天皇って、どういう方なの。学校では、日本の国の象徴だって習ったよ。でも、右翼の人たちは、信仰の対象のように考えてるみたいだけど、ほんとのところ、どう考えればいいのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『保守の正義とは何か』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
霊言は、私自身の考えとは必ずしも一致しないものもあります。どう考えるかは、それぞれの方の個性によるからです。
昨年(2009年)、『明治天皇・昭和天皇の霊言』(幸福の科学出版刊)を出しましたが、お二人の意見はもちろん違っていました。明治天皇から見れば、昭和天皇は孫にしかすぎないので、明治天皇が昭和天皇に対し、厳しいことを言われるのは当たり前かと私は思うのですが、今の右翼には、そうは見えないようです。
しかし、霊界においては、そういう序列というものが実際にあるのです。
また、右翼あるいは保守といわれる人たちのなかには、「天皇や皇室を信仰することが保守である」というように定義している人もいますが、それは間違っていると私は思います。
皇室は尊いものですが、実は、それが「神々の子孫である」ということを前提として日本の神話が成り立っています。つまり、天皇は、神々の子孫であり、日本神道系の総帥であり、「神主の総領」であるのです。
その意味で、天皇は、本当は、日本神道の神々の言葉をつなぐ存在でなければならないのです。それが本来の仕事でしょう。今も、皇室のなかに、ご神事はあるはずですが、それが本来の天皇の仕事なのです。
したがって、基本的に「天皇は宗教家である」と私は思います。「天皇は、政治に関して、象徴的な活動には加わるけれども、本質的には、日本神道の神々をお祀(まつ)りする『神官の長』である」という認識をしているのです。
つまり、「神官」のほうを信仰するのは正しいあり方ではなく、やはり、天御中主神、天照大神等を筆頭とする日本神道の神々を尊崇することが、正しい立場ではないかと考えます。
このあたりに、右翼側との認識の違いがあるように思います。それは、神という存在を感じ取ることができない人と、できる人との差かもしれません。文献によってのみ理解している人と、そうではない人との違いかもしれないと思います。
(17~19ページ)
天皇は、本質的には宗教家であり、日本神道の神々をお祀りする「神官の長」である。
したがって、「神官」のほうを信仰するのではなく、天御中主神、天照大神等を筆頭とする日本神道の神々を尊崇するのが正しいあり方である──。
学校では、天皇の宗教的側面なんて教えてくれません。
また、天皇が行っている神事についても、日本のマスコミは、あまり正確に報道してくれないように思えます。
大川隆法先生がこうして、宗教家としての角度から天皇について教えて下さっているのは、本当に眼からウロコだと私は思っているのです。
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『保守の正義とは何か』
大川隆法著 |
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