赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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ガンで訪ねてきてくれた 貴女へ

2021-01-29 09:28:11 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ

いつまでも病気だったことを考えてもしょうがないから

また、新しい自分が見つかりそうだから

赤い靴をはいて外に出てみようと思います。



もなみは20年前 子宮ガン3b期で抗癌剤併用放射線治療を受けました。

でも今は信じられないくらい元気です。

こんな生き方もあるんだ ってちょっと寄ってみてね。

初めていらした方、初めましてこんにちは。
以前はゲストブックがあったのですが、今は終了してしまったので、
よろしかったら下記アドレスまで メールをいただければと思います。 
monaminoakaikutu1@yahoo.o.jp

がん患者に100の質問(2004年10月1日(金))は → こちらへ

入院当時の日記は → こちらへ 

もなみから貴女への メッセージ

1 癌のステージが高いといわれてショックを受けている貴女へ

2 5年目を目前に。

3 これから入院しようとしているあなたへ

4 手術や治療をまっているあなたへ

5 入院しているあなたへ

6  すっかり癌を忘れて

7 グレーゾーンにいるあなたへ

8 クラス3とステージⅢについて

9 癌になった人となったことのない人

もなみから貴女への メッセージは → こちらへ で一覧もできます。



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メール欄にアドレスを入れていただくと、もなみから返信することができます。
下のアドレスへメールを送っていただくこともできます。合わせてご利用ください。

よろしくお願いします。

メールはこちらへ → monaminoakaikutu1@yahoo.co.jp

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もなみから貴女へ メッセージ

2018-12-25 23:45:47 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
・・・もなみからメッセージ・・・ 題名をクリックしてね。記事に移動します。

1 癌のステージが高いといわれてショックを受けている貴女へ

2 5年目を目前に。

3 これから入院しようとしているあなたへ

4 手術や治療をまっているあなたへ

5 入院しているあなたへ

6  すっかり癌を忘れて

7 グレーゾーンにいるあなたへ

8 クラス3とステージⅢについて

9 癌になった人となったことのない人



直接メールでお話したい方は、左サイドのメッセージからおたよりください。
メール欄にアドレスを入れていただくと、もなみから返信することができます。
下のアドレスへメールを送っていただくこともできます。合わせてご利用ください。

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当時の日記

2018-12-25 00:06:34 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
当時の日記を読みたい方は、左サイド一番下バックナンバーから、一番古い2001年8月・9月・10月の記事を見てください。
または、下の題名をクリックしていただくと、記事に直接飛びます。

2001年8月20日 初診
     27日 電話
     28日 検査結果
     28日 がんセンター
   
   9月 5日 一週間
      5日 告知
      5日 入院
      6日 9月6日(木)
      6日 ミニコンサート
      7日 2001年9月7日(金)
      8日 9月8日(土)
      9日 9月9日(日)
     10日 放射線始まり
     11日 台風
     12日 気持ちが悪い。
     13日 点滴
     14日 仕事のない 金曜日
     15日 敬老の日だぞ!
     16日 Kちゃん
     17日 月曜日
     18日 夕陽
     19日 病は気から
     19日 お腹が痛い
     20日 イカ
     21日 先生と交渉
     22日 外泊
     24日 戻ってきた
     25日 ラルス
     26日 点滴なし
     27日 夜
     28日 外泊
 
  10月 1日 10月1日(月)
      2日 ラルス
      3日 トースト
      4日 アフガン
      5日 友達
      9日 ラルス
     10日 集美展搬入
     11日 痩せた
     12日 CT検査
     13日 集美展
     14日 集美展パーティー
     15日 今週辺り 退院?
     16日 Kちゃんが来た
     17日 診察
     18日 ふつう
     19日 退院の話
     22日 Aさん
     23日 退院したくない
     24日 退院






      
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1 癌のステージが高いと診断されて、ショックを受けているあなたへ

