赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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謙慎展行ってきました

2024-03-22 21:47:50 | お習字

上野の東京都美術館、謙慎展に行ってきました。

ここ数年コロナ禍ということもあり行っていたなかったけれど、最近は自分の作品がどこに展示されているのかを検索するシステムが変わっていました。

以前は設置されている冊子の中から自分で探していたのですが、今回は、そこここの入り口に待機している受付の方がパソコンで検索してくれるんですね。

お友達の分も検索していただき、メモを持って美術館中をあっちへ行ったりこっちへ行ったり。

去年はパスしてしまったので、理事になって初めての展覧会です。

やっぱり二八サイズは大きい。粗も目立つ・・・けど、健康でここまで書けたことに感謝。

 

 

上野は、桜フェスタをしていたのだけれど、桜はまだ咲いていなくて、食べ物屋さんは混んでるしみんな高くて・・・。

横浜駅に戻ってきて、食べました。

 

 

 

横浜名物サンマーメンとタンメンと餃子と、だんなちゃんおすすめのキクラゲと豚肉と卵の炒め物。

古くからある中華屋さんで、小さいお店、多分50年前にはもうあった。

サンマーメンもタンメンも550円。安いけど美味しい。

やっぱ、横浜は良いわ~。

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謙慎展 李白の詩

2023-12-05 15:21:50 | お習字

謙慎展は今年二八(2尺×8尺)の大きさなので、5行140字です。

長い!書いても書いても終わらない。

李白の詩を7首

・陪侍郎叔遊洞庭醉後

剗却君山好 君山を剗却するが好し

平鋪湘水流 湘水を平鋪して流れし

巴陵無限酒 巴陵無限の酒

醉殺洞庭秋 醉殺す洞庭の秋 

・送陸判官往琵琶峡

水國秋風夜 水国秋風の夜

殊非遠別時 殊に遠別の時に非ず

長安如夢裏 長安夢裏の如し

何日是歸期 何れの日にか是れ

・九日龍山飲

九日龍山飲 九日龍山に飲めば

黄花笑逐臣 黄花逐臣を笑う

醉看風落帽 醉いては看る風の

舞愛月留人 舞いては愛す月の

・九月即事

昨日登高罷 昨日登高罷み

今朝更擧觴 今朝更に觴を擧ぐ

菊花何太苦 菊花何ぞ太だ苦しき

遭此両重陽 此の両重陽に遭う

・杜陵絶句

南登杜陵上 南のかた杜陵の上に登り

北望五陵間 北のかた五陵の間を望む

秋水明落日 秋水落日明らかに

流光滅遠山 流光遠山に滅す

・靑溪半夜聞笛

羌笛梅花引 羌笛梅花の引

呉溪隴水淸 呉溪隴水清し

寒山秋浦月 寒山秋浦の月

腸断玉関情 腸は断つ玉関の情

・獨坐敬亭山

衆鳥高飛盡 衆鳥高く飛んで尽き

孤雲獨去閑 孤雲獨り去って閑なり

相看両不厭 相い看て両に厭わざ

只有敬亭山 只だ敬亭山有るのみ

 

インプットするのだけでも、フ~疲れてしまう。

これは、以前先輩の方が作品にしたものをお借りして、原案を作り、先生にお手本を書いていただいたもの。

本当は昨年の読売展に出すはずだったけれど、メンタルが崩れて断念した。

李白にしては「酒」が一回しか出てこない。

「歸」「舞」辺りが、メインとなるかな。がんばります。

 

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謙慎展の練習、始まりました。

2023-10-14 18:21:41 | お習字

去年謙慎の理事になってから、ずっとお習字的メンタルがやられてしまって、書道展も競書も筆で書くものはずっとお休みしていました。

しかし、いよいよ2年目もお休みというわけにいかなくなり、謙慎展から始めることにしました。

今年から謙慎の作品はニ八版のサイズです。読売展と同じサイズ。

大きい。今までの謙慎サイズだと4行で80字くらいでしたが、二八だと5行で120字くらい。しかも字もやや大きめになります。

しんどい。

精神的にも重圧ですが、物理的にちょっとテーブルを寄せて空けたスペースでは窮屈で。

二階の日本間が空いていたので、毛氈を敷きっぱなしにして、書道用具を全部持ち込んで、いつでも気分が向いたときに書けるようにしました。

とにかく、最後まで書き切れるように、がんばろうっと。

 

漢詩については、後日アップします。

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謙慎書道会理事に昇格にしました。

2022-05-23 16:27:42 | お習字

「謙慎展」で初めて秀逸に入って授賞式に出てから12年

授賞式の記事は→コチラ

今年理事に昇格しました。今年度は88人だったそうです。

ホテルメトロポリタンエドモンドで開かれた「謙慎書道会の総会」で委嘱状をいただいてきました。

やった~!うれしいです。

 

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書象展 最終選考会

2022-03-27 17:44:11 | お習字

 

これは、武蔵境の桜です🌸

 

 

謙慎展が、上野の東京都美術館で開催されましたが、残念ながら見に行けませんでした。秀逸いただけたので見たかったんたけど、これでもなかなか忙しくて。

 

と、言う間に、もう書象展の最終選考会でした。

久しぶりに武蔵境まで行ったので、帰りに深大寺へお参りに行って、お蕎麦でも食べてこよう。

なんて、行ってみたら、車を止めるところもありませんでした。

桜の花が咲いて、日曜日のお昼12時、風もなくお天気もよく、コロナも下火になってきて、蔓延防止もおさまったとなれば、やっぱりね。

と言うことで、深大寺の桜は車の窓から見ただけでした。

 

