赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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TUTAYA

2005-06-29 18:00:37 | 映画
TUTAYAに行くと、次から次からCDとかDVDとかを借りてきてしまう。
「チェーンレンタル」状態。

ブラッドピットの「トロイ」を返しに行って
「死ぬまでにしたい10のこと」を借りてきた。

原題は「MY LIFE WITHOUT ME」(私のいない私の生活)。
コッチの方が良かったんじゃないかと思う。

癌で余命3ヶ月と言われた24歳の女性が 
自分の人生についてやりたいことをする。
子供や周りの人たちについて思いやりを残す。
思いテーマだけれど、お洒落で 甘いムードのお話だった。
とっても良かった。 
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眠れない

2005-06-29 17:46:34 | 日常
昨夜はなんでか 眠れなかった。
いつもは仕事で徹夜することもあるけど、昨日は気にかかることがあって眠れなかった。

なんでか・・・じゃない。
娘のアトピーのことを考えていた。

最近いろいろあって、お掃除が行き届いていなかった所為もある。
本人の体調の所為もある。
今の時期が原因かもしれない。
とにかく、この所状態が良くなく、昨日は特にひどかった。

NETとかブログとかには い~~~っぱいアトピーの情報がある。
でも、どれ一つとして画期的に効果のある治療が 確定していない。
ある意味 癌よりもたちが悪いような気がする。

そんなことはない、やっぱり癌は何よりも怖いのだけれど。
娘のこととなると 母は心配になっちゃうんです。

どうして、どうして こんなに沢山の人が苦しんでいるのに、これといった治療法がないのだろう?
民間療法もものすごく多い。
ステロイドは怖いというものの、それに代わる物の効果はステロイドに遠く及ばない。
温泉療法。酸性水・アルカリ水。ヨモギ。漢方。食事療法。転地療法。・・・

まやかし商法もたくさんある。
20万円もする空気清浄機を勧められた事もある。
80万円のお布団セット、50万円の健康食品、化粧品、掃除機、タオル・・・
もう上げたらキリがない。
もなみのウチがお金持ちでなくて良かった。みんな買わずにすんだ。

どうにかならないものだろうか。
結核だって、癌だって、治る時代に、なんでアトピーの治療方法がないんだろう?

こんな体に産んでしまった事が申し訳なくて、
なんにもして上げられなくて、
今までの事これからの事を思って、
それでも普通に明るく生きている姿を思って
こうやって思っていることも、重荷かもしれないとも考えて
眠れなかった。
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白いベルト

2005-06-28 19:27:21 | 日常
気分転換に お買い物をしてきた。

今年この界隈では白いベルトが流行っている。
キラキラしたのが付いたのや、ターコイズの石が付いているのもある。
本当はバックルに飾りが彫ってあって、ターコイズがポンポンポンと付いて
その周りをキラキラがくるりと飾っているのが欲しかったんだけど、

そりゃ いくらなんでも 若すぎますよ。

というわけで、バックルも銀のツルツル。飾り石の付いていない白一色のにした。
ただ、ワニ革っぽい型押しの柄がついている。
グリーンのとかピンクのとかも出してくれたけど、絶対 白!。

予算をちょっとオーバーしてしまったが、その分はポイントでカバーし
めでたく GET。  やったね。

すーっきりした。

 
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願い

2005-06-27 16:37:18 | がん
昨日実家に帰ってきた。
父は意外に元気で、大体の詳細を話してくれた。

告知されたことのある人は 分かっていると思うけれど、
実際、告知されたからといってその日から症状が悪化する事はあまりない。
むしろ、昨日と変わりない体調で、どこも痛くも痒くもない元気な状態。
なのに 突然告知されて精神的に突き落とされてしまう。
それが 返って他の病気と違って辛いのかもしれない。

しかし、自分の親ながら、父はパワーがある。
こんな状態なのに、これから更にボランティア団体の理事長に就任するという。
病気のことを言ったのだけれど、もともと障害者の団体だけに 出来る人がいないらしい。
無理な時は形だけでも良いからと引き受けてしまった。
実は今も ボランティア団体の会長になっている。
病院に通いながら、会報の100回記念挨拶とか原稿を書いている。
QOL研究会にも 首をつっこみ、信じられない。