2018-12-23 10:10:10 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
え?まさかと信じられないかもしれません。
いや、もなみの経験からすると、3期に入ると実はいろんな自覚症状があって、診断を聞いた時・・・「やっぱり」という気がしたかもしれません。

多分身辺整理なんかしながら 即入院の用意をしていたり、外泊でNETから情報を収集していたり、どうにしても絶望と隣り合わせで、例えばいつもはがんばっているけれど、ふとした瞬間に最悪のことを想像しているのではないでしょうか?
本当は もっともっと進歩していることを 普通の人は何となくしか知りませんから。 


生存率とか確率なんてものは こと癌に関しては関係ないんだ ってことを知って欲しいです。

実際ステージが上がるにつれて生存率が低くなってしまうのは、
ショックの大きさに比例して 免疫力や抵抗力が落ちてしまうからではないだろうか?
とさえ思ってしまいます。

だからといって「気の持ちようよ。」
なんて軽々しいことは言いません。

癌だって宣告されて平気でいられるわけがない。
今までの歴史を見る限り 辛くて暗い未来をあてがわれたような気がするのは 当然なことなんです。

だから、
家族のため会社のため 気力でどうにかしなくてはと焦ったり
泣きたいのに我慢して 作り笑いで自分をごまかしたりするのは
・・・どうかな?と、思います。

ちまたでは早期発見により 子宮癌は怖い病気ではなくなりました。
とよく言われます。

勢い、早期発見ではないと相変わらず怖い病気であるかのように感じられてしまいます。

いや、やっぱり いろんな不都合は多くなるかもしれないし、治療も大変になるかもしれないから 早期発見に越したことはないんですけどね。

もちろん、どんなに早期であったって、同じ辛さを味わっていることは変わりないです。

どちらにしても、

病院の中にいると病気で闘っている人しか見えないのではないかと思うんです。

だから、

実際3b期でも こうやって元気にしている者がいることを知って欲しいんです。

こう書くと、じゃぁ4期はダメなんだと思う人がいるかもしれないから あえて付け加えますが、4期でも手術をして退院しお孫さんができたという連絡をくれる人が ちゃんといます。産んだのはお嬢さんですけど。

つまり、

元気な自分をイメージして欲しいんです。
笑って 楽しんで 免疫力を高めて欲しいんです。

最初は小さな事からでいい。
お見舞いのメロンがおいしいとか。
窓から見える空が青いとか。

そのうち 飛んでいたカラスの羽がもつれて落ちかけたり、
帰っていくお見舞いの人が ぺこぺこ頭を下げながら後ずさりしてドアにぶつかったり、
そういうチョッとしたおかしい瞬間に出くわした時
もらさず、笑える用意をしておくといいと思うんです。

もなみの場合は幸いなことに部屋のみんなが明るい人で
見て見て!と先に笑い出してくれたので 釣られて気持ちが明るくなれました。
主人が悲観的な顔をせず、いつもと同じに接してくれたのも 心のよりどころになりました。

しかし、大きな転機となったのは

「○○さんて、3期だったのに退院後離婚して、ペンキ屋で仕事しながら子供を自分で育てているんだってよ。」
っていう噂話でした。

え~~~?!
女の人が離婚して子供を育てているのだってすごいのに
3期で退院後!!!
ペンキ屋さんになり!!!
もう ビックリでした。

でも、もなみにとっては、過酷な日常=生きる未来 に見えてしまったのです。

マイナスに考えて、精神的に負けてしまっちゃ意味ないじゃん?
医学もお医者さんも看護士さんも みんな貴女のためにがんばってくれているんです。
あなたは あなたができることを
笑顔や 明るい自分を取り戻して 免疫力をあげていきましょうよ。

後押し~~~~ぽん。


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2 5年目を目前に。

2018-12-23 09:09:09 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
どうしても こだわってしまう。
生存率なんて 自分にとっては 1か0でしかないのに
あと1ヶ月で初診日から5年経つものだから、嫌が上にも意識してしまう。

