人気のようですがその理由、ページを開いてみればすぐにわかりますよ。
画伯と呼ばれている氏の初の作品集である
「男のファッションはボクが描いてきた スタイル 1979-2018 小学館」
を、長野に出かけた際に買い求めました。
面白いのは、ビギンで見られるコミカルな作風を「バカタッチ」、メンズ・プレシャスで確認できるシリアスな画風を「マジタッチ」と呼んでいる点で、氏の作風の幅が良くわかります。
マジタッチで描かれるスーツ姿の男性を見ると、イングランドでサッカーが広まる際、観客(男性ですよね)はスーツに山高帽でで観戦に訪れていたことを思い出します。
そのころは、今のようにマフラーやレプリカジャージという概念はなく、何よりクラブそのものが
「クラブがサッカーの入場料以外でお金儲けをすること」
など、念頭になかったのでしょう。
労働者階級の娯楽として育ったサッカーですから、仕立てのスーツとは言えども、自分の給料で何とかなる価格だったに違いありません。
アーセナルやスパーズのファンの一部には
ギーブス。&・ホークス
デイジー・&・スキナー
ハンツマン、ヘンリープール
などに代表される、サヴィルロウ仕立ての背広を着こんだ観客がいたかもしれません。
そのスーツも重厚なウール素材でしたが、サッカージャージもウール素材、そしてスパイクも革の重い物で、一日に四季があると指摘のある、イングランド、スコットランドでプレイすること。
これは今よりもはるかに重労働だったに違いありません。
このイラスト集、大変な人気のようですがその理由、ページを開いてみればすぐにわかりますよ。