しばらく別荘に行けそうもないから
週末もなみと一緒に 行ってこようよ と誘ったのだけれど、
理事会や定期総会があるから忙しくて 横浜を離れられないと言う。

膀胱がんや大腸がんでストマーをつける人はどんどん増えている。
そういう人たちと共にがんばっていくことに生き甲斐を感じているみたい。
スケジュールをみるとアイドル並に詰まっているから、娘としては心配なのだけれど、
これも父の道なのかも知れないと思うと、
実感のない癌の初期症状で縛り付ける方が おかしいような気がしてくる。

父はボランティアでみんなを支えているようで みんなに支えられている幸せな人だと思った。

でも、無理しないでよ~お父さん!

   

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からだ元気

2005-06-24 14:02:12 | がん
今日のTBSの「からだ元気」は、
「衝撃がん告知密着!心を救う専門医」。

がん告知から、患者と家族の精神的な治療をしている精神腫瘍科の話題。
小野瀬先生と言う(なんともなみの今の先生と同じ姓)

告知をされると、人の心は 「衝撃→否認→怒り→不安」と変化するらしい。
倦怠感を感じたり、不眠症とか食欲不振とかの症状も出てくる。

告知から1週間くらいがどん底になって、それからだんだん上向きになって、2週間を過ぎて1ヶ月くらい経つと治療に前向きになるらしい。
家族のこととか仕事・経済的不安などの原因で そのままうつ病になってしまう人もいるらしい。

小野瀬先生は患者と同様に家族の治療にもあたる。
また、入院中 退院後の 快復が芳しくないとか再発とかの不安も診ている。
緩和ケア病棟の患者さんやその家族の話も聞いてくれていた。
やはり、心の中を話すことがいいらしい。

もなみの場合は突然というより、やっぱり だったから「真っ白で放心状態」は無く。
当日からしなくてはいけないことが沢山あって忙しかった。
でも、3日くらい経ってから辛くなった。
それから、退院が決まってから数日。
もう看護士さんもお友達もいない普通の社会に放り出されるようなブルー名気分になった。
あの時に精神科で受け止めてくれていたらな と思った。

そうだ。母を家で看ていたときにケアして欲しかった。
毎日毎日 今日死ぬかもしれない、明日死ぬかもしれない母を
我が家の部屋の中で看ているときが一番辛かった。

在宅ホスピスは理想的な形かもしれないが、家族の・主婦の負担は大きい。
病人の世話・家族の世話・親戚が来たり・巡回看護や医師の往診・・・。
医療行為に近い事の責任も精神的に負わなくてはいけない。
体力的・精神的・経済的にも相当な負担になる。

在宅ホスピスをするのであったら、精神腫瘍科のケアは必須だと思った。

昨日の夜は徹夜だったので、なんだか意識が朦朧としてきた。
父のところに行かなくてはいけないけれど・・・。
ちょっと 寝る。


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父のこと

2005-06-23 09:00:26 | がん
今日は携帯から。
火曜日の夜。父から電話があった。
先日の検診あり、その結果を聞きに予定より早いが来てくれとガンセンターから呼ばれ、聞いてきた と言うことだった。
つまり、そういう事だ。

父の膀胱ガンからもう20年になる。胃ガンになったのはもなみから1年も経たないうちだからそろそろ3年になる。
3ヶ月毎の検診で引っかかったみたい。
ガン患者は、普通の人より頻繁に検診をする。
だから、気がついたときには進んでいた、と言うことは そうそうないはず。
疑わしきをいち早く見つけて 即座に適切な治療をするのだから 寧ろ極初期に対策をうてる。