入院していた頃は、その数字で露わになる確率から
「 もなみさんかあの方かどちらかは生きていけるんだから。」
と訳の分からないロジックで慰めてくれる人がいた。

「だから、前向きになってね♪ 気が弱くなったら負けよ」
ときたときは、人を蹴落として自分が助かるんかい?!なんて。
そのために気持ちを前向きにするんかい?!なんて。
随分反発心を抱いた。

きっと、ウジウジしているよりずっと免疫力がアップするから
前向きに明るく治療に向き合ったほうが良いと言う意味だったのだろうけれど、
50%の確率で もなみかあの方のサバイバルのような言い方をされると  もう、我慢できない。

ガンになった途端に神様とか仏様とかに友達が欲しくなる。

ああ~インスタント食品で手抜きしたから化学物質の報いだ、とか。
あの時嘘をついたから仏様のバチが当たったんだ、とか。
あらゆるところに病気の原因を求めて懺悔し
「これからもなみは良い子になります。」と心から誓った後なのに、
何とか誰かを押しのけて 50%に生き残ろうなんて
浅ましいことこの上ないように思える。

と言うのも 実は建て前で、
あちらの方から「50%に残るには もなみが…」
と言う目で見られるのが怖かった というのが本音かもしれない。

めちゃめちゃ落ち込んでいたので、前向き競争に勝てる訳がない。
70%の確率で給食のおかわりがもらえる時にはジャンケンで負けてしまう。
「30%の人だけ掃除当番で残って下さい」と言われると、
なぜだか雑巾を持たされている。

実際、日本人女性の何割かしか患からない子宮ガンになったのだから、もう、確率を楽観的になんて考えられない。
それなのに 数字は歴然として生存を保障しているようにも見える。

とにかく生存率にはそんな罪なところがある。

本人になると、みんなで助かりたい。
みんなで生きていきたい。
と願うものだと思う。

これはきれい事なんかじゃなくて
あの方もあの人も大丈夫だから 私も大丈夫に違いない。
という確信が欲しいからかもしれない。

うん、きっとそうだ。


心配しなくていい。もなみが確率を破る先頭をきってやる!
みんな!ついてきてね!


もうすぐ 5年。。。


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3 これから入院しようとしているあなたへ 

2018-12-23 08:08:08 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
がんセンターやがん専門の病棟などに入院しようとしている人は
ある意味幸いかもしれません。
「がん」は他の病気とはちょっと違った印象の病気だから、
自分の感じ方も周囲の目も意識してしまうからです。

たとえ一般病棟だったとしても、がんは治る病気なんだと信じて 
他の患者さんと同じように 乗り越えた後の楽しい自分をイメージして 
そしてここでもなみが応援していることを思い出して 
治療に専念してください。

がんセンターのような専門の場合、おおよそどちらを見てもがんの患者さんばかりなので、「あの人がん何だって。」とか、「私は癌なんだ。」などと余計なことを考えずにいられると思います。

ただ、やっぱり病院なので 自分と同じ病気で体調の芳しくない方を見かけることが多くなるのは仕方のないことです。
ある程度同じような状況の方が 同じ部屋にはいることになるとは思うんです。
例えば、観察が必要な状態の人はナースセンターのそばの部屋とか、
放射線や初めての手術など 比較的自分で行動できる人は エレベーターやナースセンターなどからは遠くなるとか・・・。

ここで大切なのは、自分を他の人と比較しないことだと思いました。
みんな一人一人癌の性質も患者自身の体力も年齢も状況も同じ人なんていないんです。
自分と比較できる対象は 少なくとも世の中に何人もいるわけじゃなくて
その対象が同じ時期同じ病院で同じ治療を受けているなんて
そんな奇跡的なことはないんです。

それなのに入院している人のことが気になってしまう。
もなみは怖くてなるべく他の人を見ないように あまり部屋から出なかったのですが、それでも今考えれば バカな比較に悩んでいました。
 
