民主党の前の幹事長だった小沢一郎って人は、あの田中角栄元首相の愛弟子だったんでしょ。天上界の田中角栄って、小沢一郎をどう見てるんだろうね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、最新刊の『景気回復法』(幸福の科学出版)で、田中角栄の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。
うーん、「いっちゃん」は、わしの亡くなった長男の代わりにかわいがってたんだがなあ。ちょうど年が同じぐらいであったので、子供の代わりに育てているつもりではいたんだけども、うーん、なんか評判が悪いなあ。
やっぱり、総理になる前に、あんなに評判が悪いといかんわなあ。総理になってからあとは、みな、評判が悪くなるから、そりゃ、しょうがないんだけど、なる前なのに評判が悪すぎるな。今から「闇将軍」じゃ、もうどうしようもないじゃないか。(中略)
いや、若い頃は、あんなんじゃないよ。若い頃は、やっぱり青年らしくて、いやあ、それは、君、一生懸命、雑巾掛けをしてたよ。
わしとか、金丸のおっさんとかの使い走りみたいなもんだよな。「おい、酒買ってこい」「タバコ買ってこい」みたいな感じの使い走りだな。「ほら、灰皿、片付けろ」とか、そんなとこかなあ。
まあ、雑用をする書生から始めているよ。だから、「次の政権構想をどうするか」といった政談に入れるような偉い立場には、とてもなかったな。そういう、たたき上げから入っているわな。
金丸のおっさんとかにかわいがられて、幹事長にしてもらい、「総理はどうだ?」っていうようなことを言われて、「若すぎる」とか言うて逃げたが最後、そのあと二十年も総理になるチャンスがなかった。その間に、いろんな政党をつくったり、潰したりして、渡り歩くような感じで、なんだか、迷って堂々巡りしているように、わしには見えるな。
この人には、「直線的に勝負をかけるべきときに、勝負をかけられない」という不思議なところがあるんだ。その原因は、劣等感だと思うな。一種の劣等感を持っている。
要するに、自信がないんだと思う。もう一歩のところで逃げるのは、はっきり言えば、総理になる自信がないからだと思うんだよ。この劣等感の部分が、迂回させてしまう。それで、チャンスを取り逃がして、また次のことをゴソゴソゴソゴソと始める。
こうした、器用貧乏をする原点は、おそらく、秀才コンプレックスだろう。きっと、そうだと思うな。(中略)
司法試験よりも、もっと前なんじゃないか。希望した中学に入れなかったあたりから始まってるんじゃないかな。中学受験、大学受験、司法試験の三つぐらい失敗して、苦しんどるからね。
だから、毛並みのいい秀才みたいな官僚や政治家に対して、すごいアレルギーというか、劣等感があるので、彼らを押さえ込むのに、「剛腕」「強面」で脅しをかけているというところだな。
(95~101ページ)
この霊言は、今年の4月23日、小沢一郎氏が、政権与党の民主党幹事長として辣腕をふるっていた絶頂の時点で、収録されたものです(63ページ)。
降霊直後、なぜ自分よりも先に金丸信の霊言を録ったのか、自分が先のはずだと怒る田中角栄の霊は、人間味にあふれ、生前の田中角栄そのままの口調で、「平成版・日本列島改造論」を説き、選挙のやり方などを自在に説きつつ、小沢一郎氏についても問われるままに語るわけですが、厳しくも愛にあふれた、小沢一郎評ではないでしょうか。
1993年に亡くなって17年後のいま、あの田中角栄がこういう形で復活するというのは、ほんとうに奇跡のワザが行なわれてるんだってこと、なんですよね!
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『景気回復法』
大川隆法著
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