塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

振り返るパルセイロの応援風景

2017-03-21 22:38:07 | 日記
 今日休日だった僕は、パルセイロ・スポンサー「シューマート」さんの千曲店で、コロンブスのミンクオイルを購入しました。

 ファンの方の意見をまとめると
 
 「うかれるな、2連勝は喜ばしいが落ち着こう!」
 「天皇杯に主力を出すか、否かを話し合おう」

 と、皆さんが冷静に感じていることが伺えて素晴らしいと思います。

 パルセイロ自販機も、ホット・ドリンクをすべてコールドにする時期になりつつありますし、キリンさんも含めたスポンサー各位に、改めて感謝したいと考えています。

 応援歌やチャントは、スタジアムに通うと勝手に覚え始めます。

 僕も通いながら覚えた口ですが、今もうろ覚えの部分がありますし、歌えるパートはばっちりです。

 今はコンピュータが発達し、有志の方々が応援風景やゴールシーンを動画という形で視聴させてくれます。

 ですから予習として

 「ああ、開始前にはこんな歌で選手を鼓舞するのか」
 「この場面ではこの歌を歌うのね」

 と確認できることは、僕は南長野で観戦を始めた2007年当時にはありませんでした。

 あのころからタオル・マフラーを振り、得点のにおいが漂う場面では
 
 「ゴッ・ゴッ・ゴッ・ゴール長野!!」

 というチャントは変わりませんし、「走れ!戦え!力の限り!」と選手たちを鼓舞する形も今後も歌い継がれてゆくと思います。

 ウノとシマというふたりが見てきた風景を応援歌でファンが共にすることは、意義があると言えますね。
 
 
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ミスター・トランプの投げかけた波紋は世界で確認できる

2017-03-21 22:27:47 | 日記
 ミスター・トランプの大統領就任を後押ししたホワイト層は、給与水準がさほどではないことが知られています。

 彼らの多くは

 「移民が我々よりも安い賃金で仕事を受理する」
 「俺たちの給与水準が低く、同僚が退職していくのは彼らのせいだ」

 と考えています。

 「違法」移民と移民は抜本的に異なりますが、ミスター・トランプは心の中で、ニクソン、レーガンといった70年代や80年代の大統領が投げたブーメランが、今ようやく我々の下に戻ってきている。

 と実感、言い換えれば苦渋の表情を浮かべている。

 そんな気がします。

 中米の貧しさは米国政権の圧力によるもので、チリのアジェンデ政権をCIAが彼を暗殺したことで頓挫させたこと、中米で

 「米国は出ていけ!!」

 と叫ぶ「グリーン・ゴー」がなまってグリンゴと呼ばれるようになったことは、世界中で認識されていますが、米国政府と大統領、そしてミスターを支持している人間たちはそうではなかった、という形になります。

 ニューヨーク在住の人々は恐らくヤンキースを応援しているでしょうが、あのマリアーノ・リベラのふるさと、パナマは米国政権の圧力で国家が鋳造できる仕組みさえ作れなかったわけです。

 ですからヤンキースファンに

 「リベラのふるさと、パナマに圧力を加え続けた自分たちをどう思うか」

 尋ねてみたら、どんな表情をするか、僕にそれだけの学力があれば聞いてみたいものです。

 この問題、プレミアでも同様です。

 プレミアはレスターが優勝したように、ある種のおとぎ話がありますが、基本は資本力で勝るクラブが制圧しています。

 一方で代表がさえないのは

 「多くの外国籍選手がイングランド人選手を追いやっている」
 「外国籍の制限を設けろ」

 という議論から成立しています。

 ドイツでプレイする浅野のように、A代表経験を満たさない選手がプレイできない環境がプレミアにはありますが、規制か自由かは米国だけでなく、実は世界でみられる問題であると僕は考えています。
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傍観と諦観、動くことの大切さ

2017-03-21 16:34:58 | 日記
 日本語には傍観と諦観という言葉があります。

 これは辞書ではなく僕の解釈ですが、前者は何もしないこと、誰かがやってくれるに違いないという、何の根拠もない考え、後者はあきらめて何もせずに見ているだけ、という意味合いと感じます。

 僕には弟が一人いますが、家のことは一切しません。

 彼は僕よりも休日が格段に少なく、労働時間も長い、従って帰宅した際の疲れは尋常ではない、この点は僕も重々承知しています。

 しかし、自分が食べた器を洗う、乾いた洗濯物を自分の分くらいはたたむ、くらいのことはすべきだと思います。

 僕は週休二日制せすから、遊びに出かけず家で「それなり」の事をしますが、家の事、墓参りなとの家庭行事などを

 「お前は長男だから」
 「お前は休みが多いだろう」
 「お前は暇なんだよ」

 という理由で責任を負うことが、アンフェアだと常に思っています。

 何もやらない人間が何も批判されず、自分で考えて行動した人間が、もっと他のやり方でやれよと罵声を浴びる。

 まずは何もしない、傍観なのか諦観なのかわかりませんが、動かない人間が罵声を浴び、次にやっている人間に対して別の方法があればそちらを示唆するべき、と僕はいつも思っています。