軽度の人と比べて、私はなんて不幸なんだろうとか あの人より悪いんだとか考えてマイナス思考になることは 何の意味もないことです。
いよいよ辛い立場の人をわざわざ垣間見て、自分の終末をイメージしてしまうなどもってのほかです。

そんなイメージで落ち込むくらいなら、
元気になって遊びに行った時、自動車事故で重症を負うことをイメージして交通安全に気をつけなくては・・・と自分を戒めた方がずっと有益だったと今反省しています。

あなたは癌を治療に入院するんです。
元気になるためにがんばりに行くんです。

手術の切り傷は痛いかもしれない、放射線の影響で下痢がひどいかもしれない、抗がん剤でゲロゲロしたり、髪が抜けるかもしれない。
うんと、すごく辛い入院かもしれない。

でも、必ず戻ってこれるから、
そのときまで ずっともなみはここで待っているから、
あなたの最大限の力を発揮して 闘って来て欲しいです。

まぁ~
泣いちゃっても フンフンうなちゃっても ぐったりしちゃっても
そんなこともありますよ。
夜中に一度や二度 どどど~~っと落ち込んじゃったって、癌だもん そんなのん 自然なことだから。
あなたらしく 闘って来て欲しいです。

あえて、もなみは「がんばれ!」って言っちゃいます。
だって、入院中すごくがんばりました。
物理的にも精神的にも、へにゃへにゃしていたら乗り越えられなかった。

もなみは、信じています。
あなたが一生懸命病気と闘って来てくれることを
そして、入院中にいろんなことを感じて考えてきてくれることを

ここで待っています。
何を考えてきたのか、何を見てきたのか、何を感じてきたのか。
帰ってきたら教えてください。

病院の外には癌になっても元気になった人がたくさんいます。
そして、元気になったもなみがあなたを応援しています。

いってらっしゃい。


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4 手術や治療を待っているあなたへ

2018-12-23 07:07:07 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
告知を受けて、ある程度の話を聞かされたのに、まだ、手術の日が決まらない。
入院の日も、手術の日も決まっているのだけれど、まだ、日にちにに余裕があって、自宅待機をしている。

こういうあなたは、今 一番辛い時期にいるのかもしれません。

どうにもしようがない。どうしたら良いのか分からない。

でも、ガンが自分の体の中にいる。

しかも、もしかしたらとても微量ずつではあるけれど、

増殖しているような気がする。

こんな不安なことってあるでしょうか。

周りの人は昨日と変わらず、さっきまでと変わらず元気でいるのに、自分だけどこか悪い所にジワリジワリと向かっているような気がしてしまいます。

こんな時に、ちょっとでも出血があったり、痛みがあったり、重い感じがしたりしたら、考えることはただ一つしかありません。



女の人は我慢強いです。

いつもなら少しくらい重苦しくたって、お腹をさすりさすりがんばっていました。

仕事があれば職場では 痛いなーなんて思いながらも、「ちょっと来てくれない?」と言われれば、「はーい。」と返事をしてすっくと立ち上がり、笑顔になって飛んでいっていました。

子供がいれば、PTAにだって行ったし、お弁当を作ったり、塾の送り迎え・・・。

ご主人のYシャツにアイロンをかけなくちゃ。

そんな風にいつもなら何とかやってきたのに、告知をされた途端に、悪い方にばかり考えてしまうんです。

もなみなんか、2年も3年も変だった時は平気だったくせに、ガンだと分かった日から、出血多量で倒れるんじゃないかとか 今このときにも転移しようとガンが手を伸ばしているんじゃないかとか、悪いことばかり考えていました。

あんなにほっておいたのだから、しかも病院が待ってくれといっているのだから、多分日々の進行はもののかずにはならないものなんです。客観的に見ればそうなのでしょう。

でも、こんな時に誰が何を言っても 無駄なんです。

これって、もなみが頑固だったからかもしれないけれど、でも、 前向きになろうと 気の持ちようだと思おうとしても どうしてもどうがんばっても 顔が引きつってしまうんです。

