5月30日(木)
あさりは、今年全国的に不漁。
今までにない高値で扱われています。
走水でも、天然あさりの採苗を研究中です。
すでに三重県で行われている方法で、産卵時に海中に浮遊しているあさりの卵を捕まえる予定です。
4月ごろから10月ごろまで浮遊しているあさりの卵は、小石などが溜まっている海底のでこぼこした場所に着底しやすいようです。
その特性を利用して、川砂利やカキの貝殻を粉末にしてから固めたものを5mm程度の網目のネットの中に入れ、卵の流れていそうな場所に設置し、あさりの卵が着底しやすい場所をつくります。
着底したあさりの卵は、袋の中で成長して、5mm以上に成長すると袋の中から出れなくなります。
袋を設置した翌年、袋の中身を1cm程度の金網でふるいにかけると、小さなあさりや砂利などは下に落ち、1cm以上に育ったあさりは金網の上に残る。
下に落ちたものはまた袋に入れて海に戻して育て、上に残った育ったあさりは潮干狩り場に放流。
これを繰り返すと、潮干狩り場には走水産のあさりが絶えず生息。
構想はできましたが、果たしてどの程度まで実現できるかな?