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書象展

2022-01-27 17:34:30 | お習字

今週の日曜日は、謙慎展の最終選考会です。

で、もう、次の書象展の練習が始まります。

とはいうものの、もう何を書いたらいいものか・・・。

もう奥の手を使って、以前書いたのを焼き直しすることにしました。

以前、謙慎展で一度だけ落選したことがありました。

そこで、これをリベンジすることにしました。

 

李白詩 四首

秋浦千重嶺水車嶺最奇天傾欲墮石水拂寄生枝

桃波一歩地了了語聲聞闇與山僧別低頭禮白雲

炉火照天地红星乱紫烟赧郎明月夜歌曲動寒川

兩鬢入秋浦一朝颯已衰猿聲催白發長短盡成絲

 

がんばります。・・・あんまりモチベーションが上がっていないけど。

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1番とったど~。

2021-01-29 20:56:06 | お習字

久々のお習字ネタです。

毎月の月例競書で、行書、秀で書道誌に写真載りました。

今までも何回かは載ったことあったんだけど、今回は1番。

やったね。

 

 

 

 

 

考えてみたら、人生で1番なんて取ったことなかったと思う。

10年前、謙慎展で秀逸取ったときにも、自分的にはすごい!と思って、パーティーにまで行ったのに、

呼ばれたのは1番の人から1時間半過ぎたときに、名前だけ呼ばれただけで代表の人が賞状をもらった。

小学校のかけっこも、5人で走って3番だしね。

社中の月例だけど、1ヶ月は1番だぞ~~! 気持ちい~~~~!!

 

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謙慎展 原案

2020-09-23 23:58:30 | お習字
謙慎展の準備です。杜甫の詩を2首

夜宴左氏荘     夜、左氏の荘で宴をする

風林繊月落     風林 繊月 落ち 
衣露浄琴張     衣露に 浄琴張る
暗水流花径     暗水 花径に流れ
春星帶艸堂     春星 艸堂を帶ぶ
検書焼燭短     書を検して 燭の短きを焼き
看剣引盃長     剣を看て 盃を引くこと長し
詩罷聞呉詠     詩罷みて 呉詠を聞く
扁舟意不忘     扁舟 意 忘れず

林に風が吹き三日月が落ちて,衣服も露に濡れ初めた。左氏の艸堂には琴があり酒の仕度がしてある。薄暗くなり水の流れが花径を流れて,春の星がにまでみえてくる。そこで,古い書を取り出し,蝋燭の短くなるまで検べてみたり,名剣を抜いて見て,盃を手にゆっくり酒を飲む。詩も読み合っていると,船頭の歌の声が微かに聞こえて来る。昔小舟に乗って呉で遊んだ思い出をまだ忘れずにいる。

春日憶李白   春日に李白を憶う
 
白也詩無敵   白や詩 敵無く
飄然思不群   飄然として思ひ群ならず
清新庚開府   清新 庚開府(ゆかいふ)
俊逸鮑参軍   俊逸 鮑参軍
渭北春天樹   渭北 春天の樹
江東日暮雲   江東 日暮の雲
何時一樽酒   何れの時か一樽の酒
重與細論文   重ねて與に細かに文を論ぜん


李白よ、君の詩は無敵だ。世風に流されず、思いが人並みのものではない。新鮮で活き活きしているのは庚信に似ている、誰よりも秀でていることは鮑照にも並ぶほどだ。渭水の北は春になり、木々が茂ってきている。君は江東で日暮れの雲を見ているのだろうか。いつかまた樽の酒を飲みながらじっくり文学について論じたいものだ。





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送劉評事充朔方判官賦得征馬嘶

2020-02-15 01:39:09 | お習字
書象展、大人の事情で、『枕草子』改め、高適の五言律詩の漢詩になりました。

『送劉評事充朔方判官賦得征馬嘶』

征馬向邊州  征馬 辺州に向かい
蕭蕭嘶不休  蕭蕭として嘶いて休まず
思深應帯別  思いの深きは応に別れを帯びたればなるべし
聲断為兼秋  声の断ゆるは秋を兼ねるが為なり
岐路風将遠  岐路 風将に遠く
關山月共愁  関山 月共に愁う
贈君従此去  君に贈る 此従り去らば
何日大刀頭  何れの日にか大刀頭


旅人を乗せる馬は辺境の町に向かって
悲しい声で嘶くことを止めない
深い思いは きっと別れの辛さを帯びているからにちがいない
その声が消えてなくなるのは 秋の気配が加わっているからだ
今分かれ道にいて 君は風と共に遠くゆく
境の山に月が上り 月も我らと共に哀愁を込めている
君にこの言葉を贈ろう ここから去っていったならば
いつの日にかまた 帰ってくるだろうか

大刀頭というのは、大刀のつかがしらのことだそうだ。そこには環がついていて、この輪のことを「かん」と言い、その「かん」と同じ音の「還」の字を連想する。「還」は「帰る」と言う意味、だから、「何れの日にか大刀頭」というのは、「いつの日にか帰ってきて来いよ」という思いを表しているらしい。

この漢詩を和漢調和体で書きます。
ひぇ~~~!書けるんかい?!
がんばろうっと。



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春はあけぼの

2020-02-03 11:40:33 | お習字
謙慎展の最終選考会も無事終わりました。
そして、早々に書象展。
今年は、去年に引き続きもなみが巻子をやります。
巻子は表装料高いんだけどね。
去年の紙の残りもあるし、ってことで。

去年は『平家物語』冒頭の「祇園精舎の鐘の音・・・」でした。
で、今年は満を持しての『枕草子』冒頭の「春はあけぼの」書きます。
ほんとは春夏秋冬全部書きたかったんだけど、半切横に縦書きにするとなると、上手くまとまらなくて、冬は割愛。

まぁ冬の最後は「わろし」で終わるから、秋で「はた言ふべきにもあらず」で終わりにしたほうが明るいしね。
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