落ち込むなって言われたって、ガンだと告知されて、しかも具合の悪いところがあちこちに出現しているんです。

ガンになったこともないような人に 落ち込むな!気の持ちようだ!なんていわれたって 全然説得力ないです。そんな風に考えちゃっていました。

だから、もなみはあなたのことを励ましたいんだけれど、どう励まして良いのか 分からないんです。

もなみは、じっと貴女と待つことしかできないんです。

じっと、じっとあなたのそばにいて、例えばメールで話を聞いたりパソコンの前で貴女のことを考えたり って。

必ず、必ず、貴女は何か光を見つけられるはずだから、自分で前を向き始めるはずだから、その時をじっと貴女と一緒に待ちたいと思っています。

もし、誰かのホームページで素敵な出会いを見つけたら、

もし、誰かのお話で勇気や元気を見つけたら、

そうしたら、もなみに教えてね。

その時は、精一杯の力を込めて、貴女のがんばりを応援します。

後押し・・・・・・・・・・ポン、って。

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5 入院しているあなたへ

2018-12-23 05:05:05 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
今 このときに 病院に入院している友達がいます。

髪をショートにして 力強く立ち向かっている

生き方まるごとカッコイイ人

抗がん剤で大切な髪が抜けても じっとがんばってきて

最後の抗がん剤で くじけそうなのを一生懸命耐えようとしている人

告知された時は あんなに弱かったのに 

今日手術に向けて 前向きに入院していった人

そして、病院で入院しながら「赤い靴日記」を見てくれている貴女。

みんな みんなを 応援したい。



自分自身と向き合っている貴女の美しさを 

もなみは心から尊敬しています。



何もできないけれど、

心から貴女の治療が最大の効果を発揮してくれることを 祈っています。

貴女は精一杯のがんばりを もなみに見せてくれました。

そんな貴女のがんばりを応援しています。



後押し~~~ポン ☆ 

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6 すっかりがんを忘れて

2018-12-23 04:04:04 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
毎日毎日 いろんな事があって、もうすっかりガンだったことを忘れているもなみがいる。

4年半前には、子宮癌と診断されて、絶望の淵にいた。

「浸潤しています」と聞いたときから 全ての情報から耳をふさいで 自分の終焉ばかりをシュミレートしていた。



放射線と抗がん剤治療が効をなし、退院して2年半くらいたったときから やっと自分の病気に向き合うことができてきた。

それから、あらゆる本やNETで見て・調べて・読んで・・・。

改めて 癌という病気や自分の通ってきた道を見直すことができた。

生きることの大切さとか、自分の人生とか、意義のある生活とか。



仕事って言ったって、所詮契約社員で書いていくらの商売だし・・・。

書道って言ったって、小学校のお習字に毛が生えたくらいだし・・・。

これからは家族のため、人のためになる人生をおくらなくちゃ・・・。



なんて思っていたはずなのに。

気がついたら、ガンのことなんてすっかり忘れて、もう元の木阿弥。

社からどんどん来る仕事の依頼を 締め切りまで追われて、アタフタあたふたパソコンで執筆している。

家中仕事の書類ばかりで、散らかりっぱなし。

洗濯は溜まるし、食事は手抜き、掃除はダスキンでちょちょちょ。

書道展に出しても そこそこの賞しか取れなくて、それでもお稽古の日になると 小手先の練習でごまかしている。

あ~~~有意義な 人のためになる 美しい人生は どこに行っちゃったんだろう?