しかし…。

時間的な整理と気持ちの整理が まだつかない。

ので、しばらく考える時間を持ちます。

 ←こんな形だけど、応援の力をもなみに下さい。


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100万人のキャンドルナイト

2005-06-21 14:10:19 | 日常
今日は夏至。
一年で一番夜が短い。

高校1年のとき幼馴染の友達が骨肉腫で右足を切断した。
翌年の夏至を少し過ぎた日、17年の短い生涯を閉じた。
友達は蝶になったのだと思う。
お母様が、亡くなった後に蝶が寄ってきて私から離れなかった、と言う。
実は、もなみのところにもこの時期になるとアゲハチョウがやってくる。
アゲハチョウの時期だから・・・といえば そうなのだけれど。
毎年やってきて そのたびに友達を思い出すのだから、
やっぱり彼女が蝶になってやって来るんだと思う。


100万人のキャンドルナイトと言うのがあって、
本当は夏至の今夜 8時から10時までの2時間 電気を消して省エネを・・・。
というスローライフの考え方の一環らしいのだけれど。
去年、キャンドルナイトを知って
逝ってしまった友達を思い出すキッカケになっている。
その人その人にとって、キャンドルナイトが心を見つめる時であったら 良いと思う。


      ←CLICK

   100万人のキャンドルナイトから 呼びかけ文

   電気を消して、スローな夜を。
   私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。 
   ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
   しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
   ある人は省エネを、ある人は平和を、
   ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
   プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
   それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
   文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。
   一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
   ただ2時間、電気を消すことで、
   ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
   地球上にひろげていきませんか。

   2005年、6月21日、夏至の日。よる8時から10時。
   でんきを消して、スローな夜を。
   100万人のキャンドルナイト。



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がん患者大集会

2005-06-21 11:36:46 | がん
NHKの「生活ホットモーニング」で、「がん患者大集会」をみた。
横浜在住の シュウさんという方がブログで「リレー・フォー・ライフ」と言うのを提唱されていた。
実名を出してメディアに載るのは 勇気がいることだったろう。
ひとりひとりは考えることがあってもなかなか声に出せない。
でも、シュウさんのような引っ張ってくれる人がいると、大きなパワーとなってがん患者みんなの支えにもなるし、社会へのアピールにもなるんだと感じた。

シュウさんは肺癌ではあるけれど、同じ3b期で放射線と抗がん剤治療を受けられたので、一緒の治療を歩まれたと言う感じがする。
心から「リレー・フォー・ライフ」を応援したい。

シュウさんのホームページは「戦略事業部の挑戦 肺癌との壮絶な闘い」です。
ぜひ、尋ねてみてください。
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夜中に

2005-06-20 02:54:19 | がん
いつものように 締め切り前日 いや 当日の夜中に 仕事が終わった。

子宮ガンのHPを開いていた方が 亡くなった。
何度か尋ねて 見ていただけだけど、ショックだった。

袖擦り合うも他生の縁というものかな。
だったら知り合わなければ 悲しまなくてすむ?
そうじゃない。
HPを見ながら、不思議な力を感じていた。
その方の「生」を中心とした輪の中にいれたのかもしれない。
今、広がっていく波を受け入れなくちゃと思う。
月並みな「ありがとう」ではしっくり来ないのだけれど、
やっぱり ありがとうって言いたい。

NETで見ていただけでもショックだったので、
リンクを貼っていらした方は どんなにかお辛い事だろう。

ご冥福をお祈りするとともに
関係する方々に お力落としのないよう ご自愛いただきたいと思います。
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闘病日記

2005-06-17 15:27:25 | がん
「もなみの赤い靴」の「Cancer」に入院当時の日記をアップした。
9月までは書いていたのだけれど、こんかい10月退院までをアップした。

後半になると下痢がひどくて文章ではなくて、メモ書きになってしまっているので、
思い出して付け足している。
ほとんど回想記になってしまっている。

きちんとしたデータがあるわけでもないから、こんな風に考えている人もいたんだナーくらいに読んでもらえれば良いかと思う。

そう!!
「もなみの赤い靴」で最も言いたいことは 浸潤ガンでも生きているよ。
っていうことなんだ。
だから、アッチが痛いのコッチが辛いの言うのは本望じゃないハズだった。
ガンの解説も それは専門の方々にお任せするとして、

生きてるじゃん。をアピールしたい。

ステージが浅くても深刻でも、治療中でも、完治しても、再発しても。
今 ここを見てくれている あなた と一緒に、
もなみは生きている。                   と言いたい。 
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