台湾の故宮に行ってきました。
去年上野でお友達と4時間待って見た「白菜」と再会してきました。
以前、北京の紫禁城に行ったとき、ガイドさんが「中の美術品はほとんど蒋介石が持って行ってしまったので、台湾の故宮博物館にあります。」と言っていたので、その時から、ず~っと台湾に行ってみたかったんです。
台湾の故宮博物館もとても混んでいましたが、「白菜」だけでなく、「豚肉」も「白黒熊と子供」とか、その他の美術品も真近でたっぷり時間をかけて見ることができました。
最終日台湾九份に行ってきました。
宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』で出てきた、湯婆婆の湯屋のモデルになった「阿妹茶楼」です。
階段を上る途中にあるお店の感じは、映画の通りでした。
湯婆婆の湯屋は実際には軽い中華料理のある喫茶店で、お茶を飲みました。
本格的な中国茶のセットが出てきて、小さなお急須で1杯ずついただきます。
お急須の隣の細長いお湯呑は、香りを楽しむもの。
手前の丸いお湯呑が味を楽しむもの。
粉砂糖の被った梅干しと、落雁っぽいお菓子と、白黒の甘いゴマ煎餅。
黒い逆三角のお茶碗は、茶葉を捨てるもの。
お茶は1回で5杯くらい飲めるそうで、といっても、一口で飲んでしまえるくらいなのですが、
茶葉を変えながら、1時間はのんびりできるんです。
写真には写っていませんが、テーブルの足元には、火鉢にヤカンがあって、シュンシュンとお湯が沸いています。
本当なら、海が見えるのだそうですが、深い深い霧だったので、気色は見れませんでした。
でも、なかなか幻想的な雰囲気でした。
もし、台湾に行かれるならば、九份の「阿妹茶樓」でお茶を飲んでください。
ほっと一息、自分探しができると思います。