 サッカーでもオシムをはじめ、日本代表の監督は

 「走らない人間はいらない」

 と指摘してきました。

 恐らく山口蛍やエンゴロ・カンテはオシムでいう「水を運ぶ人」なのでしょう。

 一方でイブラヒモビッチのように、一見動かないように思える選手も基準点とポスト・ワーク、そしてシュートと味方と自分のために動いている選手もいます。

 イブラと対峙するセンターバックは諦観かもしれませんが、少なくとも傍観していては何の意味もないことは日常でも同様でしょう。
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リニューアルした日本経済新聞から

2017-03-21 11:26:13 | 日記
 日本経済新聞が週末分の企画をリニューアルし、特に日曜日の企画は非常に興味深いものです。

 絵画や服飾をはじめ、様々な文化特集が組まれる中、19日分では英国紳士の特集がありました。

 しばしば指摘される格言
 
 「紳士は2着しかスーツをもたない」

 が用いられるなど、彼らの嗜みについても深い考察がありました。

 英国は演劇や舞台が盛んな土地ですが、俳優は観客席に降りて演技をすることもあるようで、ある俳優が頭髪が薄い観客の席で

 「おお、不毛の土地よ!」

 と叫んだとのこと。が

 これが日本ならば、多くの媒体が瞬時に取り入れるほどの非難が俳優にあつまり、指摘された方も不愉快極まりない態度で、記者の質問に答えるはずです。

 しかし、英国ではこのようなセンス・オブ・ヒュマーが求められるため、言われたことに対して腹を立てるのではなく、何かウイゥットにとんだ発言でやり返す、これで株が上がる、というわけです。

 英国紳士はスキンケアを含む身だしなみを、年齢が上がっても果敢に取り入れており、香水ブランドのフローリスは日本でも知られています。

 何が言いたいと言いますと、プレミアで指揮官が記者と一問一答する際に白熱するのは、英国自体が
 1・議論することに幼少時からなれている
 2・日本では阿吽の呼吸、言い換えれば「間」を読むことで気持ちを察するか、この風習が無い
 3・従って仮に相手がいら立ちを感じたとしても、自分の気持ちに偽りなく発言する

 ことを異議なしと感じている。

 ためではないでしょうか。

 日本はどうしても言葉尻を捉えがちですし、指揮官(日本人)は幼少時からのディベートの場数がたりません。

 レッズのペトロビッチ監督のようなタイプは、今のJ1では希少価値があるといえそうです。
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日本、UAE戦が迫ってくる

2017-03-21 01:34:04 | 日記
 伝統を重んじるイングランド代表にとって、キャプテンの責務はアームバンドを巻くこと以外にも、大きな重みを持ちます。

 ですから不貞を働いたジョン・テリーに対し、ファンが溜息をついたことは致しかたなかったように思います。

 ボビー・ムーアに限らず、同僚を鼓舞し、自身を律するできる人間でなければ、どんなに秀でた技術を持っていても、腕章を渡されることは無いわけです。

 では長谷部という主将の離脱が決定した日本は、誰が主将を務めるかという点も留意せねばなりませんし、中盤の構成も同様です。

 僕は4-2-3-1の3の中央は、恐らく香川が務め、センターを山口と高萩が務めると予想します。

 高萩は日本よりもフィジカル・コンタクトが強いと言われるkリーグでもまれてきましたし

 1・長いフィードでUAEの最終ラインを後退させる
 2・守備の負担を山口に軽減してもらい、自身は攻撃に重きを置く

 形になるのではなかろうか、と感じます。

 久保や浅野のようなキャップが少ない選手ではなく、清武、香川という従来の選手が起用される見込みが高いのは、敵地ということもありますし、芝と笛に違和感を覚えては意味がないためです。

 大切なことは

 1・ファウル・トラブルに注意する
 2・早い時間での失点は絶対に避ける
 3・監督が交代枠3をどう使うか

 という、ある意味当たり前の観点です。

 UAEは1990年以降ワールドカップから遠ざかっていますし、1997年の最終予選では日本と同組でした。

 あの時はモハメド・アリが要注意人物として指摘されましたが、国内では日本を徹底分析した映像が流れたと言われるほど、準備が万端な点が日本とは対照的ですね。
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