参院選で、どの政党も、なんだかんだ言って、お金をばらまく話ばかりな気がするんだけど、それって正しい政治なのかね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『富国創造論』(幸福の科学出版)で、明治・大正期に活躍して「日本資本主義の父」と言われた渋沢栄一の考えを、「霊言」という形で、以下のように伝えておられます。
まあ、少なくとも、資本主義の精神を理解していない人たちが、そうした経済構想の権限を握るべきではないと思うな。そうすると、必ず間違いが起きると思う。
ここ十年、二十年を見るかぎり、日本社会は、けっこうな投資をしてきているんだけれども、ほとんど、ゼロパーセントから一パーセントぐらいしか経済成長をしていない。現実には、例えば、十五パーセント投資をして一パーセントぐらい成長する程度のことしか起きていない。
これは、経済原理を分かっていない人がお金を使っていることを意味していると思えるな。
だから、政府には、もう“禁治産宣告”をしなくてはいけないのではないか。結果的には、これだけの財政赤字をつくり、火だるまか雪だるまかは知らんが、借金が膨大に膨らんで、国家破産への道を歩んでおるのであろう。(中略)
まあ、厳しい言い方かもしらんがね、昔から、「アリとキリギリス」の話があるだろう。冬は必ず来る。人生における冬とは、働けなくなる時期、収入がなくなる時期、病気になる時期ということだな。
冬の時期は必ず来るのだから、それに備えて、夏の間から、アリは、せっせと食糧を巣のなかに蓄え込む。夏の間にそれをしないで、バイオリンを弾いていたキリギリスは、冬将軍がやってきて、雪が降ったら、凍えて、飢えて死ぬ。
これは万古不易の原理であり、そうでなくてはならないんだ。
今、孤独死や、貧困による病気・死亡等がニュースで流れているとは思うけれども、これは「アリとキリギリス」の話だと思わなければならないな。
これがはっきりと分かって初めて、資本主義の精神が出てくる。すなわち、勤勉の精神だ。「勤勉というものが徳を生む」ということを知らなくてはならないし、そうした徳によって形成された国家を目指してこそ、実は、財政再建は成る。
しかし、「老後は国家が面倒を見てくれるので、子供が親の面倒を見る必要はない」ということで、多くの者が怠け、その日暮らしの生活をし、みなが“キリギリス”になったら、やはり悲惨なことがたくさん起きてくる。それは物事の道理であろう。
ただ、そうした悲惨なことが続くことも、人々の考え方が大きく変わっていくためには必要であろうと思われる。(中略)
だから、“大政奉還”をしなくてはいけないのではないかな。松下さんで言えば、「産業報国の精神」だろうけれども、そうした、資本主義の精神を持った人たちに“大政奉還”をし、この国を治めていただいて、“禁治産宣告”をされた方々は退場しなくてはならないと思うな。
やはり、資本主義の精神を持った人に国のリーダーとして立ってほしい。“禁治産者たち”を気の毒と思う必要はないので、やはり追い出さなければいけないと思う。
(27~35ページ)
資本主義の精神を理解していない人たちが経済構想の権限を握ると、必ず間違いが起きるのであって、結果的に、借金が膨大に膨らんで、国家破産への道を歩んでいる。
「勤勉というものが徳を生む」ということを知らなくてはならないし、そうした徳によって形成された国家を目指してこそ、実は、財政再建は成る。
やはり、資本主義の精神を持った人に国のリーダーとして立ってほしい──。
さすが日本資本主義の父は、資本主義の精神、つまり勤勉の精神を強調されています。
ただ、注意すべきだと思うのは、ここでは〝勤勉の精神で財政再建ができる″というような単純に言い方をしておられないところです。
ここで「徳」という言葉を介在させて説いておられるところに、渋沢栄一という偉人の思想の特徴と深みや高みを見てとれるのではないでしょうか。
そして、この参院選で、バラマキやめて「勤勉革命」を掲げる幸福実現党こそが、この渋沢栄一の思想を実現しようと奮闘している唯一の政党であると私は革新しているのです。
|
『富国創造論』
大川隆法著 |
(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)