でも、



ひとつだけ、みんなに、ガンで苦しんでいる人に 悩んでいる人に 言えることがある。



浸潤とか、病期とか、ガンの大きさとか、マーカーの値とか、そういうもので計れないものがあるっていうこと。

こうやって4年経って すっかりガンを忘れて生活をしている日々が送れるということ。

本当は 転移とか 再発とか 後遺症とか 怖いんだけれど。

だからといって 毎日いつも四六時中怖いんじゃない。



仕事で叩きのめされたりする時は、もう、自分の力のなさばっかり悔やんでいるし。

スーパーで7時が近くなると、お刺身コーナーの半額シールのことばっかり考えている。

これで良いんだと思う。



ガンだからと言って いつまでも悩んでいてもしょうがない、だから普通の生活をしたい。



ガンであることの辛さ 悲しさも十分知っているから、一緒に共有してもらっていることもある 一緒に歩いているもなみもいる。



一緒に悩んで、そして、普通に歩いているもなみの姿も見て欲しい。



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7 グレーゾーンにいるあなたへ

2018-12-23 03:03:03 | ガンで訪ねてきてくれた貴女へ
なんだか調子が悪く、がんかもしれないと思って、病院に行こうかと思っているあなた。
あるいは、治療を終えているのになにか不都合なことが生じて、転移や再発の文字が頭をよぎっているあなた。

あなたの辛い思い わかります。

今もなみ自身が経験して、本当にあなたの辛さ痛みがわかったんです。

今までも 十分わかっていたつもりでした。



でも、ごめんね。

心のどこかで がんかも知れないというはがんじゃないんだから。99.・・・・・%の人は、通り過ぎて行ってしまう人なんじゃん。って思っていたのかもしれません。

本当は、グレーゾーンにも違う辛さがあるのにね。



がんかも知れないグレーゾーンは、漠然とした 混沌とした なんだか得体のしれない大きな恐怖感です。

あなたは、勇気をもって調べて欲しいです。そして必ず元気になった人のブログやホームページを見て欲しいです。きっと今までの知識だけで恐怖心を持つのは 今の医療の進歩にそぐわないことを知ってもらえると思います。

ただ、がんかも知れない人は がんではないかもしれない人だ ってことも考えてください.



「あ~がんでなくて良かった。」 そう、がんでなくて本当によかった。みんながあなたのホワイトを喜んでくれるはずです。
ですが、がん患者だった人は「やっぱり私はがん患者なんだ。」って思い知らされちゃうんです。

だから、お願い。少しの優しさを持っていてください。



それから、転移や再発かも知れないグレーゾーンは、なまじ治療のノウハウをかじり知っているだけに、今の生活を手放して あの治療の日々に戻るかもしれない憂鬱を感じているのではないでしょうか。
世の中には、転移・再発したら後がないみたいな 前近代的な考えかたがまだあるようだし。

あなたは、そんな旧態依然の前近代的な考えは拭い去らなくてはなりません。だって、転移なのか再発なのか 新たな原発がんなのかは知りませんが、次の治療から5年を経て、完治と言われた人がたくさんいるんです。

もなみの父もその一人です。ここに元気にしている証人がいるんだから。



とは言っても、こんな時はとかく悪いことばかり考えてしまいがちです。

結果を聞きに行く前日は、12時にお布団に入っても眠れない。1時になり 2時がすぎ 寝返りを打ったり トイレに行ったり 3時の時計を見ても一向に睡魔がやって来ない。

.そして、いつ寝入ったのか はっと気がつくと 朝6時になっていて、もう起きなくてはいけない。

何を食べても美味しくない。何も美しくない。何も心地よくない。そんな時間をたった一人で孤独に過ごしている あなたの辛さ痛み 。

そんな時は、思い出してください。

今グレーゾーンにいるお友達が いることを。

お友達は あなたと同じ辛さをかかえ、自分自身と重ね合わせて心からあなたのホワイトを信じています。

一人では辛くて痛くて重いかも知れないけれど、一緒に願う人がいれば 乗り越えるのが少し楽に感じられるはず。



今、同じ経験をして、本当にあなたと同じ心の痛みを知ったから、もなみが心からあなたを応援しています。

一緒に歩こう ぽん。


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